HTML初心者でもわかる!画像リンクの作り方をゼロから解説

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、新人エンジニアさん向けに「画像リンクの作り方」についてやさしく、ていねいに解説していきます。

「画像リンクって、どうやって作るの?」
「imgタグとaタグって何が違うの?」

そんな疑問をスッキリさせましょう!


画像リンクとは?

まずは基本の確認です。

画像リンクとは、画像をクリックすると別のページにジャンプするリンクのことです。たとえば、バナー広告や、会社のロゴをクリックするとトップページに戻るような仕組みがそれにあたります。

HTMLでは、これを作るには2つのタグを組み合わせます。

  • imgタグ(画像を表示する)
  • aタグ(リンクを作る)

この2つを組み合わせることで、クリックできる画像が作れるというわけです。


画像リンクの基本構文

まずは一番シンプルな例を見てみましょう。

<a href="https://example.com">
  <img src="logo.png" alt="Exampleサイトのロゴ">
</a>

解説します!

タグ意味備考
<a>「リンクを作る」タグhrefにリンク先のURLを書く
<img>「画像を表示する」タグsrcに画像のパスを書く。altは画像が表示されないときの代替テキスト

このように、画像タグ(img)をリンクタグ(a)の中に入れることで、画像がクリック可能になるのです。


よくあるパターン

パターン1:別サイトへのバナーリンク

<a href="https://news.ycombinator.com" target="_blank">
  <img src="banner.jpg" alt="ニュースサイトへのリンク">
</a>

  • target="_blank"をつけると、リンク先が新しいタブで開きます。
  • ユーザーを現在のページから離れさせたくないときに便利ですね。

パターン2:画像のサイズを指定する

<a href="https://example.com">
  <img src="logo.png" alt="ロゴ" width="150" height="100">
</a>

  • widthheightを使うと、画像サイズをピクセル単位で指定できます。
  • ただし、CSSで指定するのがモダンな方法です。

CSSを使った画像リンクの調整

HTMLの属性だけでは限界があります。見た目を整えるにはCSSを併用しましょう。

<a href="https://example.com">
  <img src="logo.png" alt="ロゴ" class="logo-link">
</a>

<style>
  .logo-link {
    width: 150px;
    height: auto;
    border: none;
  }
</style>
  • .logo-linkはクラス名です。
  • width: 150px;で横幅だけ指定し、高さはautoで比率維持。
  • border: none;は、リンク画像の周囲に変な枠線が出るのを防ぎます。

相対パスと絶対パスの違い

画像リンクを作るときに、srchrefに入れるパスにも注意が必要です。

パターン説明
絶対パスhttps://example.com/img/logo.png完全なURL。外部サイトでも使える。
相対パスimg/logo.png現在のファイルを基準にしたパス。サイト内でよく使う。

例えるなら、絶対パスは住所、相対パスは道案内みたいなものです!


よくあるエラーと対策

エラー内容原因対策
画像が表示されないパスが間違っているsrcのスペルやパスをチェック
画像の代替テキストが出る画像ファイルが存在しないaltで意味が伝わるか確認
リンクが開かないhrefの書き間違いURLのスペルを見直そう
枠線がついているaタグに画像だけ入れたCSSでborder: noneを指定

画像リンクを動的に作る方法(JavaScript)

「リンク先を動的に変えたい」という場面では、JavaScriptを使います。

<a id="dynamic-link">
  <img src="logo.png" alt="ロゴ">
</a>

<script>
  document.getElementById('dynamic-link').href = "https://example.com";
</script>

このように、IDを使ってリンク先を書き換えられるのです。


数式:画像サイズの縦横比の保持

画像の縦横比(アスペクト比)を維持するための基本式を紹介します。 高さ=横幅×(元の高さ元の横幅)\text{高さ} = \text{横幅} \times \left(\frac{\text{元の高さ}}{\text{元の横幅}}\right)

(たかさ)=(よこはば)×(もとのたかさ÷もとのよこはば)

  • たとえば、元のサイズが200×100で横幅を100にしたいとき、高さは:
    • 100 × (100 ÷ 200) = 50

まとめ:画像リンクの作り方

項目ポイント
基本タグaタグとimgタグの組み合わせ
クリックできる画像<a><img></a> の構造にする
パス指定相対パスと絶対パスを正しく使い分ける
CSS活用サイズ調整やデザインはCSSで!
エラー回避altborderの工夫が大事

今後の学習ステップ

  1. HTMLの基本タグ(a, img, divなど)をしっかり身につけよう!
  2. CSSで画像の見た目を整える練習をしよう!
  3. JavaScriptと連携して動的な画像リンクも扱えるようにしよう!
  4. 実際のWebページで、どんなふうに画像リンクが使われているか観察しよう!

もし「SVG画像を使いたい」や「画像にホバーエフェクトをつけたい」など、もう一歩進んだことに挑戦したくなったら、いつでも聞いてくださいね!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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