応酬話法とは

応酬話法とは、営業や交渉の場面で相手の反論や意見に対して効果的に返答し、信頼を築きながら話を進めるためのコミュニケーション技術です。これにより、相手の疑問や不安を解消し、自分の提案や考えを受け入れてもらいやすくなります。以下は代表的な応酬話法の種類です。

1. 同意法

• 内容: 相手の意見に一部同意してから、自分の主張を述べる。
• 例: 「確かにその点はおっしゃる通りです。ただ、こういう側面もあります。」

2. 質問法

• 内容: 反論に対して質問で返し、相手の考えを引き出しながら冷静に対応する。
• 例: 「それについて具体的にどうお考えですか？」

3. 置き換え法

• 内容: 相手の懸念を他の観点に置き換えて説明し、理解を促す。
• 例: 「それは確かに費用がかかりますが、長期的にはコストを削減できる投資とも言えます。」

4. 逆説法

• 内容: 相手の反論を逆に活かして自分の主張を補強する。
• 例: 「その心配はよく分かりますが、だからこそ私たちの商品が必要なのです。」

5. 比較法

• 内容: 他の事例や競合製品と比較し、自分の提案の利点を強調する。
• 例: 「他社製品と比べて、我々の製品はサポートが充実しています。」

これらの技術は、相手の意見に耳を傾け、信頼を築きながらも自分の立場を上手く伝えるために重要です。

投稿者プロフィール

山崎講師代表取締役

セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します！
この記事に間違い等ありましたらぜひお知らせください。

最新の投稿

• 全ての社員2024年12月29日「AIエージェント指向」とは？
• 新入社員2024年12月29日コンピュータは意味を理解するか？
• 全ての社員2024年12月29日英語の「クッション言葉」
• 新人エンジニア研修講師2024年12月29日抽象と具象の往復運動