Pythonはなぜ打ちやすい?QWERTYキーボードとの相性も解説!新人エンジニア向けガイド

こんにちは。ゆうせいです。
Python(パイソン)は「書きやすい」「読みやすい」とよく言われる言語ですが、今回はQWERTYキーボードとの相性の良さという視点も加えて、「なぜPythonはタイピングしやすいのか?」を深掘りしていきます。
特にプログラミング初心者にとっては、キーボードの打ちやすさ=学習のしやすさに直結します。
「他の言語より楽に感じるのはなぜ?」という疑問も、ここでスッキリ解決しましょう!
PythonのタイピングしやすさとQWERTYキーボードの関係
QWERTY(クワーティ)キーボードとは?
私たちが普段使っているキーボードの配列は、左上から「QWERTY」と並んでいることからQWERTY配列と呼ばれます。
この配列は英語を入力しやすく設計されており、ほとんどのプログラミング言語もこの前提で作られています。
つまり、「プログラミングに適した配列」と言っても過言ではありません。
PythonとQWERTYの“親和性”が高い理由
① よく使うキーがホームポジションに近い
Pythonでよく使うキーワードや記号は、キーボードの中心あたり(ホームポジション)に集中しています。
例:
def
,for
,if
,in
,print
→ すべてA〜Lの近辺:
(コロン)や()
(かっこ)も右手の移動で簡単に打てる位置
たとえば、「JavaScript」では{}
や;
が頻繁に出てきますが、これらは小指のストレッチが多くなるキーです。
Pythonではこれらの記号の使用頻度が低いため、指の移動が少なくて済む=疲れにくいというメリットがあります。
② 記号の使用が少ない
Pythonの設計思想には「読みやすさは美徳(Readability counts)」という考え方が根底にあります。
そのため、以下のような記号をできるだけ使わずに済むようになっています:
記号 | 多用する言語例 | Pythonでの使用頻度 |
---|---|---|
{} | Java, C言語 | ほぼ使わない(代わりにインデント) |
; | JavaScript, C++ | 不要(文の終わりに使わない) |
++ | C++, Java | 存在しない(Pythonではx += 1 ) |
記号が少ないぶん、QWERTYキーボードのアルファベット中心の設計と非常に相性がよいんです。
実際のキー配置を見てみよう(図解)
Q W E R T Y U I O P
A S D F G H J K L ;
Z X C V B N M , . /
例)Pythonで頻出するキー
→ p, r, i, n, t, d, e, f, o, r, i, f
→ いずれもホームポジションかその近辺
このように、Pythonでは「手を大きく動かさずに書けるコード」が自然と多くなる設計になっているのです。
タイピングにやさしい設計は学習継続の後押しに
新人エンジニアにとって、疲れにくさ・覚えやすさ・エラーの少なさは学習を続ける上で非常に重要です。
Pythonは、QWERTYキーボードに最適化されたとも言える設計のおかげで、長時間のコーディングでもストレスが少ないのが大きな特徴です。
特に初心者がつまづきやすいのが「タイピングの負荷」「意味不明なエラー」「構文ミス」など。
Pythonではこれらのハードルが低くなるため、最初の一歩が踏み出しやすいのです。
まとめ:Python × QWERTYで快適な学習を!
Pythonは文法がシンプルなだけでなく、QWERTYキーボードとの相性も非常によいため、新人エンジニアにとって最適な選択肢です。
ポイントを振り返ると:
- よく使うキーがホームポジションに集中
- 記号の使用頻度が低く、指の移動が少ない
- 文法がシンプルで打つ文字数が少ない
- エラーが少なく、ストレスが溜まりにくい
「書きやすい言語」=「学びやすい言語」
PythonとQWERTYの相性の良さを武器に、楽しくプログラミングに取り組んでください!
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投稿者プロフィール

- 代表取締役
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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