セルフツッコミとは?　新人エンジニア研修の講師の立場から

2024年11月28日 最終更新日時 : 2024年11月28日 山崎講師山崎講師

こんにちは。ゆうせいです。

今日は少しユニークなテーマについてお話しします。それは、新人エンジニア研修で「セルフツッコミ」を活用する方法です。セルフツッコミとは、自分の発言や行動に対して自ら突っ込みを入れるユーモアの一種です。日常会話やお笑いの中で耳にすることがあるかもしれませんね。

でも、「そんなの研修に関係あるの？」と疑問に思ったかもしれません。実は、これが新人エンジニアの研修で役立つスキルとして注目されているんです！では、なぜセルフツッコミが効果的なのか、どのように活用できるのかを詳しく見ていきましょう。

なぜセルフツッコミが新人研修で有効なのか？

1. 緊張をほぐす効果

新人研修の現場は、参加者にとって少なからず緊張感がありますよね。特にエンジニアリングのような専門的な内容を扱うと、「自分についていけるかな？」と不安になる人も多いです。

そんな時に、講師がセルフツッコミを交えて話をすると場が一気に和みます。例えば、講師がコード例を説明しながら、「これは簡単に見えますが、実際にやるとあれ？動かない…なんてことありますよね？はい、私もです！」とセルフツッコミを入れると、参加者は「講師でも失敗することがあるんだ」と感じ、安心します。

2. 共感を生む

新人エンジニアは、最初のうちは疑問や不安を抱えがちです。講師が自分の過去の失敗談をセルフツッコミで明るく伝えると、参加者も「自分だけじゃないんだ」と感じられます。

例えば：

  • 講師：「初めてデバッグに挑戦した時、バグを直したら新しいバグが生まれて、もうどうしようかと（笑）。『無限バグ生成マシンか！』って自分に突っ込んでました。」

こんなふうに言うと、経験が浅い新人でも「わかる！」と笑顔になりやすいです。

3. 内容を記憶に残りやすくする

セルフツッコミには、話を分かりやすく伝える効果もあります。たとえば、講師が次のように説明するとどうでしょう？

  • 「この関数、シンプルに見えますが注意してくださいね。『どこがシンプルやねん！』って後から思うかもしれません（笑）。」

このように例え話やツッコミを交えると、参加者の記憶に残りやすくなります。「あの時のツッコミで話していた関数か」と思い出せるのです。

具体的な活用例

1. コードレビューでセルフツッコミ

新人研修では、コードレビューの練習を行うことも多いですよね。その際、あえて「よくある間違い」を例にしてセルフツッコミを使う方法があります。

  • 「この変数名、短くていいと思いますか？いやいや、『aって何やねん！』って未来の自分に怒られるやつです（笑）。もっと意味のある名前をつけましょう！」

こういったユーモアを交えると、新人がリラックスしながら学べます。

2. デバッグの説明でセルフツッコミ

エンジニアなら避けて通れないのがデバッグ作業です。これを新人に教えるとき、セルフツッコミを使うと実践的な学びが深まります。

  • 「ここでログを確認するんですけど、ログを見ながら『あれ？このメッセージ何だっけ？自分で書いたのに意味わからん！』ってなることも（笑）。だからログもわかりやすく出力しましょう。」

3. タイムマネジメントでセルフツッコミ

新人エンジニアは、時間管理が苦手な人も多いです。その際もユーモアを交えて指導できます。

  • 「タスクを見積もるとき、甘く見積もりがちですよね？私も『1時間で終わるだろう』って思って、気づけば夜…。『おいおい、これ何時間かかってんねん！』って自分でツッコミ入れてました（笑）。」

セルフツッコミを活用する際の注意点

1. 内容が専門的すぎないこと

あまりに専門用語を多用すると、初心者には伝わりません。「分かりやすさ」を意識しましょう。

2. ネガティブにしすぎない

セルフツッコミが自虐的すぎると、場の空気が暗くなることがあります。あくまでポジティブに笑いを誘う形が大切です。

3. 頻度をコントロールする

あまりに多用すると「この講師、真面目に話してるのかな？」と誤解されることも。ここぞという場面で効果的に使いましょう。

今後の学びに活かすには？

新人エンジニア研修は、技術の習得だけでなく、現場でのコミュニケーション能力を育てる場でもあります。セルフツッコミを活用することで、講師と受講者の距離が縮まり、学びやすい環境が整います。

次回研修を企画するときは、「どのタイミングでユーモアを入れるべきか？」を考えてみてください。たった一言のセルフツッコミが、講義をぐっと楽しいものに変えてくれますよ。

ぜひ取り入れて、楽しい研修を作りましょう！

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します！
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。
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