タイピング練習のやり方
新人プログラマーの方にとってタイピングのスピードと正確性が重要である。
IT企業向けの人材育成企業として、それは間違いないと断言できます。
この記事では、IT企業に就職した方向けにタイピング上達のための練習方法を解説します。
タイピングの基本
1. 正しい姿勢を保つ
- 姿勢:背筋を伸ばし、両足を床にしっかりつける。
- 手の位置:手首を机の上に置かず、自然な位置でキーボードを打つ。
2. ホームポジションを覚える
- ホームポジションは、指を常に「F」や「J」のキーに置く位置です。
- 左手の指:A, S, D, F
- 右手の指:J, K, L, ;
ホームポジションを学べる当社の練習サイトです。
3. タッチタイピングを練習する
- キーボードを見ずにタイピングする練習をします。これにより視線を移動させる時間が減り、タイピング速度が向上します。
4. 定期的な練習
- タイピング練習サイト:このページで紹介しているゲームなどを利用して定期的に練習します。
- ゲーム形式の練習:楽しく練習できるため、モチベーションが続きやすいです。
5. 正確さを優先する
- 速度よりもまず正確にタイピングすることを意識します。正確に打てるようになると自然に速度が上がります。
6. タイピング速度を計測する
- オンラインツール:タイピング速度を計測するためのツールを使って、自分の進捗を確認します。例えば、このページでも紹介しています。
7. よく使うフレーズや単語を覚える
- 自分がよく使うフレーズや単語を意識的に覚えておくと、効率よくタイピングできます。
8. 適切なキーボードを選ぶ
- メカニカルキーボード:反応が早く、長時間のタイピングに向いています。
- エルゴノミクスキーボード:手首の負担を軽減し、快適にタイピングできます。
9. 重要なキー、注意が必要なキーを覚える
特に半角/全角キーを押し間違えて日本語でプログラムを書いてしまう人、Caps LockやInsertキーは元に戻せなくなる人、NumLockキーが外れて数値入力ができなくなる人がいるので要注意です。
注意①Insertキー
- 役割: 挿入モードと上書きモードを切り替える。
- 位置: Deleteキーの上。
注意②半角/全角キー
- 役割: 日本語入力システム(IME)をオン・オフする。
- 位置: キーボード左上、数字の1の左隣。
注意③NumLockキー
- 役割: テンキーの入力モードを切り替える。NumLockがオンの場合、テンキーは数字として機能し、オフの場合はカーソル移動や編集キーとして機能します。
- 位置: キーボード右上、テンキーの上部。
注意④Caps Lockキー
- 役割: アルファベット入力時に大文字と小文字を切り替える。
- 位置: キーボード左側、Tabキーの下、Shiftキーの上。
1.Shiftキー
- 役割: 大文字入力、記号入力、ショートカット操作などに使用。
- 位置: 左右の下部に2箇所。
2.Tabキー
- 役割: インデントや次の入力フィールドへの移動。
- 位置: Caps Lockキーの上。
3.Escキー
- 役割: 操作のキャンセルやメニューの閉じる。
- 位置: キーボード左上。
4.Functionキー(F1~F12)
- 役割: 特定の機能を実行(例:F2は編集モード、F5はページの再読み込み)。
- 位置: キーボード上部。
5.Enterキー
- 役割: コマンドの実行、改行などに使用。
- 位置: キーボード右側、ホームポジションのすぐ右。
6.変換キー
- 役割: 入力した文字列を変換する(ひらがな→カタカナ、漢字)。
- 位置: スペースキーの右隣。
7.Altキー
- 役割: ショートカット操作や特定のアプリケーションの操作に使用。
- 位置: 左右の下部に2箇所。
8.Windowsキー
- 役割: スタートメニューの表示、その他のショートカット操作(例:Windows+Eでエクスプローラーを開く)。
- 位置: Altキーの左。
9.Ctrlキー
- 役割: 様々なショートカット操作に使用(例:Ctrl+Cでコピー、Ctrl+Vで貼り付け)。
- 位置: 左右の下部に2箇所。
Backspaceキー
- 役割: 文字の削除(カーソルの左側の文字を削除)。
- 位置: キーボード右上、Deleteキーの左。
Deleteキー
- 役割: 文字の削除(カーソルの右側の文字を削除)。
- 位置: Backspaceキーの右。
ひらがな/カタカナ/ローマ字キー
- 役割: 文字入力モードをひらがな、カタカナ、ローマ字に切り替える。
- 位置: スペースキーの左。
スペースキー
- 役割: スペース(空白)を入力。
- 位置: キーボード下部中央。
無変換キー
- 役割: 入力した文字列の変換を解除する。
- 位置: スペースキーの左隣。
矢印キー(カーソルキー)
- 役割: カーソルの移動。
- 位置: キーボード右下。
Print Screenキー
- 役割: 画面のスクリーンショットを撮る。
- 位置: Functionキーの右。
Home/Endキー
- 役割: カーソルを行の先頭または末尾に移動。
- 位置: 矢印キーの上。
Page Up/Page Downキー
- 役割: ページ単位で上下にスクロール。
- 位置: Home/Endキーの上。
10. タイピングスピードの目標を設定する
- 目標を設定して練習すると、モチベーションが上がります。例えば、一日に5分間集中して練習するなど。
11. 休憩を取る
- 長時間のタイピングは疲れを引き起こすため、定期的に休憩を取ります。これにより集中力を維持できます。
Javaプログラムタイピングのコツ
Javaプログラム特有のタイピングのコツについて、以下の点に注意すると効率的にコードを書くことができます。
1. 自動補完機能の活用
JavaはIDE(統合開発環境)での開発が一般的です。EclipseやIntelliJ IDEA、Visual Studio CodeなどのIDEには、コードの自動補完機能があります。この機能を積極的に活用することで、長いクラス名やメソッド名を入力する手間を省けます。
2. パッケージ名の入力
Javaでは、クラスをパッケージに分けて整理することが多いです。パッケージ名は通常、ドットで区切られた長い名前になるため、IDEの補完機能やインポートの自動生成機能を利用して効率よく入力しましょう。
3. テンプレートの利用
Javaには頻繁に使用されるコードパターンが多く存在します。IDEにはコードスニペットやテンプレートが用意されている場合があるため、例えばmain
メソッドの雛形やfor
ループなどを自動生成する機能を活用すると便利です。
例:mainメソッドの自動生成
public static void main(String[] args) {
// コードをここに記述
}
// 例:forループの自動生成
for (int i = 0; i < 10; i++) {
// 繰り返し処理をここに記述
}
4. ショートカットキーの利用
IDEには多くのショートカットキーが用意されています。例えば、クラスやメソッドの定義にジャンプする、コードのフォーマットを自動で整えるなどの操作をショートカットキーで素早く行うことで、タイピングの手間を減らせます。
以下の記事も参考にしていただくことで、Javaプログラミングがより効率的かつ効果的に行えるようになるでしょう。
Java文法を学びながらタッチタイピングが練習できるサイト
Cプログラムタイピングのコツ
Cプログラム特有のタイピングのコツについて、以下の点に注意すると効率的にコードを書くことができます。
1. コードスニペットの利用
Cプログラムでは頻繁に使用されるコードパターンがあります。例えば、for
ループやif
文のテンプレートを用意しておくと便利です。
// 例:forループ
for (int i = 0; i < 10; i++) {
// 繰り返し処理をここに記述
}
// 例:if文
if (condition) {
// 条件が真の場合の処理
} else {
// 条件が偽の場合の処理
}
2. ヘッダーファイルの活用
Cプログラムでは、ヘッダーファイル(.h
ファイル)を利用して関数宣言やマクロ定義を行います。ヘッダーファイルを活用することで、コードの再利用性と可読性を向上させることができます。
// 例:header.h
#ifndef HEADER_H
#define HEADER_H
void myFunction();
#endif // HEADER_H
// 例:main.c
#include "header.h"
int main() {
myFunction();
return 0;
}
3. 自動補完機能の利用
IDE(統合開発環境)やテキストエディタには、コードの自動補完機能があります。Visual Studio CodeやCLion、Eclipseなどを使用すると、変数名や関数名の入力が効率化されます。
4. コードフォーマットの一貫性
コードの可読性を高めるために、インデントやスペースの使い方を一貫させましょう。多くのIDEには、自動でコードフォーマットを整える機能があります。
5. ショートカットキーの利用
C言語の開発においても、ショートカットキーを活用することで効率が向上します。例えば、ファイル間の移動やコードの整形、ビルドの実行など、頻繁に行う操作をショートカットキーで素早く行いましょう。
C言語文法を学びながらタッチタイピングが練習できるサイト
Pythonプログラムタイピングのコツ
Pythonプログラム特有のタイピングのコツについて、以下の点に注意すると効率的にコードを書くことができます。
1. 自動補完機能の活用
Python開発には、多くのIDEやエディタが利用されます。PyCharm、Visual Studio Code、Jupyter Notebookなどの自動補完機能を活用すると、長い関数名やモジュール名を効率よく入力できます。
2. インデントの正確さ
Pythonではインデントが文法上重要です。インデントが正確でないとエラーになります。タブとスペースの混在を避け、一貫したインデントスタイルを保つようにしましょう。一般的にはスペース4つが推奨されます。
def example_function():
for i in range(10):
print(i)
3. コードスニペットの利用
Pythonでも頻繁に使用されるコードパターンがあります。例えば、リストの内包表記やtry-except
文などをテンプレートとして用意しておくと便利です。
# 例:リストの内包表記
squares = [x**2 for x in range(10)]
# 例:try-except文
try:
# 実行するコード
result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
# エラーハンドリング
print("ゼロで除算できません")
4. 重要なライブラリのインポート
よく使うライブラリは冒頭にインポートしておきましょう。NumPy、Pandas、Matplotlibなどのライブラリは頻繁に使用されるため、テンプレートとして用意しておくと便利です。
pythonCopy codeimport numpy as np
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
5. コードの整形とPEP 8の遵守
PythonコードのスタイルガイドであるPEP 8を遵守することが推奨されます。多くのIDEには、自動でコードを整形する機能があります。
6. ショートカットキーの利用
IDEやエディタのショートカットキーを積極的に利用しましょう。例えば、ファイルの保存、コードの実行、検索・置換などをショートカットキーで素早く行うことで、作業効率が向上します。
Python文法を学びながらタッチタイピングが練習できるサイト
HTMLとCSSタイピングのコツ
HTMLとCSSに関してもポイントはこれまで書いてきたとおりです。
更に付け加えるとすれば、Emmetを使うことをオススメします。
以下の記事を参考にしてみて下さい。