英語の「クッション言葉」

こんにちは。ゆうせいです。

今日は、ビジネスシーンで役立つ英語の「クッション言葉」についてお話しします。クッション言葉とは、相手への配慮を示し、やわらかい印象を与える言葉や表現のことです。日本語でも「恐れ入りますが」「お手数ですが」「ご迷惑をおかけしますが」といった表現がありますよね。英語にも似た表現がたくさんあります。

特に、メールや会議、プレゼンテーションなどで相手にお願いしたり、反論したりするときにクッション言葉を使うと、コミュニケーションがスムーズになります。今回は、英語で使える具体的なクッション言葉をたくさんご紹介しますので、ぜひ覚えて活用してくださいね。


英語のクッション言葉とは?

クッション言葉は、主に以下のような役割を果たします:

  1. 丁寧さを強調する
    直接的な表現を避け、相手に不快感を与えにくくします。
    例: 「Can you do this?(これやってくれる?)」より「Could you please do this?(これをやっていただけますか?)」の方が丁寧ですよね。
  2. ネガティブな内容を和らげる
    悪い知らせや断りの言葉を伝える際に、クッション言葉があると穏やかに聞こえます。
    例: 「This is wrong.(これは間違っています)」より「I’m afraid this might not be correct.(恐らくこれは正しくないかもしれません)」の方がソフトです。
  3. 頼みごとをしやすくする
    頼みごとをする際に、相手に圧を感じさせない効果があります。

よく使われるクッション言葉の例

以下は、ビジネスシーンで頻出するクッション言葉をシーン別にまとめたものです。

1. 相手の注意を引くとき

  • "Excuse me, but..."(失礼ですが)
    例: Excuse me, but could we revisit the last point?
    (失礼ですが、先ほどの点を再確認してもよろしいでしょうか?)
  • "If I may..."(もしよろしければ)
    例: If I may, I’d like to add something to this discussion.
    (もしよろしければ、この議論に少し補足したいです。)

2. 丁寧にお願いするとき

  • "Could you please..."(~していただけますか?)
    例: Could you please send me the updated report by Friday?
    (金曜日までに更新されたレポートを送っていただけますか?)
  • "Would it be possible to..."(~は可能でしょうか?)
    例: Would it be possible to schedule a meeting next week?
    (来週ミーティングを設定することは可能でしょうか?)

3. 意見や反論をやわらげるとき

  • "I’m afraid..."(恐れ入りますが)
    例: I’m afraid that’s not the case.
    (恐れ入りますが、それは事実ではありません。)
  • "With all due respect..."(失礼を承知で申し上げますが)
    例: With all due respect, I believe there might be another solution.
    (失礼を承知で申し上げますが、他の解決策があるかもしれません。)

4. 悪い知らせを伝えるとき

  • "Unfortunately..."(残念ながら)
    例: Unfortunately, we are unable to approve your request at this time.
    (残念ながら、今回あなたのリクエストを承認することができません。)
  • "I regret to inform you that..."(残念ながらお知らせしなければなりません)
    例: I regret to inform you that the project has been delayed.
    (残念ながらプロジェクトが遅延していることをお知らせしなければなりません。)

クッション言葉を効果的に使うコツ

  1. 自然なトーンを心がける
    クッション言葉は丁寧さを示すものですが、多用しすぎると回りくどく感じられることもあります。文脈に応じて使い分けましょう。
  2. 前後の文脈と一致させる
    クッション言葉を使う場合、前後の文脈がトーンに一致していると説得力が増します。
  3. 相手に寄り添う姿勢を持つ
    「相手の立場になって考える」という姿勢が伝わると、クッション言葉はより効果的です。

まとめ

いかがでしたか?英語のクッション言葉は、ビジネスコミュニケーションをよりスムーズにするための重要なツールです。相手に配慮を示しながら、こちらの意図を的確に伝えることができます。

次回は、具体的なシチュエーションごとにクッション言葉を使った例文をさらに詳しく解説します。それまでに、自分の仕事やプライベートで使えそうな表現を練習してみてくださいね!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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