「仮定法」について
こんにちは。ゆうせいです。
今日は「仮定法」についてお話しします!英語を学ぶ中で「もし〇〇だったら」という言い回しをよく使いますよね。これを表現するのが仮定法です。でも、仮定法にはいくつか種類があり、状況によって使い分ける必要があります。一緒にわかりやすく整理していきましょう!
仮定法とは?
仮定法は、現実ではない状況を仮定して話すときに使う文法です。たとえば、「もしお金がもっとあったら旅行に行くのに」とか、「もしあの時違う選択をしていたら人生が変わっていたかもしれない」といった内容ですね。
現実と違う話をするので、動詞の時制が少し変わるのが特徴です。以下のようにいくつかのパターンがあります。
仮定法の種類
1. 仮定法現在(あまり使わないが存在する)
仮定法現在は「〇〇すべきだ」という強い要求や提案を表すときに使います。主にフォーマルな表現で使われます。
例文
- I suggest that he study more.
(彼がもっと勉強すべきだと提案します。)
この文では「he study」と、動詞が原形になります。「suggest, insist, demand」など特定の動詞に使われる特殊な形です。
2. 仮定法過去(現在の非現実的な仮定)
仮定法過去は、現在の事実とは違う仮定を表すときに使います。「もし〜だったら、今はこうなのに」という意味ですね。
形
- If + 主語 + 過去形動詞, 主語 + would/could/might + 動詞の原形
例文
- If I had a car, I would drive to work.
(もし車を持っていたら、車で仕事に行くのに。)
→ 実際は車を持っていない。 - If she were rich, she could buy a mansion.
(もし彼女が金持ちだったら、大きな家を買えるのに。)
→ 実際はお金持ちではない。
ポイント
- 主語が「I, he, she」であっても「were」を使います。文法的に正しい形ですが、日常会話では「was」もよく使われます。
3. 仮定法過去完了(過去の非現実的な仮定)
仮定法過去完了は、過去の出来事が違っていたら、どうなっていたかを仮定する表現です。「もしあの時〇〇していたら、今頃こうだったかもしれない」というニュアンスですね。
形
- If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would/could/might + have + 過去分詞
例文
- If I had studied harder, I would have passed the exam.
(もっと勉強していたら、試験に合格していただろうに。)
→ 実際は勉強せず、試験に落ちた。 - If she had called me, I could have helped her.
(もし彼女が私に電話をしていたら、助けることができただろう。)
→ 実際は電話がなかった。
4. 混合仮定法(過去と現在の非現実を混ぜる)
現実では過去の出来事が現在に影響を与えている場合、過去完了形と仮定法過去を組み合わせた表現が使われます。
形
- If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would/could/might + 動詞の原形
例文
- If I had taken that job, I would be rich now.
(あの仕事を受けていたら、今ごろお金持ちになっているのに。)
→ 実際はあの仕事を受けていないし、お金持ちではない。
仮定法を整理した表
種類 | 用法 | 形 | 例文 |
---|---|---|---|
仮定法現在 | 提案や要求を表す | 動詞の原形 | I suggest that he study. |
仮定法過去 | 現在の事実と異なる仮定 | If + 過去形, would + 原形 | If I were rich, I would buy a car. |
仮定法過去完了 | 過去の事実と異なる仮定 | If + had + 過去分詞, would have + 過去分詞 | If I had studied, I would have passed the exam. |
混合仮定法 | 過去の事実が現在に影響を与える仮定 | If + had + 過去分詞, would + 原形 | If I had taken that job, I would be rich now. |
仮定法を覚えるコツ
- 「現実と違う」と意識する
- 現在の仮定なら過去形、過去の仮定なら過去完了形、と覚えるとスムーズです。
- 例文を声に出して練習する
- 仮定法はよく使うフレーズを覚えてしまうのが近道!たとえば:
- If I were you, I would…(もし私があなただったら、〇〇するのに。)
- 状況をイメージする
- 自分の日常に当てはめて使ってみると、文法が頭に入りやすくなりますよ。
いかがでしたか?仮定法は最初は少し難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればとても便利です!次は仮定法を使った会話やエッセイの例なども挑戦してみましょうね。
投稿者プロフィール
-
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
最新の投稿
- 全ての社員2024年11月15日強調構文(It is ~ that…)
- 全ての社員2024年11月15日受動態(受け身)
- 全ての社員2024年11月15日「比較級」と「最上級」の使い方
- 全ての社員2024年11月15日間接疑問文