【徹底比較】Noto Sans JPとメイリオ、どちらを選ぶべき?Web・資料作成に最適な日本語フォントの選び方

こんにちは。ゆうせいです。

「Noto Sans JPとメイリオ、どっちを使うのがいいの?」
この質問、Web制作やプレゼン資料づくりをしている方からよく聞かれます。

どちらも読みやすく人気のあるサンセリフ体(ゴシック体)の日本語フォントですが、それぞれに向いているシーンや特性が違います。今回は、初心者にもわかりやすく違いを整理して、どちらを使うべきか判断できるようにしていきましょう!


フォント概要の比較表

項目Noto Sans JPメイリオ(Meiryo)
開発元Google + AdobeMicrosoft
提供開始2014年Windows Vista以降(2006年)
見た目の特徴幅が均一でスッキリ、やや縦長横幅が広くて柔らかい印象
視認性高い(特に画面表示に強い)高い(UI向けに最適化)
太さのバリエーション7段階(Thin〜Black)2段階(Regular・Bold)
商用利用無料・Google Fontsで提供Windowsに標準搭載(利用制限なし)
ファイルサイズやや大きい軽量

それぞれの特徴を詳しく解説!

Noto Sans JP:Webと多言語対応に強い万能フォント

メリット

  • Google Fontsで簡単に導入でき、無料で商用利用可能
  • 太さのバリエーションが豊富(デザインの表現力が広がる)
  • 海外展開するWebサイトでも文字化けせず安心
  • スマートで現代的な印象

デメリット

  • フォントファイルが大きく、Webで読み込みが遅くなることがある
  • デザインに個性を出しにくい(汎用的すぎると感じる人も)

向いている用途

  • WebサイトやアプリUI
  • 多言語展開が必要なコンテンツ
  • デザインのバランスを重視する資料

メイリオ:Windows向けに最適化された視認性の高いフォント

メリット

  • Windows PCでの表示が美しいように設計されている(ClearType対応)
  • 横幅が広く、1文字ごとの可読性が非常に高い
  • OSに標準搭載されているため、インストール不要

デメリット

  • 太さのバリエーションが少ない(RegularとBoldのみ)
  • 行間が広くとられる傾向があるため、レイアウトが崩れることがある
  • Webで使うにはライセンス的に微妙な場合がある(非明記)

向いている用途

  • プレゼン資料(特にWindowsユーザーが中心の場合)
  • 社内ドキュメント・Word資料
  • 長時間読むドキュメント

見た目の違いをイメージで解説

簡単に言えば、

  • Noto Sans JP:きっちり、整っていて「都会的」な印象
  • メイリオ:ちょっと丸みがあって「やさしい」印象

たとえるなら…

  • Noto Sans JPは「無印良品のパンフレット」
  • メイリオは「小学校のプリント」

というようなイメージです。


結論:どちらを使うべきか?

✔ あなたがWebサイトを作っているなら…

→「Noto Sans JP」がおすすめ!
読みやすく、CSSで自由にスタイルを調整でき、世界中どこでも表示崩れの心配が少ないです。

✔ プレゼン資料をWindows中心に配布するなら…

→「メイリオ」がおすすめ!
表示がきれいで、既に入っているからトラブルも起きにくい。

✔ デザインに統一感を出したい・プロフェッショナルな見た目を求めるなら…

→やはり「Noto Sans JP」が一歩リード
多様なウェイトでリズムのあるレイアウトが可能です。


今後の学び方ガイド

フォント選びは「見た目の印象」だけでなく、「目的・媒体・ターゲット」によって最適解が変わるということがわかってきましたね。

次はこんなテーマを学ぶのがおすすめです:

  • Webフォントのパフォーマンス最適化方法(woff2、サブセット化など)
  • PowerPointで行間やフォント崩れを防ぐコツ
  • フォントペアリング(見出しと本文の相性の良い組み合わせ)

気になるテーマがあれば、お気軽に教えてください!


セイ・コンサルティング・グループ株式会社ではプレゼンテーションを初めとするヒューマン・スキル研修をご用意しています。

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。