データ分析で便利なExcelのショートカットキー
データ分析に役立つExcelのショートカットキーのうち、特に便利な Ctrlキー や Shiftキー、矢印キー との組み合わせ、さらに F4キー の使い方を以下に解説します。
1. Ctrlキーと矢印キーの組み合わせ
Ctrlキー と 矢印キー は、データの範囲内や空白セルを一瞬で移動するために便利です。
- Ctrl + →(右矢印)
- データが途切れるまで右方向に移動。
- データの終端に到達するまで瞬時に移動可能。
- Ctrl + ←(左矢印)
- 左方向に移動。
- Ctrl + ↓(下矢印)
- 縦列データの末尾へ移動。
- Ctrl + ↑(上矢印)
- 縦列データの先頭へ移動。
活用例:
大量のデータがある場合、上下左右にデータの終端まで簡単にジャンプできるため、範囲選択やデータ確認に役立ちます。
2. Shiftキーと矢印キーの組み合わせ
Shiftキー と 矢印キー を使うことで、セル範囲を選択することができます。
- Shift + 矢印キー
- 矢印の方向に1セルずつ選択範囲を拡張。
- Ctrl + Shift + →(右矢印)
- 右方向にデータの終端まで一括選択。
- Ctrl + Shift + ↓(下矢印)
- 下方向にデータの終端まで一括選択。
活用例:
数千行のデータを素早く選択したいときに便利です。
3. Ctrl + Shift + *(アスタリスク)
- データの範囲全体を一瞬で選択します。
- 現在のセルの周囲にある連続データをまとめて選択できるため、データ範囲をすばやく分析に活用できます。
4. F4キー
F4キー は「直前の操作を繰り返す」機能として非常に便利です。
- 例1: 書式設定の繰り返し
- あるセルにフォーマット(色付け、フォント設定など)を適用したあと、別のセルで F4キー を押すと同じ書式を適用。
- 例2: 絶対参照の切り替え
- 数式を編集中にセル参照(例:
A1
)を選択して F4キー を押すと、次のように切り替わります:- 絶対参照:
$A$1
- 行固定:
A$1
- 列固定:
$A1
- 相対参照:
A1
(元に戻る)
- 絶対参照:
活用例:
- 数式を多く使うデータ分析では、絶対参照や相対参照の切り替えが頻繁に行われます。これを手動で変更する手間が省けます。
- 書式設定の一括適用でデータの見やすさを向上。
5. その他便利なショートカット
- Ctrl + A:
- データ全体を選択(カーソルが範囲内にあるとき)。
- Ctrl + T:
- データをテーブルとしてフォーマット。
- Ctrl + F:
- 「検索と置換」ダイアログを開く。
- Alt + =(イコール):
- 選択範囲にSUM関数を自動挿入(合計をすばやく計算)。
これらのショートカットキーを活用すれば、データ分析の作業効率を大幅に向上させることができます。必要であれば、さらに詳細な操作例や特定の分析手順についてもお手伝いします!
投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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