「Visual Studio Codeのショートカット」を新人エンジニア向けに解説

こんにちは。ゆうせいです。

Visual Studio Code(以下、VS Code)は、C#のプログラムを書くときにも非常に便利なエディタです。その魅力の一つが、豊富なショートカットキー!手元で簡単に操作できるので、作業効率がグッとアップしますよ。今回は、C#を書く際に役立つVS Codeのショートカットを詳しく解説します。初心者の方にもわかりやすく、ショートカットの使い方や応用方法もお伝えしますね!


VS Codeの基本ショートカット

まずはVS Codeの一般的なショートカットをいくつか紹介します。この辺りはC#以外の言語にも共通するものが多いです。

エディタ操作

  • コードのフォーマット
    Shift + Alt + F
    ソースコードをきれいに整形します。C#のコードは特にインデントが重要なので、作業の区切りごとに使うとよいですよ。
  • 複数カーソルを追加
    Alt + クリック
    一度に複数の場所を編集できます。同じ変数名を一気に変更したいときに便利です。
  • 行の移動
    Alt + ↑ または Alt + ↓
    現在の行を上下に移動できます。コードの並べ替えがサクサク行えます。
  • 行のコピー
    Shift + Alt + ↓
    現在の行をコピーして下に挿入します。同じ処理を何度も書くときに役立ちます。

ファイル操作

  • ファイルを保存
    Ctrl + S
    基本中の基本ですが、忘れがちなのでこまめに押しましょう。
  • 全てのファイルを保存
    Ctrl + K, S
    開いている全ファイルを一気に保存します。
  • 新しいファイルを作成
    Ctrl + N
    新しいファイルを即座に作成できます。

C#を書くときに便利なショートカット

次に、C#に特化したショートカットをご紹介します。これらを使いこなすことで、より効率的にプログラミングができます!

デバッグに役立つショートカット

  • デバッグの開始/停止
    F5 / Shift + F5
    プログラムを実行したりデバッグを停止したりします。C#ではデバッグが重要なので、頻繁に使う機能です。
  • ブレークポイントの設定/解除
    F9
    ブレークポイントを設定することで、プログラムの特定箇所で一時停止できます。
  • 次のステップへ進む
    F10
    デバッグ中に次の行へ進みます。

IntelliSense(コード補完)を活用

  • コード補完を手動で起動
    Ctrl + Space
    型名や関数名を補完してくれます。C#ではクラス名やメソッドが長いことがあるので重宝します。
  • エラー修正候補を表示
    Ctrl + .
    エラーや警告がある部分で押すと修正候補が表示されます。「using」ディレクティブの追加やクラスの生成も一瞬です!

ターミナル操作と拡張機能関連

ターミナル操作

  • ターミナルの表示/非表示
    Ctrl + '(バッククォート)
    ターミナルを開いて、すぐにビルドや実行を行えます。
  • ターミナルを切り替え
    Ctrl + PageUp/PageDown
    ターミナルが複数開いている場合、簡単に切り替えられます。

拡張機能を活用

C#を書く際におすすめの拡張機能「C# for Visual Studio Code」もぜひ導入してください。この拡張機能を入れると、以下の機能が使えるようになります。

  • プロジェクトのビルド
    Ctrl + Shift + B
    C#プロジェクト全体をビルドします。エラー箇所も一覧で確認できます。

まとめたショートカット一覧表

ショートカットキー機能
Shift + Alt + Fコードのフォーマット
Ctrl + .エラー修正候補の表示
F5デバッグの開始
F9ブレークポイントの設定/解除
Ctrl + Spaceコード補完の表示
Alt + ↑ / Alt + ↓行の移動
Shift + Alt + ↓行のコピー
Ctrl + 'ターミナルの表示/非表示
Ctrl + Shift + Bプロジェクトのビルド

今後の学習のポイント

ショートカットは、慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、毎日少しずつ使っていくことで自然に身につきます。また、今回紹介した以外にも、あなたの作業スタイルに合わせたカスタマイズも可能です。
次のステップとしては、以下に挑戦してみてください。

  1. カスタムショートカットの設定
    自分がよく使う機能をもっと簡単に呼び出せるように設定を変更してみましょう。
  2. デバッグの練習
    ブレークポイントを使って、プログラムの流れを可視化する練習をしてみてください。
  3. 拡張機能の活用
    C#の拡張機能を探してインストールすることで、VS Codeをもっと使いやすくしましょう!

ぜひ、ショートカットを日々の作業に取り入れてみてください。プログラミングがもっと楽しく、効率的になりますよ!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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