研修講師マニュアル2024

このマニュアルの目的と概要

  • 目的: このマニュアルは、研修講師が効果的な研修を実施できるようにするためのガイドです。受講者の学習を最大化し、研修の成果を向上させることを目指します。
  • 対象: すでに研修講師としての基本的なスキルを持つ方。

研修前の準備

  • コンテンツの理解: 研修内容をしっかりと理解し、重要なポイントを押さえます。テキストや資料を事前に確認し、質問が予想される箇所を特定します。
  • テキストの印刷: テキスト印刷は、顧客にお願いできる場合とこちらで印刷して持参する場合があります。
  • 受講者の理解: 受講者の背景やスキルレベルを事前に把握し、研修の内容や進行スピードを調整できるようにします。

研修当日の対応

  • 教室入り: 30分以上前に会場に入ってください。事務局に挨拶を済ませます。
  • 機材と環境の確認: プロジェクターやパソコン、インターネット接続など、使用する機材が正常に動作するか確認します。また、研修会場のレイアウトや座席配置が効果的かをチェックします。

研修の進行方法

  • 導入: 研修の目的や目標を明確に伝えます。研修内容がどのように実務に役立つかを説明し、受講者の関心を引きます。
  • 講義パート: 理解しやすい言葉で説明し、例や実演を交えて進めます。スライドやビデオを効果的に使用して、視覚的にも理解を深めます。
  • 演習パート: 受講者に実際に手を動かしてもらう演習を行います。演習の目的を明確にし、進行中は適切にサポートします。フィードバックは具体的で建設的に行います。
  • 質疑応答: 質問を受け付け、適切に回答します。質問が理解の確認に繋がるように意識します。

研修後のフォローアップ

  • 評価とフィードバック: 受講者からのフィードバックを収集し、研修の効果を評価します。次回の研修に向けた改善点を考察します。
  • 追加資料の提供: 必要に応じて、復習用の資料や追加情報を提供します。受講者が研修内容を実務に活用できるようサポートします。

コミュニケーションと進行技術

  • 効果的なコミュニケーション: 声のトーンやジェスチャーを活用し、受講者に伝わりやすいコミュニケーションを心がけます。
  • タイムマネジメント: 予定された時間内で効率的に進行するよう、時間配分に注意します。各セッションに十分な時間を確保し、メリハリをつけて進行します。
  • 受講者のエンゲージメント: 質問やディスカッションを促し、受講者の参加意識を高めます。アイスブレイクやグループワークも取り入れると効果的です。

マニュアルの更新と改善

  • 継続的な改善: 研修後に得られたフィードバックを基に、マニュアルを定期的に更新します。最新の情報やベストプラクティスを取り入れて、研修の質を向上させます。

参考資料とテンプレート

  • 研修計画書: 研修の目的、内容、時間配分を詳細に記載した計画書のテンプレート。
  • フィードバックフォーム: 受講者からの意見を収集するためのフィードバックフォームの例。
  • チェックリスト: 研修前後に確認すべき項目をリスト化したチェックリスト。

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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