【新人研修】Java開発環境構築手順書|JDK・VS Codeのインストールから実行まで
こんにちは。ゆうせいです。
今回は、新人研修で使えるように「Javaの開発環境を構築する方法」を手順書形式で解説します。
初めて環境構築をする方でも作業できるように、パソコンの確認からJDKのインストール、環境変数の設定、Visual Studio Codeの準備、最後の動作確認まで順番に進めていきます。
環境構築では、入力する文字を1文字間違えるだけでJavaが動かなくなる場合があります。
特に「JAVA_HOME」や「Path」の設定では入力ミスが起きやすいため、画面を確認しながらゆっくり進めてください!
この手順書で行うこと
今回のゴールは、次の状態にすることです。
- 使用しているWindowsパソコンの種類を確認する
- JDKをインストールする
- JAVA_HOMEを設定する
- Pathを設定する
- Javaが動くかコマンドプロンプトで確認する
- Visual Studio Codeをインストールする
- Visual Studio Codeを日本語化する
- Java用の拡張機能をインストールする
- Javaプロジェクトを作成する
- Hello Worldを実行する
最後まで正常に進められれば、Javaプログラムを作成して実行できる環境が完成します。
1. パソコンのシステム種類を確認する
最初に、自分のパソコンがどの種類のCPUを使用しているか確認します。
JDKやVisual Studio Codeをダウンロードするときには、パソコンに合ったバージョンを選択する必要があるためです。
手順1:スタートメニューを開く
Windowsのスタートメニューを開きます。
検索欄に、
システム
と入力してください。
検索結果に「システム」または「システム情報」に関係する項目が表示されたら開きます。
【スクリーンショット1:Windowsのスタートメニューで「システム」と検索している画面】
手順2:システムの種類を確認する
画面の中から「システムの種類」を確認してください。
主に次のような種類があります。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| x64 | 一般的なIntel・AMD系の64ビットパソコン |
| ARM64 | ARM系CPUを搭載したWindowsパソコン |
たとえば、
x64 ベース プロセッサ
と表示されている場合は、以降のダウンロード画面で「x64」を選択します。
ARM64と表示されている場合は「ARM64」を選びましょう。
自分の環境が確認できたら、画面を閉じて構いません。
【スクリーンショット2:「システムの種類」を確認する画面】
2. JDKをダウンロードする
続いて、Javaを使うためにJDKをインストールします。
JDKは「Java Development Kit」の略です。
簡単に説明すると、Javaのプログラムを作ったり、プログラムを実行できる形に変換したりするために必要な開発ツールのセットです。
料理にたとえるなら、Javaという料理を作るための「包丁・まな板・鍋などが入った調理セット」のようなものだと考えてください。
手順1:ブラウザを開く
Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザを開きます。
検索欄に、
JDK Oracle
と入力して検索します。
Oracle公式のJava Downloadsページを開いてください。
手順2:OSを選択する
Javaのダウンロードページには、
・Linux
・macOS
・Windows
などの選択肢があります。
Windowsを使用している場合は「Windows」を選択します。
【スクリーンショット3:OracleのJava Downloads画面でWindowsを選択しているところ】
手順3:パソコンに合ったJDKを選択する
先ほど確認したパソコンの種類に合わせてダウンロードするファイルを選びます。
x64環境ならx64用、ARM64環境ならARM64に対応したJDKを選択してください。
研修で指定されたJDKのバージョンがある場合は、必ず指定されたバージョンを使用しましょう。
バージョン番号は時期によって変わるため、「数字が違うから失敗」というわけではありません。
3. JDKをインストールする
JDKのインストーラーをダウンロードしたら実行します。
手順1:インストーラーを起動する
ダウンロードしたJDKのインストーラーをダブルクリックします。
セットアップ画面が表示されたら「次へ」をクリックしてください。
【スクリーンショット4:JDKセットアップ画面】
手順2:インストール先を確認する
インストール先を選択する画面が表示されます。
特別な指示がない場合は変更せず、そのまま進めて問題ありません。
ただし、表示されているインストール先のパスは確認しておきましょう。
例:
C:\Program Files\Java\jdk-XX
「XX」の部分には、インストールしたJDKのバージョン番号が入ります。
あとで環境変数を設定するときに使用する重要な場所です。
メモしておくと安心ですよ!
【スクリーンショット5:JDKのインストール先を確認する画面】
インストールが完了したら「閉じる」をクリックします。
4. 環境変数JAVA_HOMEを設定する
JDKをインストールしただけでは、Windowsや一部の開発ツールがJDKの場所を正しく認識できない場合があります。
そこで「環境変数」を設定します。
環境変数とは、Windowsやアプリケーションに対して、
「Javaはここにありますよ」
と場所を教えるための設定だと考えると分かりやすいでしょう。
手順1:システム環境変数を開く
スタートメニューを開き、
システム環境変数
と検索します。
「システム環境変数の編集」をクリックしてください。
【スクリーンショット6:「システム環境変数の編集」を検索している画面】
手順2:環境変数を開く
「システムのプロパティ」という画面が表示されます。
画面右下付近にある「環境変数」をクリックしてください。
手順3:システム環境変数を新規作成する
環境変数の画面は、上下2つに分かれています。
上側が「ユーザー環境変数」、下側が「システム環境変数」です。
今回は下側の「システム環境変数」で「新規」をクリックします。
【スクリーンショット7:環境変数画面の「新規」をクリックする位置】
手順4:JAVA_HOMEを入力する
入力欄が2つ表示されます。
変数名には、
JAVA_HOME
と入力します。
すべて大文字です。
アンダースコア「_」も忘れないでください。
変数値には、JDKをインストールしたフォルダを指定します。
例:
C:\Program Files\Java\jdk-XX
JDKのバージョンが25なら、たとえば次のようになります。
C:\Program Files\Java\jdk-25
重要なのは「自分が実際にインストールしたJDKのフォルダを指定する」という点です。
【スクリーンショット8:JAVA_HOMEを設定している画面】
入力できたら、スペルとフォルダをもう一度確認してから「OK」をクリックしてください。
5. Pathを設定する
続いて「Path」を設定します。
一般的に「パスを通す」と呼ばれる作業です。
Pathを設定すると、コマンドプロンプトなどからJavaのコマンドを呼び出しやすくなります。
たとえば学校の中に図書館があっても、案内板がなければ初めて来た人は場所が分かりませんよね。
Pathは、Windowsに対して「Javaを使いたいなら、この場所を探してください」と案内板を設置するような設定です。
手順1:Pathを選択する
先ほどの「システム環境変数」の一覧から、
Path
を探します。
Pathを選択した状態で「編集」をクリックしてください。
手順2:新しいPathを追加する
右側にある「新規」をクリックします。
新しい入力欄が表示されたら、次の内容を入力してください。
%JAVA_HOME%\bin
日本語環境のWindowsでは、バックスラッシュが「¥」のように表示される場合があります。
表示上「¥」に見えても問題ありません。
【スクリーンショット9:Pathに「%JAVA_HOME%\bin」を追加している画面】
入力できたら「OK」をクリックします。
残っている画面についても「OK」をクリックして閉じてください。
6. Javaが正しくインストールできたか確認する
環境変数の設定が終わったら、Javaが使えるか確認します。
手順1:コマンドプロンプトを開く
スタートメニューを開き、
cmd
と入力します。
「コマンドプロンプト」をクリックしてください。
手順2:Javaコンパイラのバージョンを確認する
コマンドプロンプトに次の内容を入力します。
javac -version
入力したらEnterキーを押してください。
たとえば、
javac 25
など、自分がインストールしたJDKのバージョンが表示されれば成功です。
【スクリーンショット10:「javac -version」の実行結果】
エラーが表示された場合
「javac は内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていません」などのエラーが表示された場合は、環境変数の設定を確認します。
特に確認してほしいのは次の3点です。
・JAVA_HOMEのスペルが正しいか
・JAVA_HOMEが実際のJDKフォルダを指しているか
・Pathに「%JAVA_HOME%\bin」が登録されているか
環境構築では、1文字のスペルミスが原因になるケースが非常に多いです。
焦らず確認しましょう!
7. Visual Studio Codeをインストールする
Javaを使える状態になったら、プログラムを書くためのコードエディターを準備します。
今回使用するのは「Visual Studio Code」です。
一般的には「VS Code」と呼ばれています。
VS Codeは、プログラムを書くための高機能なテキストエディターです。
普通のメモ帳が「ノート」だとすると、VS Codeはプログラミング専用の便利な機能がたくさん付いた「高性能なノート」のようなものだと考えてください。
手順1:VS Codeを検索する
ブラウザで、
Visual Studio Code
と検索します。
Microsoftの公式サイトを開いてください。
手順2:Windows版をダウンロードする
「Download」からWindows版を選択します。
パソコンの種類に応じて、x64またはARM64など適切なものを選びましょう。
【スクリーンショット11:VS Codeのダウンロード画面】
8. Visual Studio Codeをインストールする
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
使用許諾契約が表示されたら内容を確認して同意し、「次へ」をクリックしてください。
インストール先は、会社や研修担当者から特別な指定がなければ初期設定のままで問題ありません。
追加タスクを選択する
途中で追加タスクを選択する画面が表示されます。
必要に応じて、
・デスクトップ上にアイコンを作成する
・右クリックメニューからVS Codeで開けるようにする
・PATHに追加する
などを設定します。
設定したら「次へ」をクリックし、最後に「インストール」を実行してください。
インストール完了後、「Visual Studio Codeを実行する」にチェックが入っていれば、そのまま「完了」をクリックします。
9. Visual Studio Codeを日本語化する
VS Codeを起動すると、最初は英語表示になっている場合があります。
英語のまま使用しても問題ありませんが、新人研修では日本語化しておくと操作しやすいでしょう。
手順1:拡張機能を開く
画面左側にある「Extensions」のアイコンをクリックします。
四角形が組み合わさったようなアイコンです。
手順2:Japanese Language Packを検索する
検索欄に、
Japanese
と入力します。
「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を選択して「Install」をクリックしてください。
インストール後、表示言語を変更してVS Codeを再起動します。
再起動後、日本語表示になっていれば成功です。
10. Java用の拡張機能をインストールする
VS CodeでJavaを快適に使用するために、Java用の拡張機能をインストールします。
左側の「拡張機能」を開き、検索欄に、
Extension Pack for Java
と入力してください。
Microsoftが提供している「Extension Pack for Java」を選択し、「インストール」をクリックします。
Extension Packとは、関連する複数の拡張機能をまとめたパッケージです。
1本ずつ鉛筆を買うのではなく、「文房具セット」をまとめて購入するイメージに近いですね。
11. VS CodeがJDKを認識しているか確認する
Java用拡張機能をインストールしたら、VS CodeがJDKを正しく認識しているか確認します。
キーボードで、
Ctrl + Shift + P
を押してください。
画面上部に「コマンドパレット」が表示されます。
検索欄に、
Java: Configure Java Runtime
と入力します。
表示された項目を選択し、インストールしたJDKが認識されているか確認してください。
JDKが表示されていれば、基本的な設定は完了です。
12. Javaプロジェクトを作成する
最後にJavaプロジェクトを作成して、実際にプログラムが動くか確認します。
手順1:コマンドパレットを開く
Ctrl + Shift + P
を押します。
検索欄に、
Java: Create Java Project
と入力してください。
「Java: Create Java Project」を選択します。
手順2:No Build Toolsを選択する
いくつか選択肢が表示されたら、
No Build Tools
を選択します。
Build Toolとは、プログラムのビルドやライブラリ管理などを自動化するツールです。
今回はJavaを動かせるか確認することが目的なので、No Build Toolsで問題ありません。
手順3:プロジェクトの保存場所を決める
プロジェクトを保存する場所を選択します。
研修では、分かりやすいようにデスクトップでも構いません。
保存場所を選択したら「Select the project location」をクリックします。
手順4:プロジェクト名を入力する
プロジェクト名を入力します。
例:
FirstJavaProject
入力したらEnterキーを押してください。
Javaプロジェクトが作成されます。
13. Hello Worldを実行する
作成したプロジェクトを確認しましょう。
VS Code左側のExplorerに、
src
というフォルダがあります。
srcは「source」の略で、プログラムのソースコードを保存する場所です。
srcを開くと、
App.java
などのJavaファイルが作成されています。
App.javaをダブルクリックして開いてください。
プログラムを実行する
画面右上付近にある三角形の再生ボタン、または「Run Java」をクリックします。
初回実行時に権限などを聞かれた場合は、内容を確認して許可してください。
画面下部のターミナルに、
Hello, World!
などの文字が表示されれば成功です!
Javaの開発環境が正しく構築されています。
14. うまくいかないときのチェックポイント
環境構築でエラーが発生した場合は、次の項目を確認してください。
JAVA_HOME
変数名が、
JAVA_HOME
になっていますか?
JavaHomeやJAVA-HOMEではありません。
アンダースコアを使います。
JDKのフォルダ
JAVA_HOMEに指定している場所に、実際にJDKのフォルダがありますか?
例:
C:\Program Files\Java\jdk-25
存在しないフォルダを設定してもJavaは動きません。
Path
Pathに、
%JAVA_HOME%\bin
が登録されていますか?
「bin」を付け忘れていないか確認しましょう。
コマンド
確認コマンドは、
javac -version
です。
「javac」と「-version」の間には半角スペースを1つ入れます。
設定後に開き直したか
環境変数を変更する前からコマンドプロンプトやVS Codeを開いていた場合、新しい設定が反映されていないことがあります。
一度閉じてから、もう一度起動して確認してください。
15. 新人研修で特に覚えてほしいポイント
今回の環境構築では、すべての操作を暗記する必要はありません。
特に覚えてほしいのは、次の考え方です。
「Javaを使うにはJDKが必要」
「WindowsにJDKの場所を伝えるために環境変数を設定する」
「Pathを通すとコマンドからJavaを呼び出せる」
「VS CodeにJava用の拡張機能を追加するとJava開発がしやすくなる」
この4点を理解しておけば、将来別のパソコンで環境構築するときにも応用できます。
まとめ
お疲れさまでした!
今回の手順では、Java開発を始めるために必要な環境を一から準備しました。
パソコンの種類を確認し、JDKをインストールして、JAVA_HOMEとPathを設定しました。
その後、Visual Studio CodeとJava用の拡張機能をインストールし、最後にJavaプロジェクトを作成してHello Worldを実行しています。
環境構築で一番多い失敗は、スペルやパスの入力ミスです。
動かないからといって、すぐにすべてをインストールし直す必要はありません。
まず、
JAVA_HOMEは正しいか?
Pathは正しいか?
JDKのフォルダは存在するか?
javac -versionは実行できるか?
という順番で確認してください。
原因を一つずつ切り分ける習慣は、実際の開発現場でも非常に重要です。
環境構築が完了した今、いよいよ本格的なJavaプログラミングのスタートです!
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