【初心者向け】コメントの書き方完全ガイド:コードの「どこ」に書くべきか?

こんにちは。ゆうせいです。

プログラムを書くとき、「コメントってどこに書くのがベストなんだろう?」と思ったこと、ありませんか?
実はコメントの位置は、読む人の理解度を大きく左右する重要なポイントなんです!

今回は、コメントの位置とその役割について、実例を交えながら詳しく説明します。


なぜ「コメントの位置」が重要なのか?

コードは「読む人」にとってのコミュニケーション手段です。
未来のあなたや他の開発者が読むときに、一目で意図がわかるかどうかがカギ。

例えるなら、説明なしの地図と案内付きの地図。
後者のほうが迷いませんよね?


基本の位置:コメントは“直前”に書くのが基本

関数・処理ブロックの前に

# ユーザーからの入力を受け取って、名前を標準出力する
name = input("名前を入力してください:")
print(f"こんにちは、{name}さん!")

こうすることで、「これから何が行われるのか」が事前にわかります。

変数の初期化の前

# スコアの初期値を0に設定
score = 0

変数の役割が一目でわかります。


横(行末)に書くべき場合は?

短いコメントや補足説明

x = 10  # 初期値は10で固定

このように「簡単な注釈」は横に書いてもOK。ただし、行が長くなりすぎないよう注意


関数内で処理が長くなるときは途中にも

処理が数行に渡ると、途中で「何してるんだっけ?」となることがありますよね。
そんなときは処理の区切りでコメントを入れましょう。

# ユーザーの入力を受け取る
name = input("名前を入力してください:")

# あいさつを表示
print(f"こんにちは、{name}さん!")


避けるべきNGなコメント位置

コードの後ろに長文の解説

print("Hello")  # この関数はPythonにおける標準出力関数で、ユーザーに文字列を表示します。主にデバッグなどにも使用されます。

これは読む人の目が迷います。長い説明は上に分けて書きましょう。


図でまとめる:コメント位置のベストプラクティス

コメント位置向いている内容注意点
行の前(上)処理の目的・役割基本の位置!
行末(横)短い補足説明長文にならないよう注意
行の後ろ数行処理のまとまり処理が長いときに有効
行の下避けるべき意図が伝わりにくい

結論:コメントは「未来の自分と仲間への手紙」!

コメントは「読み手ファースト」で場所を選ぶのがコツです。

  • 基本は「処理の前」に
  • 横は短く、補足的に
  • 処理が長いなら途中でもうまく使う

次に学ぶべきは?

コメントの内容の質も大切です!

次は「どんなコメントが役に立つのか」「悪いコメントとは何か?」を学びましょう。
必要なら、リクエストしてくれたら詳しく解説しますね!



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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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