研修講師の「声」は命!乾燥から喉を守る、加湿器の賢い選び方と活用術

こんにちは。ゆうせいです。

研修講師の皆さん、日々の業務、本当にお疲れ様です。

特に、長時間話し続ける皆さんにとって、一番の「商売道具」は何でしょうか?

そう、それは間違いなく「声」ですよね。

魅力的なコンテンツ、素晴らしいスライド。それらを届ける最後の砦は、あなたの「声」です。

さて、特に空気が乾燥する季節、こんな経験はありませんか?

「朝起きたら、なんだか喉がイガイガする…」

「研修の後半、声がかすれてきて力が入らない…」

その不調、もしかしたら「乾燥」が原因かもしれません。

今日は、研修講師の大切な喉を守るための、最強のパートナー「加湿器」について、徹底的にお話しします!

なぜ、研修講師は「乾燥」を恐れるべきなのか?

「空気が乾燥していると、喉に悪い」

これは、皆さんなんとなくご存知ですよね。

では、なぜ悪いのか、そのメカニズムを考えたことはありますか?

私たちの喉の粘膜は、普段、適度な水分(粘液)で覆われています。

この粘液が、まるで「バリア」のように働いて、空気中のホコリやウイルス、細菌などが体内に侵入するのを防いでくれているんです。

しかし、空気が乾燥すると、この大切なバリアである粘液も乾いてしまいます。

バリア機能が低下すると、どうなるでしょう?

  • 喉が直接ダメージを受けやすくなり、炎症(イガイガや痛み)が起こる。
  • 声帯(声を出すためのヒダ)の潤滑がうまくいかず、声が枯れやすくなる。
  • ウイルスなどが侵入しやすくなり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。

特に研修会場は、広い空間を暖めるためにエアコンがフル稼働していることが多いですよね。

エアコンの温風は、空気を温めるのと引き換えに、空気中の水分を奪っていきます。

冬場の締め切った研修会場は、まさに「砂漠」のような状態になっているかもしれないのです!

研修講師が乾燥を恐れるべき理由、お分かりいただけましたか?

知っているようで知らない「加湿器」の基本

そこで登場するのが「加湿器」です。

加湿器とは、その名の通り、室内の空気に水分を補給して、「湿度(しつど)」を上げてくれる機械のことです。

「湿度」というのは、空気中にどれくらい水分が含まれているかを示す割合のこと。

一般的に、健康に良いとされている湿度は40%~60%と言われています。

しかし、冬場のエアコンが効いた部屋では、湿度が20%台にまで落ち込むことも珍しくありません。

これでは、喉のバリア機能はひとたまりもありませんよね。

加湿器は、この危険な「乾燥状態」を、「快適な潤い状態」に変えてくれる、まさに講師の救世主なんです。

どの加湿器を選べばいい? 4つのタイプを徹底比較!

「よし、加湿器を買おう!」と思っても、お店に行くとたくさんの種類があって迷ってしまいますよね。

加湿器には、大きく分けて4つの「加湿方式」があります。

それぞれのメリットとデメリットを、しっかり理解して選びましょう!

ここでは、それぞれの特徴を表にまとめてみますね。

方式仕組み(例え)メリットデメリットこんな講師におすすめ
スチーム式ヤカンでお湯を沸かすイメージ・加湿力が非常に高い
・お湯を沸かすので衛生的(雑菌が繁殖しにくい)
・消費電力が高め(電気代がかかる)
・吹き出し口が熱くなるので注意が必要
・とにかくパワフルに加湿したい!
・衛生面を最重要視する人
気化式濡れタオルに風を当てるイメージ・消費電力が安い(電気代が◎)
・蒸気が熱くならないので安全
・加湿力はスチーム式よりマイルド
・定期的なフィルター掃除や交換が必要
・寝室などで、夜通し安全に使いたい人
・電気代を節約したい人
超音波式霧吹きで霧を出すイメージ・デザインがおしゃれな機種が多い
・静かなものが多い
・消費電力が安い
・こまめな清掃が必須!(最重要)
(タンク内の雑菌も霧と一緒に放出する危険性)
・デザイン性を重視したい人
・毎日必ず掃除できるマメな人
ハイブリッド式気化式 + ヒーターなど・両方の良いとこ取り(効率よく加湿)
・気化式の弱点(寒さ)をヒーターで補うなど
・本体価格が比較的高価になりがち
・構造が複雑な分、お手入れも複雑な場合が
・価格は高くても、性能と効率を両立させたい人

どれが良いか、一概には言えません。

例えば、リビングなど広い部屋で素早く加湿したいなら「スチーム式」、寝室で静かに使いたいなら「気化式」や「ハイブリッド式(気化式ベース)」が選ばれることが多いですよ。

最大の注意点! 加湿器は「掃除」が命です

ここで、声を大にして言いたいことがあります!

それは、「加湿器は、お手入れが何よりも重要」だということです。

特に「超音波式」で触れましたが、これは他の方式でも同じです。

加湿器は「水」を扱う機械。

お手入れを怠ると、水タンクやフィルター内部で、カビや雑菌が繁殖してしまう可能性があります。

想像してみてください…。

雑菌まみれの水を、霧や蒸気にして部屋中にまき散らしている姿を。

喉を守るためどころか、逆に健康を害してしまう「加湿器病」の原因にもなりかねません!

「そんな面倒な…」と思いましたか?

でも、あなたの「声」を守るためです。

  • タンクの水は毎日替える!
  • 週に一度は、タンク内やフィルターを掃除する!

これを「ルーティン」にしてください。

「歯磨き」と同じくらい、当たり前の習慣にしてしまいましょう!

まとめ:湿度を制する講師は、研修を制す

研修講師にとって、「喉のコンディション」は、そのまま「研修の質」に直結します。

受講生に最高の学びを届けるためにも、まずはご自身の「商売道具」を最高の状態に保つことが、プロとしての責務ではないでしょうか。

加湿器は、そのための最も強力で、最も身近なパートナーです。

さあ、今日から何を始めますか?

まずは、あなたの仕事部屋や寝室に「湿度計」を置いてみてください。

今、自分がどれだけ乾燥した環境にいるのかを「知る」こと。それが第一歩です。

そして、ご自身の環境やライフスタイルに合った加湿器を選び、正しく使いこなしてください。

潤いのある空気が、あなたの喉を守り、明日からの研修パフォーマンスをさらに引き上げてくれるはずです。

あなたの素晴らしい声が、いつまでも受講生の心に響き続けますように。

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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