ネチケットとは? 新人エンジニア向けに分かりやすく解説

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、新人エンジニアの皆さんに「ネチケット」についてお話しします。「ネチケット」という言葉、聞いたことはありますか?
ネットワーク(ネット)とエチケットを組み合わせた言葉で、インターネットを使う上でのマナーやルールを指します。

特にエンジニアとして働く皆さんは、日常的にネット上でやり取りすることが増えますよね。オンラインでの会議やチャット、コミュニティでの交流、コードの共有やレビューなど、さまざまなシーンで適切な振る舞いが求められます。

この記事では、そんなネチケットの基本守るべきポイントを具体例を交えて解説します。しっかりと理解して、円滑なコミュニケーションを目指しましょう!


ネチケットの基本とは?

ネチケットとは、簡単に言うと「他人に不快な思いをさせないための配慮」です。ネット上だからといって、対面のコミュニケーションと本質は変わりません。匿名性があるとはいえ、相手も一人の人間です。

では、具体的にどのようなポイントがネチケットの基本になるのでしょうか?

  1. 相手の立場や気持ちを考える
  2. 正しい言葉遣いを心がける
  3. 情報共有は適切に行う
  4. 他人の意見や権利を尊重する
  5. 機密情報やプライバシーを守る

ネチケットを守るための具体例

1. オンラインチャットやメールでの配慮

エンジニアはSlackやメール、Teamsなどのツールを使うことが多いです。気軽にメッセージを送れる反面、言葉が一方的に伝わってしまう危険性もあります。

ポイント

  • 敬語や丁寧な表現を使う
    例:「了解しました」→「承知いたしました」
  • 感情的にならない
    「なんでこんなコード書いたんですか?」ではなく「この部分について少し説明していただけますか?」と聞きましょう。
  • 簡潔に伝える
    長文メールや無駄に長いメッセージは避け、要点だけ伝えます。

悪い例と良い例

悪い例良い例
「今すぐこれやっといて」「お手数ですが、こちらのタスクを進めていただけますか?」
「何でまだ終わってないの?」「進捗状況を教えていただけますか?」

2. コードレビューや技術フォーラムでの振る舞い

コードレビューはエンジニア同士の学びの場ですが、指摘の仕方次第で相手を不快にさせることもあります。

ポイント

  • 建設的なフィードバックをする
    悪い例:「このコード、全然ダメですね」
    良い例:「この部分、こうすると効率が良くなるかもしれません!」
  • 問題点の理由を説明する
    ただ指摘するだけでなく、なぜそうした方が良いのかを伝えると相手も納得します。
  • 感謝を忘れない
    例:「このコードレビューのおかげで理解が深まりました!」

3. SNSや技術コミュニティでの情報発信

Twitterや技術ブログ、GitHubなどはエンジニアの活動の場です。しかし、ここにもネチケットが必要です。

ポイント

  • 他人のコードや情報を勝手に公開しない
  • 引用するときは出典を明記する
    例:「こちらのコードは〇〇さんのGitHubリポジトリを参考にしました」
  • 否定的なコメントを控える
    他人の意見やコードに対して「間違ってる」と決めつけず、議論ベースで進めましょう。
  • ポジティブな言葉を使う
    「助かりました!」「勉強になりました!」といった言葉があると、相手も喜びますね。

4. 機密情報・プライバシーの取り扱い

新人エンジニアが特に注意しなければいけないのは、情報漏洩です。社内外でのやり取りには常に細心の注意が必要です。

やってはいけないこと

  • 社内の機密情報をSNSに書く
  • クライアント名やプロジェクト名を勝手に公開する
  • ログイン情報やパスワードを共有しない

対策

  • 公開する前に必ず確認する
  • セキュリティガイドラインを確認する

ネチケットを守るメリット

ネチケットを守ることで、以下のようなメリットが生まれます。

  1. 信頼関係が築ける
  2. チーム内のコミュニケーションが円滑になる
  3. 成長するためのフィードバックが得られる
  4. トラブルを未然に防げる

逆にネチケットを無視すると、チームの空気が悪くなったり、業務効率が下がったりすることもあります。


まとめ:エンジニアとしての心構え

ネチケットはエンジニアにとって、技術力と同じくらい大切なスキルです。技術だけでなく、適切なコミュニケーションが取れれば、あなた自身の成長やチームの成功にもつながります。

最後にポイントをおさらいしましょう!

  1. 相手を思いやった言葉を使う
  2. 建設的な意見を出し合う
  3. 情報の取り扱いに注意する

これから多くのオンラインコミュニケーションを経験すると思いますが、ネチケットを意識して一歩ずつ成長していきましょう。頑張ってくださいね!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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