【第一印象は○秒で決まる?】新人エンジニアのための「印象形成の心理学」入門
こんにちは。ゆうせいです。
今日はちょっと数学やプログラミングから離れて、「第一印象」についての話をしてみたいと思います。
実はこれ、人と接する機会の多いエンジニアにとっても、とても大事なテーマなんです!
■ 人は第一印象をどれくらいの時間で決めるのか?
結論から言いますね。
人間は初対面の相手の印象を、わずか「0.1秒〜7秒」で判断すると言われています。
● 代表的な研究結果:
- プリンストン大学の研究(2006年)では、
人は顔写真を0.1秒見ただけで「信頼できるかどうか」を判断していたことが報告されています。 - 一般的には、3〜7秒以内に「この人はどういうタイプか」がざっくり決まるとされます。
つまり、話し始める前にほぼ決まっているということです。
■ なぜそんなに一瞬で決まってしまうの?
人間の脳は、生き延びるために素早く他人を評価するしくみを進化の中で身につけました。
たとえば、相手が「敵か味方か」「危険か安全か」などを即判断する必要があったからです。
今はそんなに命の危険はありませんが、
脳は今でも見た目・表情・姿勢・声のトーンなどから、瞬間的に情報を処理して印象を形成しています。
■ エンジニアにとって第一印象って重要なの?
「エンジニアってパソコンに向かってるから関係なくない?」と思ったあなた。
実は全然そんなことないんです!
● こんな場面で第一印象は活きる:
- チームに配属された初日
- 面接や採用説明会
- お客様との打ち合わせ
- 勉強会・カンファレンスでの名刺交換
- SlackやZoomのアイコン・自己紹介文も!
特に、チーム開発や顧客折衝がある職場では、第一印象が信頼関係の土台になることも多いです。
■ 第一印象を良くするために意識すべきポイント
以下の3つが第一印象に大きく影響します。これらは「メラビアンの法則」として知られています。
要素 | 割合 | 内容 |
---|---|---|
見た目(視覚) | 55% | 表情、服装、姿勢など |
声(聴覚) | 38% | 話し方、トーン、スピードなど |
話の内容 | 7% | 実際に何を言っているか |
※注意:これは「矛盾したメッセージがあるとき」に限る法則ですが、第一印象でも参考になります。
■ じゃあどうすれば良い印象を与えられるの?
✅ 表情:笑顔が最強の武器
→ 笑っている人には安心感があります!
✅ 姿勢:背筋を伸ばし、開いた姿勢
→ 胸を張ると自信があるように見えます。
✅ 声:はっきり・ゆっくり話す
→ 早口すぎると「焦ってる」印象に。
✅ 清潔感:服装や髪型、ひげ・爪なども注意
→ 「細かいところまで気を配れる人」だと感じてもらえます。
■ 第一印象は変えられないの?
よく「第一印象は一度きり」と言われますが、時間をかければ印象は変わります。
ただし、最初に「信頼できない」「暗そう」「怖そう」という印象を持たれてしまうと、
そのイメージをひっくり返すには時間もエネルギーもかかるというのが心理学の研究結果です。
だからこそ、最初からできる限り「誠実・明るい・安心感のある」印象を心がけることが大事なんですね。
■ 新人エンジニアとしての印象アップTips
- 初対面ではあいさつ+名乗る+一言添える
- 例:「こんにちは、新しく入りました〇〇です。よろしくお願いします!」
- リモート環境でもカメラオン&表情意識!
- Slackやチャットも「一言そえる」だけで印象アップ
- 例:「〇〇の件、確認しました!ありがとうございます!」
■ 今後の学習の指針
今回は心理学の観点から「第一印象」について学びましたが、これも立派なエンジニアスキルの一部**です。
次に学ぶと良いテーマはこちら:
- 非言語コミュニケーション(ノンバーバル)について深堀り
- フィードバックをもらう練習(自分の印象を客観視する)
- 自己紹介のブラッシュアップ(30秒〜1分でわかりやすく)
- 心理的安全性のある職場での振る舞い方
第一印象は「ほんの数秒」で決まると言われますが、意識するだけでその数秒の価値は何倍にも変わります。
あなたの技術力と同じくらい、「伝わり方」も武器にしていきましょう!
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投稿者プロフィール
- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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