【保存版】Reactの環境構築からサンプルコードまでを1ファイルにまとめてみた!

こんにちは。ゆうせいです。

今回は、「Reactを触ってみたいけど、環境構築って難しそう…」という方のために、Reactの開発環境構築とサンプルコードを1つのファイルで完結できる方法を紹介します。

しかも、VSCodeで今すぐ試せる内容です。
では早速はじめましょう!


環境構築の手順(Node.jsインストール済みが前提)

Reactアプリを作るには、基本的に以下の3ステップで完了します。

ステップ1:Reactアプリを作成

npx create-react-app my-app

これはcreate-react-appというテンプレート生成コマンドです。
「my-app」というフォルダが作られ、中にはReactの開発環境一式が入っています。

npxはNode.jsに付属しているコマンドで、ライブラリを一時的に使う便利な方法です。

ステップ2:フォルダへ移動

cd my-app

ステップ3:アプリを起動!

npm start

数秒待つと、ブラウザが自動で開いて「Reactアプリ」の初期画面が表示されるはずです!


1ファイルで完結:Reactサンプルコード

さて、せっかくなので、Reactの基本的な仕組みがわかる「カウントアップボタン」のサンプルを紹介します。

このコードを、src/App.js上書きするだけで動作します。


src/App.js のコード全文

import React, { useState } from 'react';
import './App.css';

function App() {
  // 状態(State)を定義。初期値は0
  const [count, setCount] = useState(0);

  // ボタンがクリックされたときの処理
  const handleClick = () => {
    setCount(count + 1);
  };

  return (
    <div style={{ textAlign: 'center', marginTop: '50px' }}>
      <h1>カウントアップアプリ</h1>
      <p>現在のカウント: {count}</p>
      <button onClick={handleClick}>カウント +1</button>
    </div>
  );
}

export default App;


実行イメージ

+--------------------------------+
| カウントアップアプリ           |
| 現在のカウント: 0             |
| [カウント +1] ← ボタン         |
+--------------------------------+

ボタンをクリックするたびに count の値が1ずつ増えていきます。


解説:どこがポイントなのか?

要素内容
useStateReactの状態管理機能。「今の数字がいくつか」を覚えておくための仕組みです
setCount(count + 1)数字を1つ増やす操作です。直接count++とは書かない!
<button onClick=...>イベントハンドラでクリック操作を検知

なぜ1ファイルでいいのか?

実際の開発では複数ファイルに分けることが多いですが、初心者がReactの「流れ」を理解するには、すべてを1ファイルに書いて確認するのが近道です。

あとから、

  • ボタンだけを別ファイルに切り出す
  • スタイルだけCSSファイルに分ける

など、構成を徐々に分割していけばOK!


おまけ:App.css も少し整えたい人向け(任意)

/* src/App.css */
body {
  background-color: #f4f4f4;
  font-family: 'Arial', sans-serif;
}
button {
  padding: 10px 20px;
  font-size: 16px;
}


まとめ:Reactの第一歩は「作って動かす」!

Reactは最初の環境構築でつまずきやすいですが、create-react-appを使えばほんの数分で開発スタートできます。

そして、たった1ファイルでもReactの基本「コンポーネント」「状態管理」「イベント処理」の3本柱を体験できます。


今後の学習ステップ

次のように学ぶのがおすすめです!

  1. useEffectで副作用の処理(API通信など)を学ぶ
  2. コンポーネントの分割とPropsの受け渡し
  3. 状態のリフトアップ(親子コンポーネント間の状態共有)
  4. React Routerで画面の切り替え
  5. 状態管理ライブラリ(Recoil, Redux, Zustand)を試す

「1ファイルで試して、理解してから分けていく」という流れを守れば、どんなに複雑なReactアプリも理解できるようになりますよ!

何かReactの構造をより深く掘り下げたいテーマがあれば、いつでも聞いてください!

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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