なぜ「ターゲット・バリュー・ケイパビリティ・収益モデル」で考えると、経営がうまくいくのか?

「経営」と聞くと、なんだか難しそうに感じませんか?
カタカナが多くて、数字も出てきて、ちょっと身構えてしまいますよね。

でも安心してくださいね。
経営の本質は、とてもシンプルです。

  • 誰のために(ターゲット)
  • どんな価値を届けるか(バリュー)
  • どうやって実現するか(ケイパビリティ)
  • どうやってお金をいただくか(収益モデル)

この4つを順番に考えるだけで、ビジネスの骨組みが見えてきます。

人間でいえば「背骨」のような存在です。背骨が整うと、体全体のバランスが良くなりますよね。経営も同じです。

今日は、経営初心者の方に向けて、やさしく丁寧に解説していきます。
有名企業の事例や、にゃんこエピソードも交えながら進めますね (=^・^=)

少しリラックスして読み進めてくださいね。

まずは全体像をつかみましょう

経営を「家づくり」にたとえてみましょう。

要素家づくりの例ビジネスでの意味
ターゲット誰が住む家?どんな顧客に向けるのか
バリューどんな家?(広い?安い?デザイン重視?)提供する価値
ケイパビリティ建てられる技術は?自社の強み・実行能力
収益モデルいくらで売る?分割?どうやって利益を得るか

家を建てるときに「誰が住むのか」を決めずに設計したらどうなるでしょう?
きっとちぐはぐな家になりますよね。

経営も同じです。

ターゲットから考える理由

ターゲットとは何か?

ターゲットとは「狙う顧客層」のことです。
専門用語では「市場セグメント(市場を細かく分けたグループ)」と言います。

例えば次のような分け方があります。

  • 小学生向け
  • 共働きの30代夫婦
  • 高齢者
  • ゲーム好きの若者

「みんなに売りたい」と考えがちですが、実はその発想が一番危険です。

全員に向けると、誰の心にも深く刺さらない商品になります。

事例:スターバックス

スターバックスのターゲットは「くつろげる第三の場所を求める人」です。

自宅でも職場でもない、落ち着ける空間。

だから価格は少し高め。
回転率よりも居心地を重視しています。

ターゲットが明確なので、店内デザインも接客も一貫しています。

一人ツッコミ

「とりあえず来てくれれば誰でもいい!」
その気持ち、わかります。
でもそれ、にゃんこが犬向けドッグランを作るようなものかもしれませんよ?(笑)

バリュー(価値)を明確にする

バリューとは?

バリューとは「顧客の悩みを解決する価値」です。

数式で表すと次のようになります。

V = B − C
価値 = 便益 ひく コスト

便益とは「得られるメリット」。
コストとは「支払うお金・時間・労力」。

得られる満足が大きく、負担が小さいほど価値は高まります。

事例:ユニクロ

ユニクロのバリューは「高品質で手頃な価格」。

高級ブランドほど高くない。
激安店ほど品質が低くない。

バランスに価値があります。

ターゲットが「日常着を求める幅広い層」だからこそ、この戦略が成立しています。

にゃんこエピソード

うちの猫は、冬になると毛布にくるまります。
超高級10万円毛布には興味なし。

適度に暖かく、安心できる場所があれば満足です。

猫にとっての価値は「安心と暖かさ」。
人間も同じで、価格だけでは動きません。

ケイパビリティ(実行能力)

ケイパビリティとは?

ケイパビリティとは「価値を実現できる能力」です。
組織能力とも呼ばれます。

  • 技術力
  • ブランド力
  • 人材
  • 仕組み
  • 資金力

理想だけあっても実行できなければ意味がありません。

事例:トヨタ

トヨタの強みは「トヨタ生産方式(リーン生産方式)」。

無駄を減らし、高品質と低コストを両立させる仕組みです。

価値を支えているのは、強い実行能力です。

収益モデル(ビジネスモデル)

収益モデルとは?

収益モデルとは「お金を得る仕組み」です。

π = R − C
利益 = 売上 ひく 費用

売上が増えても、費用が高ければ利益は残りません。

事例:Apple

Appleは製品販売だけでなく、App Storeやサブスクリプションでも収益を得ています。

複数の収益源を持つことで、安定性が増しています。

事例:Netflix

Netflixは月額課金モデル。

一度売って終わりではなく、継続収入を生み出します。

安定したキャッシュフローを確保する仕組みです。

なぜこの順番が大切なのか?

考える順番は次の通りです。

ターゲット

バリュー

ケイパビリティ

収益モデル

この流れは論理の順番です。

料理に例えるとどうでしょう?

誰に食べてもらう?
どんな味が喜ばれる?
自分は作れる?
いくらで提供する?

順番が逆になると、ちぐはぐな料理になります。

さまざまな職業で考えてみましょう

職業ターゲットバリュー収益モデル
美容師忙しい働く女性短時間でおしゃれ回転率型
医師高齢者専門性と安心感保険診療
YouTuberゲーム好き若者エンタメ体験広告収入

どんな仕事でも、この4要素で整理できます。

メリットと注意点

メリット

  • 考えが整理される
  • 戦略が一貫する
  • 迷いにくくなる

注意点

  • 考えすぎて動けなくなる可能性
  • 環境変化への柔軟さも必要

枠組みは「地図」です。
地図があれば迷いにくくなりますが、実際に歩くことも大切です。

まとめ:経営の骨格を持とう

経営は難しい専門家だけのものではありません。

誰のために
どんな価値を
どうやって実現し
どうやって利益を得るか

この流れを意識するだけで、仕事の見え方が変わります。

にゃんこも、縄張りを決め、安心できる場所を確保し、狩りの能力を磨き、しっかりエネルギーを得ています。

自然界も同じ構造です。

少し経営が身近に感じられましたか?

今後は次のことを試してみてください。

  • 自分の仕事を4要素で分解する
  • 有名企業をこの視点で分析する
  • 収益モデルを複数考えてみる

経営は才能ではなく「構造理解」です。

学び続けることで、見える景色は必ず変わります。

ターゲット・バリュー・ケイパビリティ・収益モデル。
4つが一本の線でつながると、ビジネスは強くなります。

あなたの仕事が、しなやかに育っていきますように。

また次回、「しごとのヒント」でお会いしましょう! (=^・^=)



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投稿者プロフィール

田渕講師
田渕講師
セイ・コンサルティング・グループ株式会社専務取締役
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー
アンガーマネジメントファシリテーター、コンサルタント
ハッピーな人生を送る秘訣は「何事も楽しむ!」ことにあり。
一期一会を大切に、そして楽しく笑顔になる研修をミッションに!