講師の魂を揺さぶる!教えるプロとして心に刻みたい11の名言
こんにちは。ゆうせいです。
教壇に立つとき、あるいは研修の冒頭でマイクを握るとき、皆さんはどのような想いを胸に秘めていますか。
人に何かを伝えるという行為は、とても尊いものであると同時に、時に「本当に伝わっているのだろうか」という不安との戦いでもありますよね。
今日は、歴史に名を残した賢人たちの言葉を借りて、講師としてのあり方を見つめ直してみましょう。
これらの言葉は、技術的なテクニック以上に、私たちが忘れてはならない本質を教えてくれます。
教えることは自らを高める旅
まずは、教える側の視点に立った格言からご紹介します。
- 人に教えることは、自分の理解を最も深める行為である(セネカ)
- 教えることは、学びをもう一度やり直すことである(ジョセフ・ジュベール)
皆さんも、誰かに説明しようとして、自分がいかにその内容を曖昧に理解していたかに気づかされた経験はありませんか。
これを専門用語でラーニング・ピラミッドといいます。
これは、学習定着率をピラミッド状の図で表した理論のことです。
ただ講義を聴くだけの受講生よりも、実際に他人に教えるというアウトプットを行った人の方が、知識の定着率が圧倒的に高くなることを示しています。
いわば、講師という役回りは、その場にいる誰よりも自分自身を成長させてくれる特等席なのです。
受講生の心に火を灯す
次に、教育の目的そのものを問い直す言葉を見ていきましょう。
- 教育とは、知識を与えることではなく、学びへの情熱に火を灯すことである(ウィリアム・バトラー・イェイツ)
- 優れた教師とは、答えを示す者ではなく、問いを通して考えさせる者である(ソクラテス)
私たちはついつい、情報の詰め込み(デリバリー)に必死になりがちです。
しかし、講師の真の役割はファシリテーションにあります。
ファシリテーションとは、集団の活動をスムーズに進め、成果を最大化させるための支援技術のことです。
水が溜まったバケツにさらに水を注ぐのではなく、乾いた薪に火をつけ、自ら燃え上がるのを助けるようなイメージを持ってください。
あなたは答えを教える機械になっていませんか。受講生が自ら考え始めるような問いを投げかけていますか。
行動が変わらなければ意味がない
知識を得るだけで満足してしまっては、研修としての価値は半減してしまいます。
- 人は聞くだけでは忘れ、見て覚え、実際に行うことで本当に理解する(荀子)
- 教育の最終的な目的は、知識を得ることではなく、行動へとつなげることである(ハーバート・スペンサー)
ここでのキーワードは、エクスペリエンシャル・ラーニング(経験学習)です。
頭で理解する概念的な知識(概念化)と、実際に身体を動かして体験すること(実践)を結びつけるプロセスを指します。
例えば、自転車の乗り方を本で100回読むよりも、1回実際にまたがって転んでみるほうが、はるかに多くのことを学びますよね。
研修の設計において、いかに実技やワークショップを取り入れ、現場での行動変容を促せるかが、プロ講師の腕の見せどころです。
伝わらないのは誰の責任か
最も身につまされる言葉かもしれません。
- 相手が理解できていないとすれば、伝え方を改善すべきなのは話し手である(デール・カーネギー)
- 真に理解している人は、複雑なことを簡潔に説明できる(アルベルト・アインシュタイン)
どれほど素晴らしい理論であっても、相手に届かなければ存在しないのと同じです。
専門用語をそのまま並べるのは、講師の自己満足に過ぎません。
これを防ぐためには、アナロジーという手法が有効です。
これは、新しい概念を説明する際に、相手がすでによく知っている別の事柄に例えて説明する手法です。
難しい数式を教えるときに、それを「お菓子の分け方」に例えるような工夫ですね。
「自分の説明は、中学生や高校生が聞いてもワクワクする内容だろうか」と常に自問自答してみてください。
講師の心得:メリットとデメリット
こうした格言を指針にすることには、明確な利点と注意点があります。
| 項目 | 具体的な内容 |
| メリット | 自分の軸がぶれなくなり、受講生との信頼関係が深まる。小手先のテクニックに頼らない本質的な指導ができる。 |
| デメリット | 理想を追い求めすぎて、自分を追い込んでしまうことがある。また、相手のレベルを無視して精神論だけで語ってしまうリスクがある。 |
大切なのは、これらの言葉を武器にして相手を屈服させることではなく、自分自身の立ち居振る舞いを正す鏡にすることです。
本質は「引き出す」ことにある
最後は、この言葉で締めくくりましょう。
人に何かを教えることは出来ない。ただ、その人の中にあるものを引き出すだけである。
― ガリレオ・ガリレイ
教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実に向き合うことである(ルイ・アラゴン)という言葉の通り、講師と受講生は、共に真理を探究するパートナーなのです。
今後の学習の指針として、まずは今回ご紹介した格言の中から、自分の胸に最も響いたものを一つ選んでみてください。
そして、次回の登壇時に、その言葉を意識した一言をプログラムに組み込んでみましょう。
言葉が変われば、意識が変わり、受講生の表情も必ず変わります。
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投稿者プロフィール
- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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学生時代は趣味と実益を兼ねてリゾートバイトにいそしむ。長野県白馬村に始まり、志賀高原でのスキーインストラクター、沖縄石垣島、北海道トマム。高じてオーストラリアのゴールドコーストでツアーガイドなど。現在は野菜作りにはまっている。