「Trello(トレロ)」を新人エンジニア向けに解説

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、新人エンジニア向けに 「Trello(トレロ)」 について解説します!Trelloは、プロジェクト管理ツールの中でも特に シンプルで直感的に使える ことで人気です。

「Jiraは難しそうだけど、Trelloなら使えそう!」という人も多いかもしれませんね。Trelloの基本から、使い方、メリット・デメリットまでわかりやすく説明します!


Trelloとは?

Trelloは、Atlassian(アトラシアン)が提供する タスク管理ツール です。特に カンバン方式 でタスクを管理できるのが特徴で、ボード上で付箋(カード)を動かすような感覚でタスクを管理できます。

例えば、こんなふうに使えます:

  • ソフトウェア開発 のタスク管理
  • 個人のToDoリスト(仕事・プライベート)
  • チームのプロジェクト管理(マーケティング、イベント運営 など)

Trelloの魅力は シンプルで誰でもすぐに使えること。エンジニアだけでなく、デザイナーやマーケター、さらには学生や個人事業主まで幅広く利用されています。


Trelloの基本概念

Trelloを理解するには、次の 3つの要素 を押さえましょう!

① ボード(Board)

Trelloの「ボード」は、プロジェクト全体を管理する場所 です。

例えば、開発プロジェクトなら:

  • 「新機能開発ボード」
  • 「バグ修正ボード」
  • 「リリース管理ボード」 など

また、個人のタスク管理なら:

  • 「仕事用ボード」
  • 「旅行計画ボード」
  • 「学習ボード」 など

このように、目的に応じてボードを作成できます。

② リスト(List)

リストは タスクの進行状況を分けるカテゴリ です。

例えば、シンプルなリスト構成として:

  1. To Do(やること)
  2. In Progress(進行中)
  3. Done(完了)

また、開発チームなら:

  • 「バックログ」(今後やるタスク)
  • 「今週のタスク」(今週中にやること)
  • 「レビュー中」(コードレビュー待ち)
  • 「完了」(完了済みタスク)

こんなふうに、プロジェクトに合わせてリストをカスタマイズできます。

③ カード(Card)

カードは 具体的なタスクやアイデア です。付箋のような感覚でリストに追加できます。

例えば、ソフトウェア開発の場合:

  • 「ログイン画面のデザインを修正」
  • 「APIのレスポンス速度を改善」
  • 「ユーザーテストを実施」

カードには、次のような情報を追加できます: ✅ タスクの説明
✅ 担当者(メンバーをアサイン)
✅ 期限(締め切りを設定)
✅ チェックリスト(サブタスクを作成)
✅ ラベル(優先度やカテゴリを色分け)
✅ コメント(チームメンバーと議論)

このカードを ドラッグ&ドロップで移動 させることで、タスクの進捗を管理できます。


Trelloのメリット・デメリット

Trelloを導入することで、チームのタスク管理がスムーズになります。しかし、デメリットもあるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

メリット

シンプルで直感的に使える

  • 「ボード」「リスト」「カード」という3つの概念だけで管理できるので、初心者でもすぐに使いこなせる。

ドラッグ&ドロップで簡単に操作できる

  • タスクを移動させるだけで進捗を管理できるので、操作が分かりやすい。

無料でも十分に使える

  • 基本機能は無料で利用できるため、小規模チームや個人でもコストをかけずに使える。

カスタマイズ性が高い

  • プラグイン(Power-Ups)を追加すれば、より高度な管理も可能(例:カレンダー表示、GitHub連携)。

他のツールと連携できる

  • Slack、Google Drive、Jira などのツールと簡単に連携できる。

デメリット

大規模プロジェクトには向かない

  • シンプルな分、タスクが増えすぎると管理が難しくなる。Jiraのような詳細なトラッキング機能はない。

複雑なワークフローには対応しにくい

  • 「タスクの依存関係」や「進捗のレポート機能」など、高度なプロジェクト管理には向かない。

無料プランには制限がある

  • 無料プランだと「Power-Ups(拡張機能)」が1つしか使えない。

Trelloの基本的な使い方

1. ボードを作成する

  1. Trelloにログインし、「新しいボードを作成」ボタンをクリック。
  2. ボードの名前(例:「開発プロジェクト」)を入力。
  3. 「作成」を押してボードを作る。

2. リストを作成する

  1. 「To Do」「In Progress」「Done」などのリストを追加。
  2. タスク管理に適したリスト構成にする。

3. カードを追加する

  1. 「To Do」にカードを追加(例:「ログイン画面のデザイン修正」)。
  2. カードをクリックして詳細を入力(担当者、期限、ラベルなど)。
  3. 作業が進んだらカードをドラッグしてリスト間を移動。

Trelloを使いこなすコツ

シンプルなリスト構成にする

  • リストを増やしすぎると管理が大変になるので、基本は「To Do / In Progress / Done」の3つでOK。

カードのタイトルを分かりやすくする

  • 「ログイン画面修正」ではなく、「ログインボタンのクリック反応が遅い → 修正」など、具体的に書く。

ラベルを活用する

  • 「優先度(高・中・低)」「カテゴリ(フロントエンド・バックエンド)」などを色分けすると管理しやすい。

定期的に整理する

  • 完了したカードを「アーカイブ」して、ボードがゴチャゴチャしないようにする。

まとめ

Trelloは、シンプルで使いやすいタスク管理ツールです。カンバン方式で直感的にタスクを整理できるので、初心者にもおすすめ!

まずは、「個人のToDoリストとして使ってみる」 ことから始めると、感覚をつかめるはずです。チームで導入する場合は、リスト構成を工夫しながら、ルールを決めて運用すると、もっと便利に使えます!

さあ、Trelloを使って タスク管理をもっと効率的に していきましょう!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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