プログラミング上達の秘訣は「反復練習」!基礎を繰り返すことの重要性を解説

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、新人エンジニアの皆さんに向けて、「プログラミング学習において最も効率的に上達する方法」についてお話しします。

あなたはこんなふうに思ったことはありませんか?

「この教材はちょっとやったし、次の教材に進もう」 「色んな演習問題をたくさん解いた方がいいんじゃない?」

もちろん、いろんな問題に触れることも大切ですが、本当に上達したいなら「同じ問題・教材を繰り返す」ことをおすすめします。その理由を、わかりやすく解説していきましょう!


なぜ「繰り返し学習」が重要なのか?

スポーツと同じ、「型」を体に覚えさせるため

たとえば、野球をはじめたばかりの選手に、いきなり変化球やホームランの打ち方を教えるでしょうか? まずは素振りを100回、1000回と繰り返して、「正しいフォーム」を身につけるところから始めますよね。

プログラミングも同じです。

初心者のうちは、

  • 「for文ってどう書くんだっけ?」
  • 「関数の定義って何から書けばいいの?」 といった基本的な型を体に染み込ませることが何よりも大切です。

そのためには、「一度解いた問題」を何度も解く。コードを写すだけではなく、自分の頭で考えながら再構築してみる。それが“効く”練習です。


つまみ食い学習の落とし穴

理解したつもり、実は記憶に残っていない

いろんな教材をちょっとずつ触ると、「いろいろやった気にはなる」んです。でも、実際に手を動かしてみると

「あれ?書き方が思い出せない…」 「同じようなコードをまた検索してしまう…」

という状態に陥りやすくなります。

これは「分かったつもり」だけど「使える状態」になっていない典型です。

学習の本当のゴールは、「知識を使いこなせること」。そのためには、1つのテーマを深掘りして何度も手を動かすことが必要です。


反復学習の具体的なやり方

ステップバイステップで実践しよう!

以下のような方法を取り入れてみてください。

ステップ内容ポイント
ステップ1教材を1つ選ぶ基本文法を網羅したものがベスト(例:新人エンジニア研修向けJava解説
ステップ2最初は講義に従って進める文法と動作の流れを理解することに集中
ステップ3同じ問題を2〜3回繰り返す回数を重ねるごとに自力で書けるかを意識(例:JavaSEの問題集
ステップ4コードを“0から”再現してみる理解→暗記→再現のプロセスで定着
ステップ5自分なりに少しアレンジしてみる実用性や応用力が身につく

繰り返すごとに「自動的に手が動く」感覚が出てきたら、それはスキルが体に染み込んできた証拠です。


「量より質」ではなく「量の中の質」

質の高い学習をするためには、量をこなす中で同じ型を何度も通ることがカギになります。

プロのエンジニアでも、毎朝簡単な問題を解いたり、同じツールを繰り返し使って精度を高めたりしています。トッププロほど、「基礎練習を怠らない」んですね。


反復学習のメリットとデメリット

メリットデメリット
確実に基礎が身につく飽きやすい
コードがスラスラ書けるようになる成長が見えづらく感じることも
応用問題への対応力がつく時間がかかるように感じる

でも大丈夫!

飽きるのは「できるようになってきた証拠」。そのときは、アレンジ問題や少しレベルを上げた教材に移るタイミングです。


今後の学習の指針

  1. 基礎教材は最低3回繰り返す
  2. 「完璧に覚える」より「自然に使える」ことを目標にする
  3. 派手なことより、地道な繰り返しを重視する

成長が見えづらくても、毎日の積み重ねは必ず力になります。「なんとなくできる」を「確実にできる」に変えていきましょう!

次に学ぶと良いのは、「基礎を組み合わせて応用する練習」です。たとえば、簡単なアプリを作ってみる、同じロジックを別の言語で書いてみるなどがおすすめです。

段階を踏んで一歩一歩、確実にスキルアップしていきましょう!他にも学習テーマで気になることがあれば、ぜひ教えてくださいね。


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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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