【保存版】新人エンジニアのためのMySQL Workbench便利Tips10選!

こんにちは。ゆうせいです。

MySQL Workbenchは、データベースの設計・操作・管理を直感的に行えるとても便利なツールです。でも、最初はどこをどう触ればよいか分からず戸惑うことも多いですよね。

そこで今回は、新人エンジニア向けに「ちょっとした工夫で作業効率がグンと上がる」便利な使い方を10個、わかりやすく紹介していきます!ちょっとしたTipsでも、毎日の作業の積み重ねが変わってきますよ。


1. タブのピン止め(Pin Tab)でクエリ整理!

たくさんクエリタブを開いていると、目的のタブを探すだけで時間がかかってしまいますよね。そんなときは、「ピン止め」

やり方:

タブを右クリック →「Pin Tab(タブをピン留め)」を選択

これでそのタブは閉じられないようになり、他のタブと区別できます。重要なクエリをうっかり閉じてしまうことも防げます。


2. タブのリネームでクエリの内容を一目で確認!

開いているタブのままだと「Query 1」「Query 2」といった名前になっていて、何が書いてあるか分かりません。タブ名は自由に変更できます!

やり方:

タブを右クリック →「Rename Tab」を選択 → 好きな名前に変更!

たとえば、「ユーザー一覧」「売上集計」など、内容に合わせて名前をつけると作業効率が一気に上がります。


3. ショートカットキーで操作を高速化!

毎回マウス操作していると、無駄な時間が積み重なります。以下のショートカットは覚えておいて損はありません。

操作内容ショートカットキー(Windows)
クエリの実行Ctrl + Enter
全クエリを実行Ctrl + Shift + Enter
コメントアウトCtrl + /
新しいクエリタブを開くCtrl + T

4. クエリ履歴の活用で過去の作業をすぐに再利用!

「あのとき書いたクエリ、もう一度使いたい…」そんなときは「SQL History」タブを開いてみましょう。

見方:

画面下部にある「SQL History」を選択すると、これまで実行したクエリ一覧が表示されます。

クリックするだけで再利用できるので、メモを取らなくても大丈夫!


5. 自動補完機能でタイプミスを防ぐ!

SQLを入力しているときに、テーブル名やカラム名が自動で候補に出てきます。これが「オートコンプリート(自動補完)」機能です。

補完の手動起動:

Ctrl + Space

タイプミスを防ぐだけでなく、正式なテーブル名やカラム名を思い出せないときにも大活躍します。


6. 結果のデータをCSVとしてエクスポートする方法

実行結果をExcelで開きたいとき、クエリ結果をCSV形式で保存できます。

やり方:

クエリを実行 → 結果画面右下の「Export」ボタン → CSV形式で保存

分析や報告資料づくりにもそのまま使えます。


7. スニペット(Snippets)を使ってSQLの定型文を再利用!

同じようなクエリを何度も書くのは面倒…。そんなときは「スニペット」機能を使いましょう。

やり方:

左下の「Snippets」タブ → よく使うSQL文を登録 → ダブルクリックで挿入!

例:よく使う「SELECT * FROM テーブル名 WHERE ...」などを登録しておくと便利です。


8. クエリ結果を別タブで表示させる

複数のクエリを順番に実行して、結果を比較したい場合には別タブで結果を表示させると便利です。

やり方:

メニューバー「Edit」→「Preferences」→「SQL Execution」→「New Tab For Each Query Result」にチェック

これで、毎回結果が新しいタブに表示され、比較も簡単になります。


9. テーブルのER図(ERD)を自動生成する

MySQL Workbenchの魅力のひとつがER図の自動生成機能。複雑なテーブルの関係も図にして見える化できます!

やり方:

メニューバー「Database」→「Reverse Engineer」→ 指定のDBを選択 → ER図が生成される

チーム内で設計を共有するときにもとても便利です。


10. テーマカラーの変更で目に優しい作業環境を!

ずっと白背景で作業していると目が疲れます。ダークモードやカスタムテーマを使えば、作業がずっと快適になります。

やり方:

Preferences → Appearance → Theme からDarkなどに変更

好みに合わせて、ストレスの少ない見た目にしておきましょう。


今後の学習の指針

MySQL Workbenchは慣れてくると、さらに多くの機能を活用できるようになります。以下のステップで学習を続けてみてください。

  • SQLの基礎文法(SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE)をしっかり復習
  • ジョイン(JOIN)やサブクエリの使い方をマスター
  • インデックス正規化といった設計面の知識も学ぶ
  • WorkBenchのER図編集機能を使いこなす
  • バックアップとリストアの操作を覚える

まずは、今回紹介した便利な機能をどんどん使って、ツールに慣れることが大切です!使いこなせるようになれば、SQLを書くのがどんどん楽しくなりますよ。

「他にもこんな便利な機能ある?」という疑問があれば、いつでも聞いてくださいね。


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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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