新人エンジニア必見!Windows 11の基本知識と業務活用ポイント

こんにちは。ゆうせいです。

今回は「新人エンジニアが覚えておきたいWindows 11の知識」について、わかりやすく解説していきます。

IT業界で働き始めたばかりの方は、「Windowsって家でも使ってるし、もう知ってるよ」と思うかもしれませんね。でも、業務で使うWindows 11と、家庭用で使っているWindows 11はちょっと違うんです。

たとえば、会社では「セキュリティポリシー」「リモートデスクトップ」「Active Directory連携」など、専門的な設定や機能を扱う場面がたくさんあります。こうしたことに対応できるように、今回は業務で必須のWindows 11の知識をギュッとまとめてご紹介します!


Windows 11とは?:前提からしっかり確認!

Windows 11の基本

Windows 11(ウィンドウズ・イレブン)は、Microsoft(マイクロソフト)が提供するパソコン用のオペレーティングシステム(OS)です。OSとは、パソコンを動かすための土台のようなもので、アプリや周辺機器を管理する司令塔です。

Windows 10との違いは、以下の通りです。

比較項目Windows 10Windows 11
UI(見た目)従来型スタートメニュー中央寄せの新デザイン
パフォーマンス普通より高速化・省電力
仮想デスクトップ一部機能制限あり強化されたマルチデスクトップ
対応アプリ32bit/64bitアプリ対応基本64bitに最適化

業務で覚えたいWindows 11の5つの基本機能

1. タスクビューと仮想デスクトップ

複数の作業を同時に行うには仮想デスクトップがとても便利です。

仮想デスクトップとは、「机を複数持てるようなイメージ」です。たとえば、

  • デスクトップ1:メールとチャット
  • デスクトップ2:コードエディタとターミナル
  • デスクトップ3:ドキュメント作成

このように用途ごとに作業画面を切り替えることができます。

使い方
「Windowsキー + Tab」でタスクビューを開き、右下の「新しいデスクトップ」をクリックすればOKです。


2. スナップレイアウト

「ウィンドウの整理、めんどくさい…」そんな悩みを解決してくれるのがスナップレイアウトです。

たとえば、エクセルとブラウザを並べたいとき、ウィンドウを画面の端にドラッグするだけで、自動的に綺麗に整列してくれます。

ショートカットキー:「Windowsキー + 方向キー(←→↑↓)」を使えば、手早く分割配置が可能です!


3. Windows セキュリティ

企業PCではセキュリティが最重要。Windows 11には標準でWindows Defender(ウィンドウズ・ディフェンダー)というセキュリティ機能が搭載されています。

主な機能は以下の通りです。

機能名内容
ウイルス対策リアルタイムでウイルスをブロック
ファイアウォール外部からの不正アクセスを遮断
アプリ制御危険なアプリの実行を防止

設定は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」からチェックできます。


4. Windows Update

更新プログラムは、セキュリティやパフォーマンスを保つための大切な仕組みです。

Windows Updateとは、Microsoftが提供する定期的なシステムのアップデート機能です。

  • セキュリティパッチ
  • ドライバ更新
  • 新機能の追加

これらが自動でインストールされますが、業務用PCでは「管理者による配信(WSUS)」で制御されていることもあります。


5. PowerShellの基本

PowerShell(パワーシェル)とは、Windows用の高機能なコマンドラインツールです。

初心者の方には少し難しく感じるかもしれませんが、たとえばこんな風に使います。

Get-Process

これは「今動いているプロセスを一覧表示してね」という命令です。

ITエンジニアとしてスクリプトを書く機会も増えるので、基本のコマンドから慣れていきましょう!


よく使うショートカットキー一覧

機能ショートカット
仮想デスクトップの切替Ctrl + Windowsキー + ← / →
スクリーンショットWindowsキー + Shift + S
エクスプローラーの起動Windowsキー + E
設定画面を開くWindowsキー + I
デスクトップの表示Windowsキー + D

まとめ:Windows 11を使いこなす第一歩を踏み出そう!

Windows 11は一見シンプルですが、仕事で使うには覚えておきたい機能や考え方がたくさんあります。

たとえば、

  • マルチタスク環境を活用する
  • セキュリティ対策を理解する
  • PowerShellに触れてみる

こういったことを少しずつ習得していくと、日々の作業が効率化されて、自信もついてきます。


今後の学習の指針

これからWindows 11をさらに理解するためには、次のステップを目指してみましょう。

  1. PowerShellのスクリプトを実際に書いてみる
  2. Windowsのイベントログを読んでみる
  3. グループポリシーやActive Directoryの概要を学ぶ
  4. 仮想環境(Hyper-VやWSL)を試してみる

これらを順に学んでいくことで、インフラや運用系のエンジニアとしての基礎力がぐんとアップします!

分からないことがあれば、また気軽に聞いてくださいね!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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