世界のITエンジニアに贈る、日本の名言6日目 “To be of use to others—that is the true meaning of life.”
こんにちは。ゆうせいです。
「人の役に立つとは、何を意味するのか?」:使命としてのエンジニアリング
Day 6 of Japanese Wisdom for Global Engineers
To Be of Use: Engineering as a Human-Centered Mission
🗣️ 名言
「人の用に立つということが、つまり人生の本義である。」
“To be of use to others—that is the true meaning of life.”
— 高橋是清(たかはし・これきよ)/元内閣総理大臣・財政家
👤 出典
この言葉は、日本の政治家・高橋是清(1854–1936)の信条です。
彼は財政危機のさなかで日本の経済を建て直し、世界恐慌にも対応した実務派の指導者でした。
「人のために働く」という倫理観を、自己犠牲ではなく使命として捉えていたことが、彼の大きな特長です。
Korekiyo Takahashi, Japan’s Prime Minister and finance visionary, navigated the country through economic crisis.
This quote encapsulates his belief: service to others is not sacrifice—it is purpose.
💡 解釈(ITエンジニア/プロダクト開発者向け)
「なぜ働くのか?」
「誰のためにコードを書くのか?」
Why do you work?
Who are you writing this code for?
高橋是清の言葉は、この素朴だけど深い問いに対して、「人の役に立つ」という明快な答えを投げかけています。
エンジニアリングは、単なる技術職ではありません。
私たちが作るプロダクトは、誰かの課題を解決し、生活をよくするために存在しています。
- バグを1つ潰すことで、誰かのイライラを減らせる
- UXを改善すれば、高齢者でも使いやすくなる
- 処理速度が上がれば、仕事の効率も生活の余裕も増える
Fixing one bug reduces someone’s frustration.
A better UX empowers the elderly.
A faster system improves both productivity and peace of mind.
That’s impact.
🧠「役に立つコード」は、価値あるコード
自己満足で終わらないために――
設計や実装の段階で、**「これは誰にとっての価値か?」**と自問することが、プロフェッショナルの第一歩です。
"Useful code is valuable code."
Asking “Who benefits from this?” is the beginning of true professionalism.
🔍 例え話
地図を描く人は、自分が行きたい場所ではなく、他人が迷わない道を書く。
エンジニアも同じです。自分のためだけに書くコードは設計書にはならない。
A mapmaker doesn’t draw for themselves—they draw so others won’t get lost.
Engineers, too, must write for people beyond the screen.
❓ 今日の問い
「いま取り組んでいる仕事は、誰の“用”に立っているだろうか?」
"Whose life or task is made easier by the work you're doing today?"
🌱 まとめと小さなアクション
高橋是清のこの言葉は、「自分のキャリア」や「評価」ではなく、人の役に立つという軸で行動することの価値を私たちに思い出させてくれます。
今日のToDoリストの中で、「これが誰かの助けになる」と思える1つを選び、そこに1段階深く取り組んでみてください。
Today's checklist may be full—but choose one task you know helps someone.
Lean into it with purpose.
That’s what true engineering is about.
このテーマは「使命感」「貢献」「ユーザー中心設計」などに展開できます。
次は「継続」や「創造性」についての名言をご希望でしょうか?あるいは、1週間を「仕事観」シリーズとして組み立てることも可能です!
セイ・コンサルティング・グループの新人エンジニア研修のメニューへのリンク
投稿者プロフィール
