【初心者向け】SECIモデルとは?知識を共有・活用するためのフレームワークをやさしく解説!
こんにちは。ゆうせいです。
今回は「SECIモデル(セキモデル)」という、知識の共有や活用について考える上でとても大切な考え方をご紹介します。
聞きなじみのない言葉かもしれませんが、実は企業や学校、さらにはあなた自身の学習にも深く関係しているんです。
それでは、一緒に見ていきましょう!
SECIモデルとは?知識が生まれ、伝わる仕組み
SECIモデルは、暗黙知(あんもくち)と形式知(けいしきち)という2種類の知識が、どのようにして個人から組織へ、組織からさらに新しい知識へと変化していくのかを説明するモデルです。
このモデルは、野中郁次郎(のなかいくじろう)先生という日本人研究者が提唱しました。
企業のイノベーション(革新)や知識経営(ナレッジマネジメント)でとても有名な理論です。
暗黙知と形式知とは?
まず、この2つの知識の違いを理解しておきましょう。
種類 | 内容 | 例 |
---|---|---|
暗黙知 | 言葉で説明しにくい、体で覚えた知識 | 自転車の乗り方、職人の勘など |
形式知 | 言葉や数式、マニュアルで説明できる知識 | 教科書の内容、業務マニュアル |
たとえば、自転車の乗り方って、教えてもらっても実際に乗ってみないとわかりませんよね?
これは暗黙知です。一方で、地図の見方や操作マニュアルは文章で伝えられます。これが形式知です。
SECIモデルの4つのプロセス
SECIモデルでは、知識が循環しながら新たな知識が生まれるプロセスを、次の4つに分けています。
1. 共同化(Socialization):暗黙知 → 暗黙知
体験の共有によって、暗黙知が他人に伝わります。
例:先輩が仕事をやっているのを後輩が見て学ぶ
たとえ:料理のコツを横で見て学ぶようなもの
2. 表出化(Externalization):暗黙知 → 形式知
言語化や図解化によって、暗黙知を誰でもわかるようにします。
例:熟練者のコツをマニュアルにまとめる
たとえ:頭の中のイメージを絵にして人に伝える
3. 連結化(Combination):形式知 → 形式知
既存の形式知を組み合わせて、新しい形式知を作り出します。
例:複数のマニュアルをまとめて新しいガイドブックを作成
たとえ:パズルのピースを組み合わせて全体像を完成させる
4. 内面化(Internalization):形式知 → 暗黙知
実践を通して、形式知を体得して自分の中の暗黙知にします。
例:マニュアルを読んだあとに、実際に業務をやってみて身につける
たとえ:レシピを読んで料理を作り、コツを体で覚える
SECIモデルの循環図
以下の図で全体の流れをイメージしてください。
暗黙知 ──(共同化)──> 暗黙知
│ │
(内面化) (表出化)
│ │
形式知 <──(連結化)── 形式知
上のように、知識は4つのプロセスをグルグルとまわりながら、どんどん深まり、拡張されていくのです。
SECIモデルを活用すると何が良いのか?
メリット
- 組織の知識を見える化できる
- 教育や研修が効率的になる
- イノベーションを起こしやすくなる
デメリット(注意点)
- 暗黙知の表出化は時間がかかる
- 言語化が苦手な人には負担になることも
- すべてをマニュアル化すると柔軟性が失われる恐れも
SECIモデルはどこで役立つ?
- 企業の研修制度
- プロジェクトのナレッジ共有
- 部活動やクラブの指導
- 家庭内の家事の引き継ぎ など…
学校でも、会社でも、家庭でも「どうやって経験を共有するか」を考えるときに、とても役立つ考え方なんです。
これから学ぶべきこと
SECIモデルを理解したら、次のことを学んでみましょう。
- ナレッジマネジメントの具体的な方法
- 知識創造企業(The Knowledge-Creating Company)という考え方
- **知識の可視化ツール(例:マニュアル、動画、図解)**の活用方法
- 職場でSECIモデルをどう活かせるかのケーススタディ
学んだことを実際の行動につなげてこそ、本当の知識になります!
「知って終わり」ではなく、「やってみる」ことが大切ですよ。
気になるテーマがあれば、どんどん聞いてくださいね!
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投稿者プロフィール

- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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