パラメーターとアーギュメントの違いを新人エンジニアに解説
パラメーター(parameter)とアーギュメント(argument)の違いを覚えるのに悩む人は多いですよね。
でも、大丈夫!簡単に覚えられる方法をいくつかご紹介します。これらを自分なりにアレンジして、しっかり記憶に刻みましょう!
覚え方1: 「定義」と「実行」
- Parameter(パラメーター)は、関数やメソッドを「定義」する際に使うもの。
- Argument(アーギュメント)は、関数やメソッドを「実行」するときに渡すもの。
イメージ例
- パラメーターは「レシピの材料」。
- 例:「ケーキを作るには、卵と小麦粉と砂糖を使いますよ」と定義する部分。
- アーギュメントは「実際に使う具体的な材料」。
- 例:「卵2個、小麦粉200g、砂糖50gを使いました」と実行する部分。
覚え方2: アルファベットの違いを使う
- Parameter: P = プログラムを書くときに使う。
- Argument: A = 実際の値を渡すときに使う。
忘れにくいポイント
- Parameter は「Preparation(準備)」に関連づけて覚えると、定義時に使うものだとイメージできます。
- Argument は「Actual(実際)」に関連づけて、実際に渡す値を連想しましょう。
覚え方3: 券売機のボタン
券売機のボタンを例えにすると、もっとシンプルに理解できます!
- パラメーター: 券売機に表示される「ボタンの名前」。
- 例:「渋谷」「新宿」「池袋」と書かれたボタン。
- アーギュメント: 実際に押した「ボタンの値」。
- 例:「渋谷」のボタンを押すと、行き先が「渋谷」となる。
これなら、身近なものに置き換えられて覚えやすいですよね。
覚え方4: 空っぽの箱と中身
パラメーターとアーギュメントを「箱」と「中身」に例えると、こうなります:
- パラメーター: 空っぽの「箱」の名前。
- 例:「この箱には何かが入るよ」と決めておく。
- アーギュメント: 実際に箱に入れる「具体的な中身」。
- 例:「この箱にはリンゴが入ったよ」。
覚え方5: 質問と答え
- パラメーター: 質問の「形式」。
- 例:「あなたの名前は何ですか?」(質問の枠組み)
- アーギュメント: 実際の「答え」。
- 例:「ゆうせいです」(具体的な答え)
これで、「質問の枠組み=パラメーター」「具体的な答え=アーギュメント」という関係が頭に残ります。
一緒に覚えるためのワンフレーズ
「パラメーターは"準備する枠"、アーギュメントは"実際の中身"!」
リズム感をつけて声に出して覚えると、より記憶に残りますよ。
今後のポイント
- 手を動かす
実際にコードを書きながら「これはパラメーター」「これはアーギュメント」と意識するだけで、自然と違いがわかるようになります。 - 例えを思い出す
「レシピ」「券売機」「空っぽの箱」など、自分にピンとくる例えを繰り返しイメージしましょう。 - 間違いを恐れない
間違えても大丈夫!エラーを見ながら、「あ、引数が足りない!」などと気づくことで理解が深まります。
どうでしょう?イメージがつかめましたか?ぜひ試してみてください!
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投稿者プロフィール
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セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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