025-オブジェクト指向の基本-メソッドのオーバーロード【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
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メソッドのオーバーロードについて解説します。
ソースコード
public class BasicClass { public static void main(String[] args) { Product product1 = new Product(); System.out.println(product1.getPrice()); Product product2 = new Product(); System.out.println(product2.getPrice(10)); } } class Product { private int price = 10000; public int getPrice(){ return this.price; } public int getPrice(double rate) { return (int) (this.price * (100 - rate) / 100); } }
解説
メソッドのオーバーロードについて解説します。
メソッドのオーバーロードを使うと、引数の数や種類で条件分岐したいときにコードを削減することができます。
みなさんが何回も使っていたprintlnメソッドはオーバーロードの典型的なパターンです。
引数に対して、整数でも、小数でも、文字列でも引数に入れることができる便利な定義になっています。
サンプルコードを確認しましょう。
オーバーロードの条件は、メソッドの名前を同じにすること、引数の数や種類を変えることです。
サンプルコードでは、
getPriceメソッドが2つ宣言されています。
引数がないメソッドと引数があるメソッドです。
メソッドの呼び出し側を確認しましょう。
Productクラスのインスタンスが2つ作成されています。
引数がないメソッドと引数に10を入れたメソッドが呼び出されています。
同じメソッド名でも引数の違いを自動的に認識して、呼び出すメソッド。
これがオーバーロードです。
引数がない場合には、メンバ変数をそのまま表示します。
引数がある場合には、引数を割引率として、割り引いた値段を表示しています。
オーバーロードのポイントは、メソッドの名前を同じにして、引数の数や種類を変えることです。(引数の数・型・順番の少なくともひとつが異なる必要がある)
間違えやすいのでしっかりと整理しましょう。
以上、メソッドのオーバーロードについて解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。