023-オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値あり-引数なし【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法
ユーチューブ動画
メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説します。
ソースコード
public class BasicClass {
public static void main(String[] args) {
Product product1 = new Product();
System.out.println(product1.getProductName());
}
}
class Product {
private String productName;
public String getProductName() {
return this.productName;
}
}解説
メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説します。
メソッドは、複数の処理を一つにまとめることができる文法です。
何度も同じ処理を記述するよりも、一カ所にまとめて記述したほうが効率がよいですし、メンテナンスもしやすくなります。
ここでは、戻り値あり-引数なしのパターンを解説します。
サンプルコードを確認しましょう。
メソッドを作成するときには、アクセス修飾子、戻り値、メソッドの名前、引数のリストを記述し、メソッドの処理を中括弧で囲みます。
戻り値は、メソッドの呼び出し側に返すの値のことです。
戻り値が必要な場合は、必ずメソッドの処理の中で、return文を記述します。
Return文で文字列を返すのであれば、戻り値の型はStringになります。
このgetProductNameメソッドでは、メンバ変数の値を返却するので、
this.productNameとしています。
メンバ変数のデータの型はStringですから、
戻り値の型もStringになります。
Mainメソッドを持つBasicClassを確認しましょう。
Productクラスのインスタンスが作成されています。
Product1というインスタンスからgetProductNameメソッドを呼び出しています。
すると、return文で記述された内容が返却されます。
それをSystem.out.printlnメソッドで出力しています。
結果はnullになります。
nullは空という意味です。
メンバ変数に何も入っていないときに、String型の変数にはnullという特別な値が入ります。
ワンポイントとして、覚えておくとよいでしょう。
こちらの動画でnullを解説しています。
メソッドにおいて、戻り値を作成するときは、return文をつけること、戻り値の型を合わせることを忘れないようにしましょう。
以上、メソッドの作成-戻り値あり-引数なしについて解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。
投稿者プロフィール
- 代表取締役
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
学生時代は趣味と実益を兼ねてリゾートバイトにいそしむ。長野県白馬村に始まり、志賀高原でのスキーインストラクター、沖縄石垣島、北海道トマム。高じてオーストラリアのゴールドコーストでツアーガイドなど。現在は野菜作りにはまっている。
最新の投稿
山崎講師2025年12月30日【Python】連立方程式を一瞬で解く!掃き出し法の仕組みと実装をわかりやすく解説
山崎講師2025年12月30日【新人エンジニア向け】「解なし」の正体を見破る。行列式と「面積」の意外な関係
山崎講師2025年12月30日【新人エンジニア向け】連立方程式をプログラムのように解く!「逆行列」と「掃き出し法」
山崎講師2025年12月30日【新人エンジニア向け】暗記は不要!「行列の掛け算」のルールを5分でマスターする