ZOOMとGoogle Meetの比較|研修講師の視点で
こんにちは。ゆうせいです。
今回は「ZOOMとGoogle Meetの比較」について解説します。特に研修講師の視点で、どちらが使いやすいか、どのような機能があるのか、料金体系はどうなっているのかを詳しく説明していきます。
ZOOMとGoogle Meetの基本概要
まず、それぞれのツールについて簡単に説明します。
ZOOM | Google Meet | |
---|---|---|
提供会社 | ZOOM Video Communications | Google(Google Workspace) |
利用形式 | 専用アプリ(PC/スマホ)、ブラウザ | ブラウザ、専用アプリ(スマホ) |
主な用途 | ウェビナー、会議、研修 | 会議、教育、ビジネスミーティング |
参加可能人数 | 最大1000人(プランによる) | 最大1000人(プランによる) |
料金プラン | 無料・有料プランあり | 無料・有料プランあり |
どちらもオンライン会議や研修に使えるツールですが、それぞれに強みや制限があります。研修講師としてどちらを選ぶべきか、詳しく見ていきましょう!
料金プランの比較
ZOOMの料金体系
ZOOMは無料プランでも基本的な機能が使えますが、時間制限(40分)があるため、長時間の研修では有料プランが必要になります。
プラン | 価格(月額/税込) | 参加人数 | 時間制限 | 主な機能 |
---|---|---|---|---|
無料 | 0円 | 100人まで | 40分 | 基本的な会議機能 |
プロ | 約2,000円 | 100人 | 30時間 | クラウド録画(5GB) |
ビジネス | 約2,700円 | 300人 | 30時間 | ブランディング機能、翻訳字幕 |
エンタープライズ | 約3,500円 | 1000人 | 30時間 | 高度な分析機能 |
ZOOMは「ウェビナー」機能もあり、研修講師として大規模なオンラインセミナーを開催する場合に便利です。
Google Meetの料金体系
Google Meetも無料で利用できますが、ビジネス向けの機能を使うには「Google Workspace」に加入する必要があります。
プラン | 価格(月額/税込) | 参加人数 | 時間制限 | 主な機能 |
---|---|---|---|---|
無料 | 0円 | 100人まで | 60分 | 基本的な会議機能 |
Google Workspace Starter | 約850円 | 100人 | 24時間 | 録画不可 |
Google Workspace Standard | 約1,360円 | 150人 | 24時間 | 録画、ノイズ抑制 |
Google Workspace Plus | 約2,000円 | 500人 | 24時間 | 出席レポート、録画 |
Google Meetの強みは「Googleアカウントがあればすぐに使える」点です。特にGoogleのツールを普段から使っている企業や学校なら、連携しやすく便利です。
機能比較(研修講師向け視点)
オンライン研修を行う際に重要な機能を比較してみましょう。
機能 | ZOOM | Google Meet |
---|---|---|
画面共有 | あり | あり |
ブレイクアウトルーム(小グループ分け) | あり | あり(有料プランのみ) |
録画機能 | クラウド・ローカル両方可(有料) | クラウド録画(有料) |
ウェビナー | あり(有料) | なし |
バーチャル背景 | あり | あり |
リアクション(拍手・いいね) | あり | あり |
アンケート・投票 | あり | あり |
チャット機能 | あり | あり |
ノイズキャンセル | あり | あり(有料) |
① ブレイクアウトルーム
ブレイクアウトルームとは、参加者を小グループに分けてディスカッションさせる機能です。ZOOMは無料プランでも使えますが、Google Meetでは有料プランのみの機能です。
グループワークを多用する研修ではZOOMのほうが便利です。
② 録画機能
研修の記録を残したい場合、ZOOMは「ローカル保存(無料)・クラウド保存(有料)」が選べます。一方、Google Meetは有料プランでクラウド保存のみ対応しています。
個人PCに保存したいならZOOMの方が自由度が高いです。
③ ウェビナー
ウェビナーは、大規模なオンラインセミナーに適した機能です。参加者がカメラやマイクを使わずに視聴でき、主催者がスムーズに進行できます。
ZOOMにはウェビナー専用プランがあり、参加者1000人以上のイベントにも対応できますが、Google Meetにはウェビナー機能がありません。
研修講師におすすめなのはどっち?
ZOOMが向いている人
- グループワークやディスカッションを多用する
- 長時間の研修を開催する
- 録画を自由に管理したい
- 100人以上の大規模研修を行う予定がある
- 参加者がウェビナー形式で視聴するスタイルを採用する
Google Meetが向いている人
- すでにGoogle Workspaceを使っている
- 少人数の研修やミーティングが中心
- シンプルな操作性を求めている
- ブラウザのみで簡単に利用したい
まとめ
研修講師としてZOOMとGoogle Meetを選ぶ際、
- インタラクティブな研修(グループワーク・ウェビナー)ならZOOM
- シンプルな研修(説明・短時間)ならGoogle Meet
が向いているといえます。
大規模な研修を予定しているなら、ZOOMの「ウェビナー機能」や「ブレイクアウトルーム」が大いに役立ちます。一方、Google MeetはGoogleのツールと連携しやすく、スムーズな会議運営が可能です。
どちらのツールも試してみて、自分の研修スタイルに合ったものを選びましょう!
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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