実務経験ゼロでも合格できる!新人エンジニア向け 応用情報技術者試験・午後問題突破の戦略

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、「応用情報技術者試験(AP)」に合格するための具体的な戦略についてお話しします。

特にフォーカスしたいのが、午後試験の選択科目の選び方
この部分が合否を大きく左右するといっても過言ではありません!

「実務経験がないけど本当に合格できるの?」と不安に思っている新人エンジニアの方も多いかと思います。でも、大丈夫。適切な戦略と勉強法を知っていれば、実務経験ゼロでも十分に突破可能なんです!

では一緒に、「どう選ぶか」「どう学ぶか」を順番に見ていきましょう。


応用情報技術者試験ってそもそも何?

まずは試験の概要を簡単に整理しておきましょう。

試験の構成

試験区分内容配点合格ライン
午前試験四択の知識問題(80問)100点60点以上
午後試験記述式の応用問題(11問中5問を選択)100点60点以上

特に午後試験は問題を選んで解答できる方式なので、自分に合った問題を選ぶことが超重要なんです!


午後試験の「選択科目」が合否を分ける!

午後試験では、以下のようなテーマから問題が出題されます(年度により若干異なります):

出題されるテーマ例(午後試験)

分野カテゴリ具体的なテーマ例
テクノロジ系情報セキュリティ、データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計
マネジメント系プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
ストラテジ系経営戦略、システム監査、業務知識など

この中から5問選んで解答します。
つまり、自分が得意な分野・勉強しやすい分野を見極めることが超大事なんです。


実務未経験でも戦いやすい「おすすめ選択科目」

実務経験のない新人エンジニアにおすすめしたい、勉強のしやすさと得点の取りやすさのバランスが良い科目は以下のとおりです。

1. 情報セキュリティ(必須)

  • 出題率100%の必須問題
  • 用語や原理が中心で、論理的に覚えられる
  • 多くの参考書・過去問が充実

まずはここを最優先で対策!

2. データベース

  • SQLの基礎知識があれば対応可能
  • 過去問パターンが似ているので演習で点が取れる
  • 実装経験がなくても理解しやすい

文法を覚えてしまえば得点源になります。

3. ネットワーク

  • TCP/IPやパケット通信など、基本から理解すればOK
  • 図やイメージで理解できる問題が多い
  • 過去問で慣れやすい

理屈で攻めるタイプにおすすめ!

4. プロジェクトマネジメント or サービスマネジメント

  • 実務経験がなくても、内容が比較的平易
  • ITILやWBSなど、定型の考え方を学ぶだけで対応可能

「社会人としての感覚」があれば対応しやすいです。


科目の選び方ステップ

ステップ1:過去問をざっと見てみよう!

まずは午後問題の各分野を1問ずつ読んでみて
「これは読みやすい」「内容が想像できる」と感じたものをチェック!

この直感が、後々重要になります。

ステップ2:相性の良い3科目を決める!

午後試験では11問中5問を解答しますが、すべての分野を完璧にする必要はありません。

情報セキュリティ(必須)+自分に合った2〜3科目を重点的に練習しておけばOK!

ステップ3:その3科目だけを徹底的に演習!

  • 最低でも過去問3〜5年分を繰り返し解く
  • 回答の根拠を説明できるようにする
  • 問題文を読むスピードと読解力を鍛える

午後問題の「読解力」が合否を決める!

午後試験は記述式なので、「答えを知っているかどうか」だけでは合格できません。

設問の意図を正しく読み取る力=読解力 が超重要!

たとえば:

「A社がB社にクラウド移行を提案する際の課題を、本文中から2つ挙げよ」

この問題では、“クラウド移行”というテーマと“提案の中にある課題”を、文章から読み取って抜き出さないといけません。

ここができないと、「わかっているのに点が取れない」状態になります。

対策としては?

  • 過去問で、答えがどこに書いてあるかを毎回探す練習
  • 文章の構造(導入→課題→対応策など)を意識して読む
  • 「問われていること」を分解してメモする

実務経験ゼロでも勝てる戦略まとめ

項目ポイント
勉強の優先順位情報セキュリティ → データベース → 他1科目
問題の選び方過去問を見て、読みやすい問題を選ぶ
対策方法過去問をひたすら演習、読解力を強化
注意点実務知識よりも「読解と論理的思考」が鍵

今後の学習指針

  1. 午後問題の過去問をすぐに見てみよう!
    難しそうでも、1問読むだけで「わかる・わからない」の直感が養われます。
  2. 勉強科目を3つに絞る!
    範囲を広げすぎるより、「深さ」を取る方が得点に繋がります。
  3. 1日1問、午後問題を読む習慣をつける!
    読解力と設問のパターン認識を鍛えていきましょう。
  4. 答え合わせよりも、“なぜこの答えになるのか”の考察に時間を使う!

あなたもぜひ、イカのように「分散的な視点(複数の科目)」と「局所最適(得意科目への集中)」をバランスよく持って、午後試験を突破しましょう!

質問や気になる分野があれば、いつでも聞いてくださいね。

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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