Eclipseの「ソース」メニューとは?便利な自動コード生成・整形機能を解説!

こんにちは。ゆうせいです。
今回は、Eclipseの上部メニューにある「ソース(Source)」メニューについて紹介します。これはJavaなどのプログラムを書くときに、コードを自動で補完したり、整形したり、簡単に編集できる機能が集まっているメニューです。
ちょっと難しそうに見えるかもしれませんが、実はこれ、新人エンジニアこそ積極的に使うべき機能なんです!
「ソース」メニューでできる主なこと
コードの自動整形(Format)
- 操作方法:メニュー「ソース」→「整形(Format)」または
Ctrl + Shift + F
- 何が起きる?:インデント(字下げ)やスペース、改行などが自動できれいに整えられます
- メリット:見た目が統一され、可読性が大幅にアップ!
例えるなら、手書きのレポートをWordで美しく整形してくれるイメージ。
セッター/ゲッターの自動生成(Generate Getters and Setters)
- 操作方法:「ソース」→「ゲッターおよびセッターの生成」
- 使いどころ:クラスのフィールド(例:
private String name;
)に対して、アクセス用のgetName()
やsetName()
を自動生成! - メリット:手で書く手間が激減し、間違いも減る
コンストラクタの生成(Generate Constructor using Fields)
- 操作方法:「ソース」→「フィールドを使用してコンストラクターを生成」
- 説明:指定したフィールドを引数に取るコンストラクターを自動で作成してくれます
- 例:
public Person(String name, int age) {
this.name = name;
this.age = age;
}
オーバーライド/実装メソッドの生成(Override/Implement Methods)
- 操作方法:「ソース」→「メソッドのオーバーライド/実装」
- 対象:抽象クラスやインターフェースを継承・実装するとき
- 効果:必要なメソッドのスケルトンを自動で用意してくれる
ローカル変数からフィールドの作成(Create Field from Local Variable)
- 操作方法:「ソース」→「ローカル変数からフィールドを作成」
- 用途:メソッド内の変数をクラスのフィールドに昇格したいとき
- メリット:クラス全体でその変数を共有できるようになる
よく使うソース機能まとめ表
機能名 | 操作 | 主な用途 | ショートカット |
---|---|---|---|
整形(Format) | Ctrl + Shift + F | コードの見た目を統一 | あり |
ゲッター/セッター生成 | メニュー選択 | フィールドへのアクセス用メソッド | なし |
コンストラクター生成 | メニュー選択 | フィールド初期化 | なし |
オーバーライド/実装 | メニュー選択 | 抽象メソッドの実装 | なし |
フィールド昇格 | メニュー選択 | ローカル変数をクラス変数に | なし |
「ソース」機能を使いこなすとどうなる?
- 生産性が爆上がりします!
- 毎回手書きしていたコードが一瞬で出てくる
- コードの品質が安定します!
- Eclipseの整形ルールでフォーマットされるので、チームの書き方が統一されやすい
- バグが減ります!
- 手入力よりもEclipseに任せた方がミスが少ない!
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投稿者プロフィール

- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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