【初級リーダー必見】はじめてのリーダーに求められる原則とは?わかりやすく解説!

こんにちは。ぶんちゃんです。

今回は「初級リーダーとして押さえておくべき原則」についてお話しします。

チームのリーダーに選ばれたけれど、「何をすればいいのかわからない…」「自分に向いてるのかな?」と不安に思っていませんか?
そんなあなたのために、リーダーとしてまず大切にすべき「原則」について、具体例や図解も交えながら丁寧に解説していきます。

一緒に「頼られるリーダー」への第一歩を踏み出しましょう!


初級リーダーが最初に知るべきこと

H3:リーダーとは「偉い人」ではない

「リーダー=命令する人」と思っていませんか?

実際はその逆。リーダーはチームのために動く“サーバント(奉仕者)”であり、チームの力を最大限に引き出す「調整役」なんです。

例えるなら、リーダーは「指揮者」。
オーケストラの中で、楽器は演奏者たち。でも、その力をまとめるのが指揮者。自分が音を出すわけではなく、演奏者が安心して演奏できるように導くのが仕事です。

H3:初級リーダーが身につけるべき3つの視点

リーダーに求められる視点は、次の3つです。

視点説明
自分の視点自分の行動・感情・姿勢に責任を持つ
メンバーの視点メンバーの気持ちや立場を理解しようとする姿勢
チームの視点チーム全体の目標や方向性を意識するリーダーの目線

最初は「自分とメンバーの間で精一杯」かもしれませんが、徐々に「チーム全体」という大きな視野を持つことが大切です。


初級リーダーの原則5つ

ここからは、初級リーダーがまず意識すべき5つの原則を紹介します。

H3:① 信頼は行動で築くもの

口で「信じてるよ」と言うよりも、
・約束を守る
・時間を守る
・話をしっかり聞く
といった小さな行動の積み重ねで、メンバーからの信頼は育ちます。

信頼は、コップに一滴ずつ水を注ぐように、少しずつしか溜まりませんが、こぼすのは一瞬。慎重さが必要です。

H3:② 指示ではなく、問いかけで導く

リーダーが全部答えを出してしまうと、メンバーの成長の機会が奪われます。

たとえば、「これやっておいて」ではなく、
「どう進めたらうまくいきそうかな?」
と問いかけて、自分で考えさせることが大切。

これは「コーチング型リーダーシップ」と呼ばれ、自立的なメンバーを育てる方法として注目されています。

H3:③ 感情をコントロールする

リーダーは「感情の起伏が激しい人」だと、周りが疲れてしまいます。

自分の感情を理解し、冷静に対処すること。
これを**「自己認識」と「自己制御」**と呼びます。

たとえば、イライラしたときにそのまま怒鳴るのではなく、「なぜイライラしているのか?」と一度立ち止まる。これが自己制御の第一歩です。

H3:④ フィードバックは“未来志向”で伝える

フィードバックとは、相手に行動の良し悪しを伝えて成長を促すこと。

ただし「なんでこんなことしたの?」と責めると、相手は防御的になります。

「こうしたらもっと良くなると思うよ」と、“これからどうすればいいか”に焦点を当てると、受け入れられやすくなります。

H3:⑤ チームの成果に責任を持つ

リーダーのゴールは、自分の成果ではなくチーム全体の成果です。

誰かが失敗したときに「それは〇〇さんのせいだ」と言うのではなく、「どうすれば全員でうまくできるか?」と考えることが重要です。


図でわかる!リーダーとメンバーの違い

以下の図で、初級リーダーとメンバーの役割の違いをまとめてみました。

メンバー
 │
 ├── 自分の成果を出すことが主な役割
 └── 指示を受けて動く
   ↑
   |
リーダー
 ├── チームの成果をつくることが役割
 └── ビジョンを示し、環境を整える

つまり、「自分のために動く」から「誰かのために動く」へと視点を変えることが、リーダーへの第一歩です。


よくある誤解とその対処法

誤解実際はこう考えよう
「自分が一番仕事できないといけない」メンバーの力を引き出すのがリーダーの仕事
「嫌われないようにするべき」信頼されるには時に厳しい姿勢も必要なこともある
「全部自分で抱えるべき」チームで助け合うことがリーダーの基本

今後の学習の指針

リーダーとして成長していくには、次のような学びを深めていきましょう。

  1. リーダーシップのタイプ(トランスフォーマショナル型、サーバント型など)を学ぶ
  2. コーチング・フィードバック技術を身につける
  3. 心理的安全性チームビルディングについて理解を深める
  4. 実際のリーダー体験を通じて、内省(リフレクション)を習慣化する

最初から完璧なリーダーなんていません。
「どうすればもっと良くなるかな?」という問いを、いつも自分に向けていくこと。
それが、リーダーとしての最大の成長法です。

次回は、「チームがうまくいかないときの対応法」について詳しくお話ししようと思います。
お楽しみに!


ご質問やリクエストがあれば、いつでもどうぞ!

投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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