新人エンジニアが押さえておくべき!聴衆を理解するためのポイント

こんにちは!ゆうせいです。

新人エンジニアが押さえておくべき!聴衆を理解するためのポイント

エンジニアとしてプレゼンをする機会は、意外と多いものです。例えば、プロジェクトの進捗報告、技術勉強会での発表、上司やクライアントへの提案など。話し手として伝えたいことをしっかり届けるためには、「相手がどんな人か?」を意識することが欠かせません。

そこで、大事なプレゼンや商談の前に、以下の6つのポイントをチェックしましょう。これらを考えたり、リサーチしたりすることで、伝わるプレゼンができるようになります!


① 相手の目標・モチベーション・バイアスを把握しよう

聞き手がどんなモチベーションでこの場にいるのかを考えると、話の組み立て方が変わってきます。

何を達成したいのか?
 例:エンジニア向けの勉強会なら「新しい技術を学びたい」という目的があるかも。

どんなバイアス(固定観念)を持っているか?
 例:「この技術は古い」と思われていたら、まずはその誤解を解く説明が必要。


② 相手の文化的背景を意識しよう

聞き手の職業や興味によって、話しやすい切り口が変わります。

職業や教育レベルは?
 例:経営層ならビジネス的な視点を交えて話すと刺さりやすい。

文化的・宗教的な違いに配慮が必要か?
 例:海外のクライアントに向けたプレゼンでは、事例や言葉選びを調整するとよい。


③ 相手の知識レベルを確認しよう

エンジニアのプレゼンで特に大事なのが、「どこから話すべきか?」 という点です。

初心者向けの説明が必要?
 例:「AIとは?」のレベルから説明するべきか、それとも深掘りした議論が好まれるか?

どのくらいの経験値があるか?
 例:エンジニア歴が長い人なら、基本説明は省いて応用事例を重視するのがベター。


④ 相手の価値観を知ろう

聞き手が大事にしている考え方を知ると、響くプレゼンができます。

事実やデータを重視するタイプか?
 例:データドリブンな意思決定をする人には、グラフや統計を多めに。

関係性や感情を大切にするタイプか?
 例:チームビルディングを重視する人には、実体験やストーリーを交えると効果的。

「前例がある方が安心」or「新しいことが好き」?
 例:慎重なタイプなら、過去の成功事例を見せると説得力が増す。


⑤ 相手の好むコミュニケーションスタイルを考えよう

話し方のスタイルも、相手に合わせると伝わりやすくなります。

フォーマルな話し方が好まれる?カジュアルな方がよい?
 例:経営陣向けのプレゼンではフォーマルに、チーム内の勉強会ではカジュアルでもOK。

対話型がいい?それとも一方的な説明がいい?
 例:ディスカッションを好む人なら、質問を投げかけながら進めると参加しやすい。


⑥ 相手の心身のコンディションを考えよう

聞き手の気分や体調も、プレゼンの受け取られ方に影響します。

疲れている時間帯ではないか?
 例:午後一のプレゼンなら、簡潔で要点を絞った方がいい。

聞き手は前向きな姿勢か?それとも仕方なく参加しているのか?
 例:義務的な会議なら、最初に「なぜこの話が役立つのか」を伝えると関心を引きやすい。


まとめ

プレゼンや商談では、「相手がどんな人なのか?」を考えることで、伝え方を調整できるようになります。事前に6つのポイントを押さえておけば、聞き手の反応を予測しやすくなり、当日のプレゼンもスムーズに進められるでしょう。

さらに、実際の場で相手のリアクションを見ながら微調整することで、より効果的なコミュニケーションができます。

「とりあえずスライドを作って説明する」ではなく、「聞き手のことを考えて話を組み立てる」という意識を持つことが、新人エンジニアのプレゼン成功のカギです!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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