研修効率が爆上がり!現役講師が選ぶMicrosoft Edgeの便利機能7選

こんにちは。ゆうせいです。

研修やセミナーの講師をされている皆さん、研修中にウェブサイトやオンラインの資料を受講者に見せる機会は非常に多いですよね。そのとき、ただブラウザでページを表示するだけになっていませんか?

実は、標準で搭載されているブラウザ「Microsoft Edge」には、研修の質をぐっと引き上げ、準備を圧倒的に楽にしてくれる、隠れた便利機能がたくさん詰まっています。Edgeをただの「ウェブを見るためのツール」から、「最強の研修アシスタント」に変えてみませんか?

今回は、研修講師の視点から「これは使える!」と唸った、Edgeの便利機能を7つ、厳選してご紹介します。さあ、あなたの研修をアップデートしましょう!

1. ペン入力:どんなウェブページもあなたのホワイトボードに!

研修中にウェブサイト上の情報を見せながら、「ここの部分が特に重要です!」と伝えたいとき、どうしていますか?口頭だけで説明したり、マウスカーソルをぐるぐる動かしたりするだけでは、なかなか意図が伝わりにくいものです。

そこで登場するのがペン入力機能です!Edgeでは、表示しているウェブページやPDFに、直接ペンで線やマーカーを引いたり、文字を書き込んだりできるのです。

例えるなら、スクリーンに映し出されたウェブページそのものを、インタラクティブなホワイトボードに変えてしまうようなもの。

使い方は簡単。ページの何もないところを右クリックして「Webキャプチャ」を選び、範囲を選択したあとに表示される「マークアップキャプチャ」を押すだけ。すると、色や太さを選んで自由に書き込めます。

これにより、リアルタイムで受講者の注意を引きつけ、視覚的にポイントを強調できるため、理解度が格段に深まります。オンライン研修でも、まるで対面で指し示しながら説明しているかのような、臨場感あふれる講義が実現できますよ!

2. タブグループ:研修資料の整理はこれ一択!

研修の準備や本番で、参考サイト、オンラインツール、受講者向けの資料など、たくさんのタブを開いてしまい、画面上がカオスになることはありませんか?「あれ、あのページはどこだっけ?」と、研修中に慌ててタブを探すのは避けたいですよね。

そんな悩みを一発で解決するのがタブグループ機能です。これは、関連するタブをひとつのグループにまとめ、名前を付けて色分けできる機能です。

例えるなら、ブラウザの中に「第1章」「第2章」「演習用資料」といった名前のついた、カラフルなファイルフォルダを作るイメージです。

グループ名(例えば「オープニング」)をクリックするだけで、関連するタブが一瞬で開閉します。これにより、研修の進行に合わせて必要な資料だけをスマートに表示させることができ、講義の流れが非常にスムーズになります。もう、タブの迷子になることはありません!

3. 読み上げ:あなたの代わりにEdgeが話してくれる!

長時間の研修では、講師の声も疲れてきますよね。また、受講者の中には、聞くことでより深く理解する「聴覚優位」の方もいらっしゃいます。そんなときに活用したいのが読み上げ機能です。

これは、ウェブページに書かれているテキストを、AIが自然な音声で読み上げてくれる機能です。

まるで、プロのナレーターを雇って、ウェブサイトの内容を朗読してもらっているような感覚です。

使い方は、読み上げてほしいページで右クリックし、「読み上げ」を選択するだけ。再生速度や声の種類も変更できます。

研修の小休憩の間に流したり、長い参考記事をBGMのように聞いてもらったりと、使い方は様々。自分の書いた研修資料を客観的にチェックするための「校正ツール」としても役立ちます。単調になりがちな研修に変化を与え、受講者の集中力を維持するのに貢献してくれるでしょう。

4. コレクション:研修ネタのスクラップブックを作ろう!

研修のコンテンツを作る際、様々なウェブサイトから情報や画像を収集しますよね。ブックマーク(お気に入り)だけだと、後から見返したときに「なぜこれを保存したんだっけ?」となりがちです。

コレクション機能を使えば、その悩みをスマートに解決できます。ウェブページへのリンクだけでなく、ページ内の一部テキストや画像、さらには自分用のメモまで、カード形式で1か所にまとめて保存できるのです。

例えるなら、研修テーマごとの「デジタル・スクラップブック」や「リサーチノート」をブラウザ内に作るようなものです。

「次期新人研修用」「リーダーシップ研修参考資料」といったコレクションを作成し、関連情報をどんどん放り込んでいきましょう。集めた情報はWordやExcel、OneNoteに簡単に出力できるので、研修資料の作成効率が劇的に向上します。

5. イマーシブリーダー:情報の核心だけを美しく表示!

受講者にウェブ上の記事を読んでもらう際、広告や関係のないメニュー、ポップアップなどが表示されて、集中を妨げてしまうことがあります。

イマーシブリーダー(日本語では「 몰입형 리더」と表示されることも)は、そんなウェブページの"ノイズ"をすべて取り払い、記事の本文だけをスッキリと表示してくれる魔法のような機能です。

まるで、騒がしい繁華街にあるカフェから、静かで集中できる書斎に一瞬で移動するような体験です。

アドレスバーに表示される本のアイコンをクリックするだけで、背景色や文字サイズ、行間などを自分好みに調整した、最高の読書環境が現れます。研修中に参考記事を示す際にこの機能を使えば、受講者は内容そのものに集中でき、学習効果を高めることができます。

6. Webキャプチャ:資料作りがはかどる最強のスクショツール

研修資料にウェブページの一部を貼り付けたいとき、どうしていますか?パソコンの標準機能でスクリーンショットを撮って、ペイントツールで切り貼り…なんて手間をかけていませんか?

EdgeのWebキャプチャ機能なら、その手間を大幅に削減できます。ページの一部を矩形で選択するのはもちろん、なんとページ全体のスクリーンショット(スクロールしないと見えない部分まで全部)を、ボタン一つで撮影できてしまいます。

例えるなら、普通のカメラが普通の写真しか撮れないのに対し、Webキャプチャは超広角のパノラマ写真も撮れる高性能カメラのようなものです。

撮影後には、そのままペンで注釈を書き込めるので、マニュアルや手順書の一部を切り出して説明資料を作る際に、この上なく便利です。

7. 価格追跡:賢く備品や資料を揃えよう!

最後は少し毛色の違う機能ですが、講師業を営む上で確実に役立つ価格追跡機能です。

これは、オンラインショッピングサイトで気になる商品の価格をEdgeが監視し、値段が下がったタイミングで通知してくれる機能です。

まさに、あなた専用の「賢い買い物アシスタント」が、商品の最安値を常にチェックしてくれるイメージです。

研修で使うプロジェクターやポインターなどの機材、参考書籍、有料のオンライン教材など、「いつか買おう」と思っているものはたくさんありますよね。この機能を使えば、最適なタイミングで賢く購入することができます。受講者におすすめの書籍やツールを紹介する際に、「今が安いですよ」と一言添えることもできるかもしれません。

まとめと今後の学習指針

いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した7つの機能は、以下の通りです。

  1. ペン入力: ライブ感あふれるインタラクティブな講義を実現
  2. タブグループ: 煩雑なタブを整理し、スムーズな進行をサポート
  3. 読み上げ: 講義に変化をつけ、多様な学習スタイルに対応
  4. コレクション: 研修ネタの収集と整理を効率化
  5. イマーシブリーダー: 受講者をコンテンツに集中させる環境を提供
  6. Webキャプチャ: 高品質な研修資料を素早く作成
  7. 価格追跡: 必要な機材や書籍を賢く購入

まずは、次回の研修準備で、この中の一つでも試してみてください。特に「タブグループ」と「コレクション」は、一度使うとその便利さから手放せなくなるはずです。

これらのツールを使いこなすことで、あなたの研修はより洗練され、準備のストレスは軽減し、そして何より、受講者の満足度をさらに高めることができるでしょう。さあ、今日からあなたのEdgeを最強の研修アシスタントとして活用してみてください!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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