データ分析に使用するExcelの代表的な関数

エクセルの代表的な関数の式とその意味です。

関数名意味引数の解説
SUM=SUM(A1:A10)範囲内のすべての数値を合計します。A1:A10 は合計する範囲を指定します。例:A1=10, A2=20, A3=30 の場合、結果は 60 になります。
AVERAGE=AVERAGE(A1:A10)範囲内のすべての数値の平均を計算します。A1:A10 は平均を計算する範囲を指定します。例:A1=10, A2=20, A3=30 の場合、結果は 20 になります。
COUNT=COUNT(A1:A10)範囲内の数値セルの個数を数えます。A1:A10 は数える範囲を指定します。数値を含むセルのみをカウントします。
MAX=MAX(A1:A10)範囲内の最大値を返します。A1:A10 は最大値を探す範囲を指定します。
MIN=MIN(A1:A10)範囲内の最小値を返します。A1:A10 は最小値を探す範囲を指定します。
IF=IF(A1>10, "Yes", "No")条件が真の場合は "Yes"、偽の場合は "No" を返します。A1>10 は条件、"Yes" は真の場合の値、"No" は偽の場合の値です。
VLOOKUP=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法])範囲内の列を指定して検索し、対応する値を返します。検索値は探したい値、範囲は検索する表、列番号は返す列、検索方法は完全一致か近似一致かを指定します。
HLOOKUP=HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索方法])範囲内の行を指定して検索し、対応する値を返します。VLOOKUPと同様ですが、行方向に検索します。
CONCATENATE=CONCATENATE(A1, " ", B1)複数の文字列を連結します。A1とB1の内容を空白文字で連結します。例:A1="Hello", B1="World" の場合、結果は "Hello World" になります。
LEFT=LEFT(A1, 5)文字列の左から指定した文字数分を返します。A1は対象の文字列、5は取り出す文字数です。例:A1="Hello World" の場合、結果は "Hello" になります。
RIGHT=RIGHT(A1, 5)文字列の右から指定した文字数分を返します。A1は対象の文字列、5は取り出す文字数です。例:A1="Hello World" の場合、結果は "World" になります。
MID=MID(A1, 2, 3)文字列の指定位置から指定文字数分を返します。A1は対象の文字列、2は開始位置、3は取り出す文字数です。例:A1="Hello" の場合、結果は "ell" になります。
LEN=LEN(A1)文字列の文字数を返します。A1は長さを測る文字列です。
TRIM=TRIM(A1)文字列の余分な空白を取り除きます。A1は空白を取り除く対象の文字列です。
ROUND=ROUND(A1, 2)数値を指定した桁数に四捨五入します。A1は四捨五入する数値、2は小数点以下の桁数です。例:A1=3.14159 の場合、結果は 3.14 になります。
TODAY=TODAY()現在の日付を返します。引数はありません。
NOW=NOW()現在の日付と時刻を返します。引数はありません。
UPPER=UPPER(A1)文字列をすべて大文字に変換します。A1は変換する文字列です。
LOWER=LOWER(A1)文字列をすべて小文字に変換します。A1は変換する文字列です。
AND=AND(A1>10, B1<5)すべての条件が真である場合に真を返します。A1>10とB1<5は評価する条件です。両方が真の場合にのみ真を返します。
OR=OR(A1>10, B1<5)いずれかの条件が真である場合に真を返します。A1>10とB1<5は評価する条件です。どちらかが真の場合に真を返します。
NOT=NOT(A1>10)条件の論理否定を返します。A1>10は評価する条件です。条件が偽の場合に真を返します。
MATCH=MATCH(検索値, 検索範囲, [照合の種類])検索値が範囲内で見つかった相対位置を返します。検索値は探したい値、検索範囲は探す範囲、照合の種類は完全一致か近似一致かを指定します。
INDEX=INDEX(範囲, 行番号, 列番号)指定した行と列の交差点にある値を返します。範囲は検索する表、行番号と列番号は返したい値の位置を指定します。
OFFSET=OFFSET(A1, 2, 3)開始セルから指定された行数と列数だけ離れたセルの参照を返します。A1は開始セル、2は下に移動する行数、3は右に移動する列数です。
SUMIF=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)条件を満たすセルの合計を返します。範囲は条件を評価する範囲、条件は合計の条件、合計範囲は実際に合計する範囲です。
AVERAGEIF=AVERAGEIF(範囲, 条件, 平均範囲)条件を満たすセルの平均を返します。SUMIFと同様ですが、平均を計算します。
COUNTIF=COUNTIF(範囲, 条件)条件を満たすセルの個数を数えます。範囲は数える範囲、条件はカウントの条件です。
SUMPRODUCT=SUMPRODUCT(配列1, 配列2)対応する配列要素の積の合計を返します。配列1と配列2は乗算して合計する配列です。
LARGE=LARGE(範囲, k)範囲内の k 番目に大きい値を返します。範囲は検索する範囲、kは何番目に大きい値を返すかを指定します。
SMALL=SMALL(範囲, k)範囲内の k 番目に小さい値を返します。LARGEと同様ですが、小さい値を返します。
FIND=FIND("文字列", A1)指定された文字列が別の文字列内で最初に出現する位置を返します。"文字列"は探す文字列、A1は検索対象の文字列です。大文字小文字を区別します。
SEARCH=SEARCH("文字列", A1)FINDと同様ですが、大文字小文字を区別しません。FINDと同じですが、大文字小文字を区別しません。
VALUE=VALUE(A1)文字列を数値に変換します。A1は数値に変換する文字列です。
SUBSTITUTE=SUBSTITUTE(A1, "古い文字列", "新しい文字列")文字列内の指定された文字列を新しい文字列に置換します。A1は対象の文字列、"古い文字列"は置換される文字列、"新しい文字列"は置換後の文字列です。
EXACT=EXACT(A1, B1)2 つの文字列が完全に一致するかどうかをチェックします。A1とB1は比較する2つの文字列です。大文字小文字を区別します。
TEXT=TEXT(A1, "フォーマット")数値を指定した書式の文字列に変換します。A1は変換する数値、"フォーマット"は書式を指定する文字列です。
DATEDIF=DATEDIF(開始日, 終了日, "単位")2 つの日付の間の期間を計算します。開始日と終了日は期間の開始と終了、"単位"は結果の単位("Y"年、"M"月、"D"日など)です。
EOMONTH=EOMONTH(開始日, 月数)開始日から指定した月数後の月末の日付を返します。開始日は基準となる日付、月数は何ヶ月後(または前)かを指定します。
WORKDAY=WORKDAY(開始日, 日数, [祝日])指定した営業日数後の日付を返します。開始日は基準となる日付、日数は営業日数、祝日は除外する日付の範囲(オプション)です。

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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