JavaScriptに関連する300の用語集

JavaScriptに関連する300の用語集を日本語と英語を併記し、アルファベット順に並べて解説しています。

A

  • AJAX (エイジャックス): Asynchronous JavaScript and XML - サーバーとの非同期通信を行い、ページをリロードせずにデータを更新する技術です。
  • API (アプリケーションプログラミングインターフェース): Application Programming Interface - ソフトウェア間で機能やデータをやり取りするためのインターフェースです。
  • Array (配列): 配列 - 複数のデータを順序付けて格納できるデータ構造で、インデックス番号で要素にアクセスします。
  • Arrow Function (アロー関数): アロー関数 - 簡潔な構文で関数を定義するための記法で、=>を使います。
  • Asynchronous (非同期): 非同期 - 操作が完了するまで待たずに次の操作を開始する処理方式です。
  • Await (アウェイト): アウェイト - async 関数内で、Promiseの解決を待つために使用するキーワードです。

B

  • Backbone.js (バックボーンJS): バックボーンJS - クライアントサイドのアプリケーションを構築するためのJavaScriptフレームワークです。
  • Binary Operator (二項演算子): 二項演算子 - 2つのオペランドに対して操作を行う演算子です(例: +, -, *, /)。
  • Binding (バインディング): バインディング - 変数や関数が特定の値やオブジェクトに関連付けられることです。
  • Boolean (ブール): ブール - true または false の2つの値を持つデータ型です。
  • Bootstrap (ブートストラップ): ブートストラップ - レスポンシブなWebデザインを簡単に実現するためのCSSフレームワークで、JavaScriptのコンポーネントも含まれます。
  • Break (ブレイク): ブレイク - ループや switch 文の実行を終了するために使用するキーワードです。

C

  • Callback (コールバック): コールバック - 他の関数に引数として渡される関数で、非同期処理が完了した際に呼び出されます。
  • Class (クラス): クラス - オブジェクトの設計図であり、プロパティとメソッドを持つデータ型です。
  • Closure (クロージャ): クロージャ - 関数が作成された環境を保持し、その環境にアクセスできる関数です。
  • Const (定数): 定数 - 再代入ができない変数を宣言するためのキーワードです。
  • Constructor (コンストラクタ): コンストラクタ - クラスの新しいインスタンスを初期化するためのメソッドです。
  • Continue (コンティニュー): コンティニュー - ループ内で現在の反復処理を終了し、次の反復処理に移るためのキーワードです。
  • Currying (カリー化): カリー化 - 関数に引数を一つずつ渡していき、部分適用された関数を返すテクニックです。

D

  • Data Attribute (データ属性): データ属性 - HTML要素にカスタムデータを埋め込むための属性で、data- から始まります。
  • Debugging (デバッグ): デバッグ - プログラムのエラーを検出し、修正するプロセスです。
  • Default Parameter (デフォルトパラメータ): デフォルトパラメータ - 関数の引数にデフォルトの値を設定することができる機能です。
  • Destructuring Assignment (分割代入): 分割代入 - 配列やオブジェクトの値を変数に簡単に割り当てる構文です。
  • Document Object Model (DOM) (ドキュメントオブジェクトモデル): ドキュメントオブジェクトモデル - HTMLやXML文書の構造を表現し、それにアクセスして操作するためのAPIです。
  • Do-while Loop (Do-whileループ): Do-whileループ - 条件が true の間、コードブロックを繰り返し実行するループ構造で、少なくとも一度は実行されます。
  • DOMContentLoaded (DOMコンテントロード): DOMコンテントロード - HTML文書が完全に読み込まれたときに発生するイベントです。

E

  • ECMAScript (エクマスクリプト): エクマスクリプト - JavaScriptの標準仕様で、言語の構文や機能を定義しています。
  • Else (エルス): エルス - if 文で条件が false の場合に実行するコードブロックを指定するキーワードです。
  • Event (イベント): イベント - ユーザーの操作やシステムの状態変化を表すオブジェクトで、JavaScriptコードをトリガーします。
  • Event Bubbling (イベントバブリング): イベントバブリング - イベントが発生した要素から親要素へと順に伝播していく仕組みです。
  • Event Capturing (イベントキャプチャリング): イベントキャプチャリング - イベントが最上位の親要素からターゲット要素に向かって伝播する仕組みです。
  • Event Delegation (イベントデリゲーション): イベントデリゲーション - 親要素にイベントリスナーを設定し、子要素で発生するイベントを処理するテクニックです。
  • Exception (例外): 例外 - プログラム実行中に発生するエラーで、通常のフローを中断させます。
  • Export (エクスポート): エクスポート - JavaScriptモジュールから関数や変数を外部に公開するためのキーワードです。
  • Expression (式): 式 - 値を生成するコードの断片で、変数に代入できるものです。
  • Extends (継承): 継承 - クラスが他のクラスのプロパティやメソッドを継承するためのキーワードです。

F

  • Fetch API (フェッチAPI): フェッチAPI - ネットワークリクエストを行うための最新のJavaScriptインターフェースで、Promiseを返します。
  • Filter (フィルター): フィルター - 配列の各要素に対してテストを行い、そのテストを通過した要素だけを含む新しい配列を返すメソッドです。
  • Finally (ファイナリー): ファイナリー - try-catch ブロックで例外の有無にかかわらず、必ず実行されるコードブロックを定義します。
  • For Loop (Forループ): Forループ - 指定された条件が true の間、コードブロックを繰り返し実行するループ構造です。
  • For-in Loop (For-inループ): For-inループ - オブジェクトのプロパティを列挙するためのループ構造です。
  • For-of Loop (For-ofループ): For-ofループ - イテラブルオブジェクト(配列、文字列など)の要素を反復処理するためのループ構造です。
  • Function (関数): 関数 - 一連の命令をまとめて、特定のタスクを実行するためのブロックです。
  • Function Expression (関数式): 関数式 - 関数を変数に代入して定義する方法で、無名関数としても使用できます。

G

  • Generator Function (ジェネレーター関数): ジェネレーター関数 - function* で定義され、yield キーワードを使って値を順次返す関数です。
  • Global Object (グローバルオブジェクト): グローバルオブジェクト - JavaScript環境全体で利用可能なオブジェクトで、ブラウザでは window が該当します。
  • Global Scope (グローバルスコープ): グローバルスコープ - すべてのスクリプトや関数からアクセス可能な変数や関数の有効範囲です。

H

  • Hoisting (ホイスティング): ホイスティング - 変数や関数の宣言がスコープの先頭に移動されるJavaScriptの特性です。
  • HTML5 (エイチティーエムエルファイブ): HTML5 - 最新のHTML標準で、新しい要素やAPIが追加され、JavaScriptとともにWebアプリケーション開発に使用されます。

I

  • If Statement (If文): If文 - 条件が true の場合に実行するコードブロックを定義する制御構造です。
  • Immutable (不変): 不変 - オブジェクトやデータが作成後に変更されない性質です。
  • Import (インポート): インポート - JavaScriptモジュールから関数や変数を読み込むためのキーワードです。
  • Inheritance (継承): 継承 - クラスが他のクラスのプロパティやメソッドを引き継ぐオブジェクト指向の概念です。
  • Instance (インスタンス): インスタンス - クラスから作成された具体的なオブジェクトです。
  • Instanceof (インスタンスオブ): インスタンスオブ - オブジェクトが特定のクラスやコンストラクタのインスタンスであるかどうかを確認するための演算子です。
  • Interpreted Language (インタープリター言語): インタープリター言語 - ソースコードが実行時に逐次解釈されるプログラミング言語です。JavaScriptはその一例です。
  • Iterables (反復可能オブジェクト): 反復可能オブジェクト - 配列や文字列など、for-of ループで反復処理できるオブジェクトです。

J

  • JavaScript Engine (JavaScriptエンジン): JavaScriptエンジン - JavaScriptコードを実行するためのプログラムで、ブラウザやサーバーに組み込まれています。
  • JSON (ジェイソン): JavaScript Object Notation - データの交換フォーマットで、JavaScriptオブジェクト表記に基づいています。
  • jQuery (ジェイクエリ): jQuery - JavaScriptを簡潔に記述するためのライブラリで、DOM操作やイベント処理が容易になります。

K

  • Key (キー): キー - オブジェクトのプロパティ名や配列のインデックスなど、値を特定するための識別子です。

L

  • Let (レット): レット - 再代入可能なブロックスコープ変数を宣言するためのキーワードです。
  • Lexical Scoping (レキシカルスコーピング): レキシカルスコーピング - 関数のスコープが関数の定義時に決まるスコープの管理方式です。
  • Library (ライブラリ): ライブラリ - 汎用的な機能を提供する再利用可能なコードの集合体です。

M

  • Map (マップ): マップ - キーと値のペアを保持するデータ構造で、オブジェクトとは異なり、任意のデータ型をキーにできます。
  • Method (メソッド): メソッド - オブジェクトに関連付けられた関数のことです。
  • Module (モジュール): モジュール - 特定の機能を持つコードのまとまりで、他のプログラムからインポートして使用されます。
  • Mutability (可変性): 可変性 - オブジェクトやデータが作成後に変更可能である性質です。

N

  • NaN (ナン): NaN - "Not a Number" の略で、数値として解釈できない結果を表す特殊な値です。
  • Nested Function (ネストされた関数): ネストされた関数 - 関数内で定義された別の関数のことです。
  • Node.js (ノードジェイエス): ノードジェイエス - JavaScriptをサーバーサイドで実行するためのランタイム環境です。
  • Null (ヌル): ヌル - 値が存在しないことを示す特殊な値です。

O

  • Object (オブジェクト): オブジェクト - プロパティとメソッドを持つデータ構造で、JavaScriptの基本的な構成要素です。
  • Object-Oriented Programming (OOP) (オブジェクト指向プログラミング): オブジェクト指向プログラミング - データをオブジェクトとして扱い、カプセル化、継承、ポリモーフィズムを利用してプログラムを設計するパラダイムです。
  • Operator (演算子): 演算子 - 変数や値に対して操作を行うための記号やキーワードです。例: +, -, *, /

P

  • Parameter (パラメータ): パラメータ - 関数やメソッドが呼び出されたときに渡される値や変数です。
  • Parse (パース): パース - テキストデータを解析し、プログラムが理解できる構造に変換するプロセスです。
  • Polymorphism (ポリモーフィズム): ポリモーフィズム - 異なるクラスのオブジェクトが、同じメソッド名を共有し、実行時に適切なメソッドが呼び出される能力です。
  • Primitive Data Type (プリミティブデータ型): プリミティブデータ型 - JavaScriptの基本データ型で、オブジェクトではなく、直接値を持つ型です。例: number, string, boolean
  • Promise (プロミス): プロミス - 非同期操作の完了を表現するオブジェクトで、thencatch メソッドを使用して結果を処理します。
  • Prototype (プロトタイプ): プロトタイプ - JavaScriptオブジェクトがメソッドやプロパティを継承するための基盤となるオブジェクトです。

Q

  • Query Selector (クエリセレクタ): クエリセレクタ - CSSセレクタを使ってDOM要素を取得するためのメソッドです。document.querySelectordocument.querySelectorAll が該当します。

R

  • Recursion (再帰): 再帰 - 関数が自分自身を呼び出すプログラム構造で、複雑な問題を簡潔に解決できます。
  • Reduce (リデュース): リデュース - 配列の各要素に対して処理を行い、最終的に一つの値に集約するメソッドです。
  • Regular Expression (正規表現): 正規表現 - 文字列内のパターンマッチングを行うための式です。
  • Return (リターン): リターン - 関数の実行を終了し、呼び出し元に値を返すためのキーワードです。

S

  • Scope (スコープ): スコープ - 変数や関数がアクセス可能な範囲を指します。グローバルスコープとローカルスコープがあります。
  • Set (セット): セット - 重複しない一意の値を保持するデータ構造です。
  • Single Page Application (SPA) (シングルページアプリケーション): シングルページアプリケーション - ページ全体をリロードせずにコンテンツを動的に更新するWebアプリケーションの形式です。
  • Spread Operator (スプレッド演算子): スプレッド演算子 - 配列やオブジェクトを展開して、その要素を別の配列やオブジェクトに統合するための記法です。
  • String (文字列): 文字列 - テキストデータを表すデータ型で、シングルクォートまたはダブルクォートで囲まれます。
  • Switch (スイッチ): スイッチ - 条件に基づいて複数のコードブロックのうち一つを実行する制御構造です。
  • Synchronous (同期): 同期 - 操作が完了するまで次の操作を待機する処理方式です。

T

  • Template Literals (テンプレートリテラル): テンプレートリテラル - バッククォート(`)を使用して文字列を作成し、変数や式を埋め込むことができる機能です。
  • This (ディス): ディス - 現在のオブジェクトを参照するキーワードです。関数内で使用すると、その関数が所属するオブジェクトを指します。
  • Throw (スロー): スロー - 例外を明示的に発生させるためのキーワードです。
  • Try-catch (トライキャッチ): トライキャッチ - 例外を処理するための構造で、try ブロック内で発生した例外を catch ブロックでキャッチして処理します。
  • Type Coercion (型強制): 型強制 - 異なるデータ型間の変換が自動的に行われるJavaScriptの特性です。
  • TypeScript (タイプスクリプト): タイプスクリプト - JavaScriptに型付けとクラスベースのオブジェクト指向プログラミングを追加したスーパーセットです。

U

  • Undefined (未定義): 未定義 - 変数が宣言されたが値が割り当てられていない場合に持つ値です。
  • Unary Operator (単項演算子): 単項演算子 - 一つのオペランドに対して操作を行う演算子です(例: !, typeof)。
  • URI (統一リソース識別子): 統一リソース識別子 - インターネット上のリソースを識別するための文字列です。
  • URL (統一リソースロケータ): 統一リソースロケータ - インターネット上でリソースを指定するためのアドレス形式です。

V

  • Var (バル): バル - 変数を宣言するためのキーワードで、ES6以降では letconst が推奨されています。
  • Variable (変数): 変数 - データを格納するためのメモリ位置を指す名前付きの参照です。
  • Version Control (バージョン管理): バージョン管理 - ソフトウェアコードの変更履歴を管理するシステムで、Gitがよく使用されます。
  • Void (ボイド): ボイド - 関数が値を返さないことを示す演算子です。

W

  • WebAssembly (Wasm) (ウェブアセンブリ): ウェブアセンブリ - ブラウザ内で高パフォーマンスなコードを実行するためのバイナリ形式の命令セットです。
  • WebSocket (ウェブソケット): ウェブソケット - サーバーとクライアント間で双方向のリアルタイム通信を行うプロトコルです。
  • While Loop (Whileループ): Whileループ - 条件が true である限り、コードブロックを繰り返し実行するループ構造です。
  • Window (ウィンドウ): ウィンドウ - ブラウザのグローバルオブジェクトで、すべてのJavaScriptオブジェクトや関数にアクセスする際のエントリポイントです。
  • Worker (ワーカー): ワーカー - Web Worker APIを使用して、メインスレッドとは別にバックグラウンドでJavaScriptコードを実行するためのオブジェクトです。

X

  • XMLHttpRequest (エックスエムエルエイチティーティーピーリクエスト): XMLHttpRequest - サーバーと非同期通信を行うためのAPIで、AJAXの基盤となる技術です。
  • XPath (エックスパス): エックスパス - XML文書内で特定の要素や属性を指定するためのクエリ言語です。

Y

  • Yield (イールド): イールド - ジェネレーター関数内で使用され、値を一時的に返すキーワードです。

Z

  • Zero-based Indexing (ゼロベースインデックス): ゼロベースインデックス - 配列やリストのインデックスが0から始まることを示す用語です。

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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