リアクションツッコミとは? 新人エンジニア研修の講師の立場から

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、「研修講師が新人エンジニア研修でリアクションツッコミを使う」というユニークなテーマについてお話しします。初めてこの話を聞いた方は、「リアクションツッコミって漫才で使うものじゃないの?」と思うかもしれません。でも、実はこれ、研修の場でも大いに役立つスキルなんです!

新人エンジニア研修でリアクションツッコミを取り入れると、講師と受講者の距離が縮まり、学習効果が上がることがあります。なぜなら、硬くなりがちな研修の雰囲気を和らげ、受講者の心をつかむ力があるからです。

では、具体的にどのように使えばいいのか?そしてそのメリットや注意点は何か?順を追って解説しますね。


リアクションツッコミとは?

リアクションツッコミは、相手の言動に対して反応しながら指摘やコメントを入れる技法です。漫才ではボケに対して「いやいや、そこ違うでしょ!」といった形で使われますよね。これを研修に応用すると、受講者の発言や行動に軽いツッコミを入れつつ、内容を補足したり笑いを誘ったりします。

例を挙げてみます

新人エンジニアが「if文で全部の条件を書いたほうがわかりやすいと思いました!」と言ったとします。その発言に対し、

  • 「いやいや、それ一瞬良さそうに聞こえるけど、コードがめちゃくちゃ長くなるやつ!」
  • 「それ、最初はアリっぽいけど先輩にレビューで『冗長すぎ』って言われがち!」

こんなふうに軽いツッコミを入れることで、その発言の注意点や改善案をユーモアを交えて伝えられます。


新人エンジニア研修でリアクションツッコミを使うメリット

1. 雰囲気が和やかになる

新人研修は、受講者が緊張しやすい場です。「正解を言わなきゃ」とプレッシャーを感じることも多いですよね。リアクションツッコミはその緊張をほぐし、「ここでは失敗しても大丈夫なんだ」と思わせる効果があります。

2. 学びが記憶に残りやすい

真剣な話だけだと、どうしても頭に入りづらい部分があります。しかし、ツッコミを交えた内容は印象に残りやすいんです。たとえば、「エラーは友達!」なんていうツッコミを聞けば、エラーへの恐怖心が軽減されるかもしれません。

3. 受講者の発言が増える

ツッコミで受講者の話に反応してもらえると、「あ、自分の発言をちゃんと聞いてくれている」と感じ、他の人も発言しやすくなります。これにより、双方向の研修が実現します。


注意点:やりすぎないこと

もちろん、リアクションツッコミには注意も必要です。特に気をつけたいのは次のポイントです。

  1. 受講者を傷つけない
     笑いを取るために、相手の失敗や性格を揶揄するのは厳禁です。ツッコミはあくまで学びを補足するための手段と考えましょう。
  2. 場の空気を読む
     受講者全員が笑える雰囲気かどうかを見極めることが大切です。特に、緊張しすぎている場合や真剣な話題のときは控えめに。
  3. わかりやすさを優先する
     笑いを取ることが目的ではありません。ツッコミがかえって混乱を招かないよう、内容の分かりやすさを優先しましょう。

具体的な導入ステップ

1. 軽いツッコミから始める

最初から全力でツッコミを入れると、受講者が戸惑ってしまいます。小さな反応から始め、徐々に場を温めましょう。

2. ツッコミの練習をする

普段からツッコミの練習をしておくと、自然に反応できるようになります。たとえば、漫才やコントを観て「自分ならどうツッコむか」を考える練習がおすすめです。

3. 受講者の反応を観察する

リアクションツッコミがうまくハマっているかどうかは、受講者の表情や反応を見ればわかります。もしウケが悪ければ、次回は違うアプローチを試しましょう。


今後の学びの方向性

リアクションツッコミは、講師と受講者のコミュニケーションを円滑にするためのスキルです。ただ、これだけに頼らず、資料作成や質問対応のスキルも磨くことが重要です。また、受講者が主体的に学べる仕組みを整えることで、より効果的な研修が実現します。

最後に、あなたが講師としてリアクションツッコミを試すことで、研修が楽しく充実したものになることを願っています!「やってみたら案外盛り上がった!」なんて報告を聞けるのを楽しみにしていますね。

セイ・コンサルティング・グループでは新人エンジニア研修のアシスタント講師を募集しています。

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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