講師の自己紹介で心をつかむ!受講者と心理的な橋を架けるプロの技
こんにちは。ゆうせいです。
研修の冒頭で「私の経歴は〇〇大学を卒業し、〇〇会社で〇〇年働き……」と、履歴書を読み上げるような自己紹介をしていませんか。実は、それでは受講者の心に響きません。
研修における自己紹介は、単なる情報の羅列ではなく、受講者との間に心理的な橋を架け、この場は安全だと感じてもらうための重要な戦略なのです。
今回は、プロの講師が実践している、受講者の関心を引きつけ、信頼を勝ち取るための自己紹介のコツを分かりやすく解説します。
一気に語らない「小出し」の法則
長期間にわたる研修の場合、最初に自分のすべてを語り尽くす必要はありません。
単純接触効果を活用する
心理学には、単純接触効果(ザイアンス効果)という言葉があります。これは、特定の人や物に繰り返し接することで、次第に好感度や興味が高まっていく現象を指します。
自己紹介もこれと同じです。最初は名前と専門性を端的に伝える最低限の内容にとどめましょう。そして、研修が進んで中だるみしそうな午後の時間帯や、関連するトピックが出てきたタイミングで「実は私も、新人の頃にこんな大失敗をしまして……」と、文脈に合わせて少しずつ自分のエピソードを披露していくのです。
このように意外な一面を徐々に見せることで、受講者の関心を持続させることができます。
「笑い」よりも「人間味」を大切に
つかみでドッと笑いを取れれば理想的ですが、無理なウケ狙いはスベるリスクと隣り合わせです。
人間的側面(人となり)を見せる
重要なのは笑いそのものではなく、あなたという人間の人間的側面を見せることです。
- 「休日は子供に振り回されています」といったプライベートな一面
- 自身の弱みや過去の失敗談を素直に見せる
これらを伝えることで、受講者は「講師も自分と同じ人間なんだ」と安心し、心の壁を取り払ってくれます。
完璧な先生ではなく親しみやすい先輩に
特に新人研修においては、雲の上の存在のような完璧な先生を演じるよりも、少し先を歩いている親しみやすい先輩としての立ち位置を示すことが非常に有効です。
自己紹介の戦略まとめ
講師の自己紹介におけるメリットと注意点を整理しました。
| 項目 | 内容 |
| メリット | 受講者の緊張が解け、質問しやすい雰囲気(心理的安全性を確保)が生まれる |
| 注意点(デメリット) | 経歴の自慢話ばかりになると、受講者が心理的に距離を置いてしまう |
今後の学習の指針
いかがでしたか。
自己紹介は、あなたが受講者の味方であることを証明するための最初のプレゼントです。まずは、あなたの意外な弱みや、仕事での失敗談を一つノートに書き出してみてください。
それをどのタイミングで小出しにするか考えるだけで、研修の構成がぐっと深まりますよ。
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投稿者プロフィール
- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
すべての無駄を省いた費用対効果の高い「筋肉質」な研修を提供します!
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学生時代は趣味と実益を兼ねてリゾートバイトにいそしむ。長野県白馬村に始まり、志賀高原でのスキーインストラクター、沖縄石垣島、北海道トマム。高じてオーストラリアのゴールドコーストでツアーガイドなど。現在は野菜作りにはまっている。