「get」は「手に入れる」だけじゃない!?英語で最も使われる多機能動詞「get」の使い方を徹底解説!

こんにちは。ゆうせいです。

英語を学び始めた人なら、きっと一度は見たことのある単語「get」。
「手に入れる」「買う」と覚えている人も多いのではないでしょうか?

でも実は、「get」は「手に入れる」だけじゃなく、「〜になる」「〜させる」「理解する」など、驚くほど多くの意味を持っているんです!

今回は、この超重要動詞「get」を、初心者の方にもわかりやすく、例えや図を交えながら丁寧に解説していきます!


h2: 「get」の基本的な意味とコアイメージ

「get」の基本的なイメージは、 「何かが自分のもとに到達する」=到達・変化・獲得の動きです。

そこから派生して、

  • 得る(物理的に手に入れる)
  • なる(状態が変化する)
  • 到着する(場所に到達する)
  • 理解する(情報を得る)
  • ~させる(誰かに何かをさせる)

といった意味になります。


「get」を使った意味別の使い方と例文

1. 得る・手に入れる(obtain)

例文:

  • I got a new job.(新しい仕事を得ました)
  • She got a gift from her friend.(彼女は友達からプレゼントをもらった)

「get」は「have(持つ)」に近いですが、「手に入れる」という動作を強調しています。


2. ~になる(become)

構文:
get + 形容詞

例文:

  • It's getting cold.(寒くなってきた)
  • He got angry.(彼は怒った)

この場合、「get」は状態の変化を表しています。


3. 到着する(reach, arrive)

例文:

  • I got to the station at 9.(9時に駅に着いた)
  • When did you get home?(いつ家に帰ったの?)

※「get to + 場所」で「〜に到着する」


4. 理解する(understand)

例文:

  • I didn’t get the joke.(その冗談がわからなかった)
  • Do you get it?(わかる?)

この「get」は、「理解する」=「意味を自分の中に取り込む」感覚です。


5. ~させる(make, cause)

構文:
get + 人 + to 動詞
get + 物 + 過去分詞

例文:

  • I got him to help me.(彼に手伝ってもらった)
  • I got my hair cut.(髪を切ってもらった)

「自分でやる」のではなく、「誰かにやってもらう」「状況を動かす」ときに使われます。


「get+熟語」覚えておきたい表現15選!

熟語意味例文
get up起きるI get up at 7 a.m.
get in入るShe got in the car.
get out出るGet out of here!(ここから出て!)
get on乗る/うまくやるHe got on the bus./They get on well.
get off降りるI got off the train.
get over乗り越えるHe got over the shock.
get along仲良くやるWe get along fine.
get back戻る/返すI’ll get back to you later.
get ahead出世する/進むShe wants to get ahead in her career.
get through通り抜ける/終えるI got through the exam.
get across伝えるHe got his point across.
get together集まるLet’s get together this weekend.
get by何とかやっていくI get by on a small salary.
get into~に入り込むHe got into trouble.
get rid of~を取り除くI want to get rid of this old sofa.

図でわかる「get」のコアイメージ

[他人・物・情報]
   ↓(向かってくる)
  [自分のもとへ]
 =「得る」「なる」「させる」などの意味に変化!

すべての意味に共通して、「自分が何かを受け取る/影響を受ける」イメージを持っておくと理解しやすいですよ。


今後の学習の指針

「get」は非常に使用頻度が高く、日常英会話でもビジネス英語でも大活躍する動詞です。

次のステップとしては:

  • 「get+形容詞」「get+人+to+動詞」などの構文を自分で使ってみる
  • 熟語(句動詞)を1日1個ずつ覚える
  • 「make」「take」「have」など他の多義動詞と使い分けを比較する

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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