【完全ガイド】報告上手はここが違う!「事実」と「主観」の切り分け方

「ちゃんと報告してるつもりなのに、なぜかうまく伝わらない…」
「言ったはずなのに、誤解されちゃった…」

そんな経験、ありませんか?

実は、報告が伝わる人と伝わらない人の差はたったひとつ──
“事実”と“主観”をきちんと区別できているかなんです。

そして「主観って何?どう区別するの?」という素朴な疑問にも、しっかり答えていきますので、安心して読み進めてくださいね♪

ではさっそく、いってみましょう!


そもそも「主観」ってなに?(ここが分かれ道!)

主観とは…自分の感情や価値観を通して見た世界のこと

まず押さえておきたいのは、このポイント。

主観とは、物事を「自分の感情や経験のレンズを通して見たもの」です。

たとえば…

  • 「あのプレゼン、長すぎて退屈だったなぁ」
  • 「部長、めっちゃ不機嫌だったよね?」
  • 「あの人の態度、なんかイラっとする」

これらはすべて主観です。

なぜかというと、あなたの「感じ方」によって、見え方が変わるから。

一方で、

  • 「プレゼンの時間は45分だった」
  • 「部長は会議中に3回しか発言しなかった」
  • 「その人は挨拶をしなかった」

これは、誰が見ても同じ情報ですよね。
こういうのは**事実(ファクト)**と呼ばれます。


主観と事実のちがいを、もっとわかりやすく!

分類定義
主観自分の感じたこと、意見、印象「面白くなかった」「ムダに感じた」
事実誰が見ても変わらない情報「10時に開始」「資料は3枚」

つまり、「主観」とは、自分だけの世界の見え方なんです。

決して悪いことではありません!
むしろ、人間らしさがにじむ、大切な感情の一部なんです。

でも──
報告の場では、この主観が“誤解”や“トラブル”の火種になることがあるのです。


どうして報告では「事実と主観」を分けるべきなの?

報告というのは、「自分が見たこと・聞いたこと・起きたこと」を相手に伝えるもの。

でも、もしそこに主観が入りすぎていると…

「ちょっと大げさじゃない?」
「え、それって本当にそうだったの?」

と、相手に“信用されなくなる”リスクがあるんです。

たとえば、友達が

「行列ヤバすぎて、マジで1時間以上待ったんだけど!!」

って言ったあと、実際は30分だったら──
「あれ?ちょっと大げさだったな?」って思いますよね。

これがまさに、主観が“事実のように”扱われる怖さなんです。


報告のための「主観と事実の仕分け術」

報告上手になるには、まずは「主観と事実」を見分ける感覚を身につけること!

これ、ちょっとしたゲーム感覚で練習できますよ♪

★突然ですがクイズです!どっちが主観でどっちが事実?

  1. 「部長が10分遅れて会議に来た」 → ❓
  2. 「部長はやる気なさそうだった」 → ❓
  3. 「資料が2枚だけ配られた」 → ❓
  4. 「内容が薄くて意味なかった」 → ❓

答え:
1 → 事実 2 → 主観 3 → 事実 4 → 主観

ラベルを貼ってみると、意外と見えてきますよね!


じゃあ、どう報告すればいいの?

コツ1:「録画モード」で物事を観察する

目の前のことを、まるでスマホで動画撮影しているつもりで見てみましょう。

✔ 何時に始まった?
✔ 誰が何を言った?
✔ どんな資料が出た?

こうして集めた情報が、事実ベースの材料になります。

コツ2:「主観」は後から添える!分けて伝える!

主観が悪いのではなく、「ごっちゃにしない」ことが大事!

✔ 正:「会議は30分で終了し、結論は出ませんでした。私はその点が少し不安に感じました」
✘ 誤:「結論も出ないし、ムダな会議でしたよ!」

伝えたいことを、相手に届く形で出す。
これが報告の基本です。


にゃんこの例えで考えてみよう♪

うちのにゃんこが、朝ごはんのあとに「ニャーン」と鳴くとき──

私:「お腹いっぱいで幸せなのかな〜♡」
弟:「いや、ごはん足りなかったってことじゃ?」

どっちも主観ですね(笑)

でも、「朝7時にごはんを食べ終えたあとに鳴いた」というのは事実
これを基に話せば、伝わりやすくなるんです。

…にゃんこ、深い(´艸`)


まとめ:報告は「正確な観察」+「やさしい伝え方」

報告の基本は、

  1. 客観的な事実を整理する
  2. 自分の主観を切り離して伝える
  3. 必要に応じて、主観も「意見」として添える

これだけで、「伝わらない」から「ちゃんと伝わる」に変わっていきます!


今後の学び方のステップ

  1. 会話や日記で「これは主観?事実?」と分ける習慣をつける
  2. 他人の報告を読むときに「何が主観?何が事実?」を分析してみる
  3. 論理的な伝え方の練習(PREP法や5W1H)を取り入れてみる

そして何より、「伝えたい」よりも「伝わってほしい」という気持ちを大切に。


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投稿者プロフィール

田渕講師
田渕講師
セイ・コンサルティング・グループ株式会社専務取締役
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー
アンガーマネジメントファシリテーター、コンサルタント
ハッピーな人生を送る秘訣は「何事も楽しむ!」ことにあり。
一期一会を大切に、そして楽しく笑顔になる研修をミッションに!