「どの漢字をひらがなにするべきか?」を新人エンジニア向けに解説

こんにちは。ゆうせいです。
文章を書くとき、「どの漢字をひらがなにするべきか?」と迷うことはありませんか?

ひらがなを適切に使うことで、文章の読みやすさや印象が大きく変わります。特に、初心者向けの文章や、やさしく伝えたい場面では、ひらがなをうまく活用することが大切です。

では、どのような漢字をひらがなに開くべきか、詳しく見ていきましょう!


漢字をひらがなに開くべきケース

① 難読な漢字

あまり一般的ではない難しい漢字は、ひらがなにしたほうが読みやすくなります。

例:

  • 且つ(かつ) → かつ
  • 俄(にわか) → にわか
  • 脆弱(ぜいじゃく) → もろい(または ぜいじゃく)
  • 齟齬(そご) → そご

一般の読者がスムーズに読めるかどうかを考えることが大切です。


② 抽象的な概念の言葉

抽象的な言葉や、日常会話であまり使われない漢字は、ひらがなにしたほうが理解しやすくなります。

例:

  • 及び(および) → および
  • 並びに(ならびに) → ならびに
  • 或いは(あるいは) → あるいは
  • 即ち(すなわち) → すなわち

これらの言葉は漢字で書くと硬い印象を与えがちです。


③ ひらがなのほうが自然に読める言葉

漢字にすると違和感がある言葉もあります。

例:

  • 為る(する) → する
  • 下さい(ください) → ください
  • 頂く(いただく) → いただく
  • 出来る(できる) → できる

特に「する」「できる」などは、漢字にすると古めかしい印象になります。


④ 助詞や補助動詞

助詞や補助動詞は、ひらがなにするのが一般的です。

例:

  • ~為に(ために) → ために
  • ~事(こと) → こと
  • ~物(もの) → もの
  • ~様(よう) → よう

助詞はひらがなにすることで、文章がスッキリと読みやすくなります。


⑤ ひらがなにすることでリズムが良くなる場合

文章の流れをよくするために、あえてひらがなにすることもあります。

例:

  • 思う事(思うこと) → 思うこと
  • 感じる様(感じるよう) → 感じるよう

ひらがなを適切に使うと、文章のテンポが良くなり、読みやすくなります。


逆に漢字にすべき場合

「ひらがなにすると読みづらい」「意味があいまいになる」場合は、漢字を使ったほうが良いです。

① ひらがなにすると意味が分かりにくい

例:

  • 橋(はし)箸(はし)
  • 角(かど)角(つの)

同じ読み方でも意味が異なる言葉は、漢字にしたほうが誤解を防げます。


② 一般的に漢字で書くのが普通の言葉

例:

  • 社会(しゃかい)
  • 経済(けいざい)
  • 文化(ぶんか)

こうした言葉をひらがなにすると、かえって読みづらくなることがあります。


まとめ

基本ルールとしては…

  1. 難しい漢字はひらがなにする
  2. 抽象的な言葉や助詞・補助動詞はひらがなにする
  3. リズムが良くなる場合はひらがなにする
  4. 逆に、意味が分かりにくくなる場合は漢字にする
  5. 一般的に漢字で書く言葉はそのまま漢字にする

文章の読みやすさを意識しながら、漢字とひらがなをうまく使い分けてみてください!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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