新らしくなった基本情報 科目 B 20問バージョン アルゴリズムとプログラミング サンプル問題3をJavaにしてみました
2023 年 4 月からIPA (独立行政法人情報処理推進機構)の基本情報技術者試験の制度が変更されました。
ここでは、「基本情報技術者試験 科目 B のサンプル問題20問バージョン」の中から、アルゴリズムとプログラミングの問題を取り上げ、Javaのソースコードを示します。
新人エンジニア研修に参加されている皆様の参考になれば幸いです。
【Javaプログラム】
import java.util.ArrayList;
public class Q3 {
//本問で問われている関数
public static ArrayList<Integer> makeNewArray(int[] in) {
// outは可変長の配列なのでArrayListを使っています。
ArrayList<Integer> out = new ArrayList<>();
int i, tail;
out.add(in[0]);
for (i = 1; i < in.length; i++) {
tail = out.get(out.size() - 1);
out.add(tail + in[i]);
}
return out;
}
//以下はテスト
public static void main(String[] args) {
int[] in = { 3, 2, 1, 6, 5, 4 };
System.out.println(makeNewArray(in));
}
}
【結果】
[3, 5, 6, 12, 17, 21] |
【プログラムの解説】
このJavaプログラムは、整数の配列 in
を引数に取り、 out
という新しい配列を作成して、その中に要素を追加しているプログラムです。
out
配列には、 in
配列の各要素に対して、その要素と out
配列の前の要素の合計を要素として追加していきます。
makeNewArray(int[] in)
メソッドでは、まず out
配列を ArrayList
で宣言しています。
次に、 out
配列の最初の要素として in[0]
を追加し、 for
ループを用いて in
配列の各要素に対して、out
配列に追加する要素を計算しています。
具体的には、out
配列の最後の要素を tail
変数に代入し、 tail + in[i]
を新しい要素として out
配列に追加しています。
最後に、 makeNewArray
メソッドの戻り値として out
配列を返しています。
main
メソッドでは、整数の配列 in
を定義し、 makeNewArray
メソッドに in
を渡してその戻り値を出力しています。
出力結果は ArrayList
の形式で出力されます。
以上のようにして、与えられた配列から新しい配列を作成して、その要素を追加するプログラムを実行しています。
投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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