損益計算書と貸借対照表をもっと深掘り!中学生にもわかる簡単解説

損益計算書と貸借対照表をもっと深掘り!

こんにちは!今回は、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)について、もう少し詳しくお話ししますね。「経費になると思っていたのに…ならなかった!」という、ちょっとした落とし穴の話も一緒にお届けします。
中学生でもわかるように、説明していきます!


損益計算書と貸借対照表の関係って?

まず、この2つの役割を簡単にまとめてみましょう:

  • 損益計算書(P/L)
    1年間でどれだけ稼いで、どれだけ使って、結果どれだけ利益が出たかを記録します。
    → 例えるなら、「お財布に入ってきたお金と、出ていったお金の記録帳」です。
  • 貸借対照表(B/S)
    今、会社がどんな財産を持っていて、どれだけ借金があって、それを合わせた結果どんな状態かを示します。
    → 例えるなら、「お財布の中身+銀行口座+借金の全体図」です。

損益計算書の数字は、貸借対照表に影響する
例えば、損益計算書で利益が出ていれば、その利益は貸借対照表の「純資産」にプラスされます。逆に赤字なら、純資産が減ります。このように、損益計算書と貸借対照表はお互いに関係しているんです。


落とし穴!「これ、経費じゃなかったの?」

経営でよくある失敗の1つが、「経費だと思っていたけど、経費にならなかった」というもの。どんなケースがあるのか、具体例を見てみましょう:

1. 個人の出費は経費にならない

会社の経費は、会社の仕事に関わるものだけ。たとえば、自分のプライベートな旅行代を経費にしようとしても、それは認められません。

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社長が出張で遠方に行ったけど、途中で観光地を回る予定を追加してその費用を経費にしようとした場合、観光部分は経費にできません!

2. 資産になるものは経費にならない

パソコンや車など、会社で長期間使うものは「資産」として計上されます。これらは一気に経費にはできず、何年にも分けて少しずつ経費化します(これを減価償却といいます)。

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30万円のパソコンを購入しても、全額をすぐに経費にできるわけではありません。法律で定められた年数に分けて少しずつ経費にします。※ただし、条件によって特例もあります。

3. 交際費にも上限がある

取引先との接待や飲食費などの交際費は経費になりますが、上限がある場合もあります。また、取引に関係ないプライベートな飲み会費用は経費になりません。

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社員みんなで焼肉を食べに行った場合、社内イベントとしての目的が明確であれば経費になる可能性がありますが、「ただの飲み会」だと経費にできません。


損益計算書と貸借対照表を簡単な表で!

以下のように表形式で整理すると、損益計算書と貸借対照表の関係がより分かりやすくなります!


損益計算書(P/L)の例

項目金額(万円)説明
売上高100商品やサービスを販売して得た収益
費用80商品の仕入れ代や運営にかかった経費
利益20売上高から費用を引いたもの。最終的な儲け

貸借対照表(B/S)の例

項目金額(万円)説明
資産100現金、在庫、設備など会社が持っている財産
負債50借金や支払い義務のあるお金
純資産50資産から負債を引いたもの。会社の本当の財産

損益計算書と貸借対照表の関係

  1. 損益計算書での利益(20万円)は、貸借対照表の「純資産」に加算されます
    • 損益計算書の利益 → 貸借対照表の純資産の一部として蓄積されます。
    • 利益が出ると、会社が持っている財産が増えたとみなされます。
  2. 具体例で考える
    • 年初の貸借対照表で純資産が30万円だった場合、20万円の利益が加算されて純資産が50万円になります。

このように、「損益計算書での結果が、貸借対照表の純資産に反映される」という関係性を押さえておくと、両者のつながりが理解しやすくなります!


ちょっと一息!にゃんこのエピソード🐾

ある日、損益計算書をまとめながら資料に集中していると、わが家のにゃんこがひょっこり登場。
デスクに飛び乗り、「ここ、あったかいにゃ~」とばかりにパソコンのキーボードの上にドン!タイピングを邪魔されつつも、あまりにもリラックスした姿に思わず笑ってしまいました。しかも、そのままウトウトして寝てしまうもち…。

その姿を見て、「猫って貸借対照表の"資産"みたいなものだな」とひとりごと。にゃんこがいるだけで、心がほっこりして、気持ちがリセットされるので、まさにかけがえのない「心の資産」です🐾✨


まとめ

  1. 損益計算書は、会社のお金の流れを記録する成績表。
  2. 貸借対照表は、会社の財産をまとめた全体図。
  3. 経費になるものとならないものを区別しよう!特に個人の出費や資産計上は注意。

損益計算書と貸借対照表は、会社のお金を正しく管理するために欠かせません。次は、キャッシュフロー計算書などを学んで、さらに理解を深めていきましょう!また一緒に学べるのを楽しみにしています😊




投稿者プロフィール

田渕講師
田渕講師
ハッピーな人生を送る秘訣は「何事も楽しむ!」ことにあり。
一期一会を大切に、そして楽しく笑顔になる研修をミッションに!