Google スプレッドシートの便利な機能

2024年11月29日 2024年11月30日山崎講師

山崎講師

こんにちは。ゆうせいです。

Google スプレッドシートを日常や仕事で使う機会、増えていませんか？無料で使えるのに多機能で、データの整理や分析がとても簡単にできるツールです。ですが、基本的な操作しか知らないと、「本当はもっと便利な使い方があるのに…」という状態になりがちです。

そこで今回は、Google スプレッドシートの便利な機能をいくつか紹介します！初心者の方でも理解できるように丁寧に説明していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

基本からワンランクアップ！Google スプレッドシートの便利機能

1. 条件付き書式でセルを自動的に強調

「条件付き書式」という機能を使うと、特定の条件に合致するセルを自動的に色付けしたり、強調したりできます。

例

売上データを管理しているとします。目標金額（例: 10万円）を超えたセルだけを緑色にすると、成功したデータが一目でわかります。

手順

セル範囲を選択。
メニューの「書式」→「条件付き書式」をクリック。
条件を設定（例: 「セルの値が100,000以上」）。
書式スタイルを設定（例: 背景を緑に）。

これだけで、条件を満たしたデータだけが自動的に強調されます。作業効率が一気に上がりますよ！

2. QUERY関数でデータを自在に抽出

QUERY関数は、Google スプレッドシートのデータベースのような機能です。SQL（エスキューエル）というプログラミング言語を使ってデータを抽出できますが、英語が苦手でも簡単に使えます。

例

「特定の月だけの売上データが欲しい」といった場合、以下のように入力します。

=QUERY(A1:D100, "SELECT B, C WHERE A = '2024-11'", 1)

上記の式を分解してみましょう：

A1:D100：データの範囲。
"SELECT B, C WHERE A = '2024-11'"：列BとCを表示し、列Aが「2024年11月」の場合に絞り込む。
1：データの1行目をヘッダーとして使う。

これを使えば、膨大なデータの中から必要な情報だけを取り出せます。

3. スライサーでフィルターを簡単に適用

スライサーは、スプレッドシート上に視覚的なフィルターボタンを追加できる機能です。複数の条件を切り替えながらデータを確認したいときに便利です。

手順

データ範囲を選択。
メニューの「データ」→「スライサー」をクリック。
画面右側でフィルター条件を設定。

スライサーはドラッグ＆ドロップで動かせるので、操作性が抜群です。営業データやマーケティング分析に活躍します。

4. IMPORT関数で外部データを取り込む

Google スプレッドシートでは、外部のデータを簡単に取り込むことができます。

IMPORTHTML: ウェブページの表をスプレッドシートに取り込む。
IMPORTDATA: CSVやTSVファイルを取り込む。
IMPORTXML: ウェブページの特定要素を抽出する。

例

「為替レートをリアルタイムで取り込みたい」という場合、以下のように使います。

=IMPORTHTML("https://example.com/rates", "table", 1)

これで、指定したURLから表データを自動的に取得できます。

5. GANTTチャートの作成

プロジェクトの進行状況を管理するために便利なのがガントチャート。スプレッドシートで簡単に作れます。

手順

日付のリストを作成（開始日と終了日）。
条件付き書式を使い、スケジュールの期間に該当するセルを色付け。

自動化のためにARRAYFORMULA（配列数式）を使うとさらに便利です。

Google スプレッドシートを使いこなすコツ

これらの機能を試すと、Google スプレッドシートが単なる表計算ツールではないことに気付くはずです。

作業を効率化するための関数を少しずつ学ぶ。
ビジュアルツール（条件付き書式やスライサー）を活用する。
チームでの共同作業にリアルタイム編集を活かす。

まずは、今回紹介した中から1つでも実践してみましょう！新しい機能を覚えるたびに、データ整理や分析が楽しくなるはずです。

今後も新しい関数やツールを試してみて、もっと効率よく作業を進めてくださいね！

投稿者プロフィール

山崎講師代表取締役

セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します！
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