経営者に必要なのは、「想定力」と「育てる力」だった!

危機は“ある日突然”やってくるものです

会社を経営していると、平穏無事な毎日が続くとつい「このままいけるかな」と思ってしまうこと、ありますよね。でも、ちょっと想像してみてください。

  • 地震や台風で物流がストップ…
  • 主要取引先が突然の倒産…
  • 社内システムがサイバー攻撃を受けて停止…
  • エース社員が「実は辞めます」と告げてくる…

どれも「まさか」のようで、「十分に起こり得る」ことです。特に、最後のような社員の突然の退職は、日々の積み重ねで防げるケースも多いんです。


危機は想像ではなく、想定して備えるもの!

コロナ禍の初期に、ある老舗の和菓子屋さんは、店頭販売が止まることを見越してオンライン注文体制を整えていました。その結果、他店が苦しむ中でも売上を伸ばすことができたんです。

「こんなこと起きるわけない」と思わずに、「もし起きたら?」と考えておくこと。これは“弱気”ではなく、立派な“備え”です。


経営者としての「行動原則」は心の羅針盤

危機が起こった時に、真っ先に問われるのは「どんな判断を下すか」よりも、「どんな価値を大事にしているか」です。

社員を守ること、誠実に謝ること、すばやく動くこと…。事前に“自分なりの信念”を持っていれば、迷いは最小限で済みますよ。


よくある危機、どんな種類がある?

危機の種類内容想定される影響
自然災害地震・大雨などオフィス損壊、業務停止
サイバー攻撃ウイルス感染・情報漏洩社会的信頼失墜
パンデミック感染症拡大出社不可、売上減少
人的リスク急な退職・メンタル不調業務停滞、人材流出

忘れてはいけない「社員の退職リスク」

特に近年は、働き方の価値観も大きく変わってきました。

「成長できない」「やりがいを感じない」「上司との関係が希薄」などの理由で、優秀な人材が突然辞めてしまうケースが増えています。

だからこそ、“学びの提供”がカギになります!


社員が辞めない環境は、「学びのある職場」から生まれる

社員が「この会社で働き続けたい」と思う理由の一つに、「自分が成長できる場だと感じられること」があります。

たとえば、

  • 月1回の社内勉強会
  • 外部セミナーの費用補助
  • ピア・レビュー制度(社員同士でフィードバック)

など、小さな取り組みでも、社員の「大事にされてる感」や「ここにいる価値」は大きく育ちます。

「人が辞める会社」は、突発的な危機が多発しますが、「人が育つ会社」は、危機にも強くなるんです。


危機対応と社員育成の“準備5ステップ”

  1. 想定リスクを洗い出す
  2. 初動対応を明文化する
  3. 社内に共有・訓練を重ねる
  4. 信頼関係を築く対話の場をつくる
  5. 学びの機会を設計する

ちょっとひと息、にゃんこエピソード(=^・^=)

ある日、うちのミミちゃんが、お気に入りのクッションを洗濯されて大騒ぎ!でも、すぐに近くの毛布にスリスリして落ち着きました(笑)

「自分の居場所がある」って、大事なんですね。人も猫も、安心できる場所があれば、ちょっとのトラブルならすぐに立ち直れる。会社も同じです♪


最後に:危機は「備えることでチャンスに変わる」

経営者にとって、危機とは怖いもの。でも、それを“想定”し、“学びの文化”を根付かせることができれば、むしろ強い会社に変わっていけるんです。

まずは、以下の2つをやってみましょう!

  • 「自社に起こりそうな5つの危機」を書き出す
  • 社員と一緒に「どんな学びが必要か」を話し合う

今後の学びのヒント

  • BCP(事業継続計画)の基本をチェック
  • 社内研修や勉強会の仕組み化にチャレンジ
  • 「人が辞めない会社」事例からヒントを得る

危機への備えと、社員の成長支援。その両輪が、会社の未来を切り拓いていきますよ〜😊🌱✨


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投稿者プロフィール

田渕講師
田渕講師
セイ・コンサルティング・グループ株式会社専務取締役
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー
アンガーマネジメントファシリテーター、コンサルタント
ハッピーな人生を送る秘訣は「何事も楽しむ!」ことにあり。
一期一会を大切に、そして楽しく笑顔になる研修をミッションに!