002-Javaの基本-文字列型の変数と出力 【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
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文字列型の変数と出力について解説します。
ソースコード
public class OutputStringVar { public static void main(String[] args) { String str1 = "\"special\"price:"; String str2 = "\\3000"; System.out.print(str1); System.out.print(str2); } }
解説
文字列というのは、文字の集合です。データ型の中にはchar型というのがありますが、
これは1文字しか扱うことができません。
ここで紹介する文字列型は複数の文字を扱うことができる、
大変便利なデータ型です。
Javaプログラムで、文字列を扱うときには、Stringというデータ型を利用します。
String str1と記述すると、文字列型をもつ変数str1を宣言できます。
str2の部分も同様です。
イコールの右側には、文字列のデータが入ります。
Javaで文字列を表すときには、ダブルクオテーションを使います。
これを文字列リテラルと呼んでいます。
special priceという文字列が、str1という変数に入った。
3000という文字列が、str2という変数に入ったと解釈できます。
文字列の中に¥マークが含まれていることに注目してください。
例えば、¥"の部分。この2文字でダブルクオテーションを示します。
また、¥¥と記述して、初めて1つの¥マークのことになります。
このように特別な意味を持つ文字列をエスケープシーケンスと呼びます。
なお¥マークと"の間にスペースを入れてはいけません。続けて記述してください。
これでプログラムを実行してみると、"special"priceや、¥3000と表示されます。
エスケープシーケンスで、2文字書いたところが1文字に変換されていますね。
他にも¥tと記述するとタブを表現したり、¥nと記述すると、改行文字を表現できます。
文字列はプログラムでよく扱いますからしっかり覚えましょう。
「こんな文字列を表示してみようか」と、いろいろとプログラムを改造して、試してみてください。
以上、文字列型の変数と出力について解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。