新人エンジニア育成を加速させる!研修とメンタリングの効果的な併用方法

こんにちは。ゆうせいです。

「新人研修はやっているけれど、配属後が不安…」
そんな声、よく聞きます。

研修だけではカバーしきれない“実務とのギャップ”や“モチベーションの維持”。
そこに強力なサポートとなるのが「メンタリング」です。

今回は、新人エンジニア研修とメンタリング制度をどう組み合わせれば効果が最大化するかを、実例やコツを交えて詳しく解説していきます!


なぜ「メンタリング」が必要なのか?

研修でインプットされた知識も、実務に入るとすぐに壁にぶつかります。

たとえば…

研修ではDockerを使えたのに、現場の構成が複雑でうまく動かせない
チームの進め方に戸惑って発言できない
質問の仕方がわからず、ひとりで悩みがち

こうした“現場の壁”や“心理的なハードル”を超えるために、メンターの存在が欠かせないのです。


研修×メンタリングの併用がもたらす効果

項目研修のみメンタリングを併用した場合
技術の理解度座学・演習で理解現場での実践を通じて深掘り可能
業務スピードの向上やや不安定日々のフォローで自信とスピードが向上
コミュニケーション力向上機会が少ない定期1on1でフィードバック力も育成可能
離職リスクの低下孤立する可能性あり安心して相談できる関係性が築ける

メンタリング導入の基本設計

1. メンターの選定基準

  • 実務経験3年以上が目安
  • 教え方に理解がある人(「自分ができる」だけでなく「伝えられる」人)
  • チームの価値観を体現している人

注意!:若手すぎる人をメンターにすると、負担とストレスになり逆効果になることも。


2. メンタリングの期間と頻度

項目目安
実施期間配属後3〜6ヶ月
面談の頻度週1〜隔週(30分〜1時間)
チャットでの相談日常的にOK(SlackやTeams)

3. 内容を決めておくとスムーズ!

以下のようなテンプレートを使うと、メンター・メンティーともに迷いません。

1on1の基本構成例(30分)

時間配分内容
5分最近の様子確認(業務・気持ち)
10分技術・業務で困っていることの相談
10分フィードバック&今後のアドバイス
5分雑談(趣味・近況など)

よくあるトラブルと対処法

トラブル内容対処策
メンターと相性が合わない第三者(人事や教育担当)がサポート役として入る
メンティーが相談しづらそうチャット文化を作ったり、雑談の機会を増やす
メンター側の負担が大きい評価制度に組み込んでインセンティブ設計を行う

成果の見える化:研修×メンタリングの効果測定

項目測定方法
メンティーの成長定期1on1ログ/配属後の業務パフォーマンス
メンターの関与度面談回数、Slackの相談回数など
離職防止・定着率向上配属6ヶ月後の継続率

まとめ:研修だけで終わらせない、育成の“橋渡し”としてのメンタリング

研修は“知識を得る場所”。
メンタリングは“実践しながら成長する場”。

この2つを組み合わせることで、新人エンジニアがより自信を持って現場で活躍できるようになるのです。


今後の学習の指針

次のステップとしては、

  • メンターの育成手法
  • ピアメンタリング(新人同士の支え合い)
  • リバースメンタリング(新人→先輩の刺激)

なども取り入れていくと、組織としての育成力が一段上のステージに進みますよ!


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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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