JavaBronze試験に関連する300の用語集

JavaBronze試験に関連する300の用語集を日本語と英語を併記し、アルファベット順に並べて解説しています。

A

  • Abstract Class (抽象クラス): 抽象クラス - 完全に実装されていないクラスで、サブクラスで実装を提供することを目的としています。インスタンス化できません。
  • Abstract Method (抽象メソッド): 抽象メソッド - 抽象クラスやインターフェースに定義されるメソッドで、サブクラスで実装する必要があります。
  • Access Modifier (アクセス修飾子): アクセス修飾子 - クラスやメソッド、フィールドのアクセス範囲を制限するためのキーワードです(例: public, private, protected)。
  • Array (配列): 配列 - 同じデータ型の要素をまとめて扱うことができるデータ構造です。
  • ArrayIndexOutOfBoundsException (配列インデックス範囲外例外): 配列インデックス範囲外例外 - 配列の範囲外のインデックスにアクセスしようとしたときに発生する例外です。
  • Auto-boxing (オートボクシング): オートボクシング - プリミティブ型の値が自動的に対応するラッパークラスのオブジェクトに変換される機能です。

B

  • Binary Operator (二項演算子): 二項演算子 - 2つのオペランドを操作する演算子(例: +, -, *, /)です。
  • Bitwise Operator (ビット演算子): ビット演算子 - ビットレベルで演算を行う演算子(例: &, |, ^, ~)です。
  • Boolean (ブール): ブール - true または false の2つの値を取るデータ型です。
  • Break (ブレイク): ブレイク - ループや switch 文の実行を中断し、次のコードへ移行させるキーワードです。
  • Byte (バイト): バイト - 8ビットの整数を表すデータ型で、範囲は -128 から 127 です。

C

  • Casting (キャスト): キャスト - あるデータ型を別のデータ型に変換することです。
  • Char (文字): 文字 - 16ビットのUnicode文字を表すデータ型です。
  • Class (クラス): クラス - オブジェクトの設計図であり、フィールド(データ)とメソッド(操作)を含むデータ型です。
  • ClassCastException (クラスキャスト例外): クラスキャスト例外 - 無効なキャスト操作を行ったときに発生する例外です。
  • Constructor (コンストラクタ): コンストラクタ - クラスの新しいオブジェクトを初期化するための特別なメソッドです。
  • Continue (コンティニュー): コンティニュー - ループ内で残りのコードをスキップし、次の反復を開始するキーワードです。

D

  • Data Type (データ型): データ型 - 変数が持つことができるデータの種類を定義します。例: int, float, char, boolean
  • Debugging (デバッグ): デバッグ - プログラム内のバグを検出し、修正するプロセスです。
  • Default Constructor (デフォルトコンストラクタ): デフォルトコンストラクタ - 明示的に定義されていない場合、Javaコンパイラによって自動的に生成される引数なしのコンストラクタです。
  • Do-while Loop (Do-whileループ): Do-whileループ - 条件が true である限り、コードブロックを繰り返し実行するループです。少なくとも一度は実行されます。
  • Double (ダブル): ダブル - 64ビットの浮動小数点数を表すデータ型です。

E

  • Else (エルス): エルス - if 文で条件が false の場合に実行するコードブロックを指定するキーワードです。
  • Encapsulation (カプセル化): カプセル化 - データとメソッドを一つの単位として束ね、外部から直接アクセスできないようにするオブジェクト指向の概念です。
  • Enum (列挙型): 列挙型 - 固定された定数のセットを定義するための特別なクラスです。
  • Exception (例外): 例外 - プログラム実行中に発生するエラーで、通常のフローを中断させます。
  • Extends (継承): 継承 - 既存のクラスのプロパティとメソッドを新しいクラスに継承させるためのキーワードです。

F

  • Final (ファイナル): ファイナル - クラス、メソッド、または変数が変更できないことを示す修飾子です。
  • Finally (ファイナリー): ファイナリー - try-catch ブロックで例外の有無にかかわらず、必ず実行されるコードブロックを定義します。
  • Float (フロート): フロート - 32ビットの浮動小数点数を表すデータ型です。
  • For Loop (Forループ): Forループ - 指定された条件が true の間、コードブロックを繰り返し実行するループ構造です。
  • Functional Interface (関数型インターフェース): 関数型インターフェース - 抽象メソッドが1つだけ定義されているインターフェースで、ラムダ式で利用されます。

G

  • Garbage Collection (ガーベージコレクション): ガーベージコレクション - 不要になったオブジェクトのメモリを自動的に解放するJavaの機能です。
  • Generic (ジェネリック): ジェネリック - 型をパラメータとして扱い、汎用的に使用できるクラスやメソッドを定義するための仕組みです。
  • Getter (ゲッター): ゲッター - クラスのフィールドの値を取得するためのメソッドです。

H

  • HashMap (ハッシュマップ): ハッシュマップ - キーと値のペアでデータを管理するJavaのコレクションクラスです。
  • Heap (ヒープ): ヒープ - Java仮想マシン(JVM)がオブジェクトを格納するために使用するメモリ領域です。
  • Hexadecimal (16進数): 16進数 - 基数16で表される数値システムで、数字の0-9と文字のA-Fを使用します。

I

  • If Statement (If文): If文 - 条件が true の場合に実行するコードブロックを定義する制御構造です。
  • Immutability (不変性): 不変性 - オブジェクトが作成された後にその状態が変更されない性質です。
  • Import (インポート): インポート - Javaクラスに外部のクラスやパッケージを追加するためのキーワードです。
  • Instance (インスタンス): インスタンス - クラスから作成された具体的なオブジェクトです。
  • Instanceof (インスタンスオブ): インスタンスオブ - オブジェクトが特定のクラスのインスタンスであるかどうかを確認するキーワードです。
  • Integer (整数): 整数 - int 型を表すデータ型で、32ビットの符号付き整数を表します。
  • Interface (インターフェース): インターフェース - クラスが実装するためのメソッドの集合を定義する型です。
  • Iterable (反復可能): 反復可能 - for-each ループで反復処理を行うことができるオブジェクトです。

J

  • JAR File (JARファイル): JARファイル - 複数のJavaクラスファイルやリソースをアーカイブし、配布可能な形式にまとめたファイルです。
  • Java Virtual Machine (JVM) (Java仮想マシン): Java仮想マシン - Javaバイトコードを実行する仮想環境で、プラットフォームに依存せずにJavaプログラムを動作させることができます。
  • JDK (Java開発キット): Java開発キット - Javaプログラムの開発に必要なツールセットで、JVM、コンパイラ、標準ライブラリなどが含まれます。
  • JRE (Javaランタイム環境): Javaランタイム環境 - Javaプログラムを実行するために必要なライブラリとJVMを含むソフトウェアパッケージです。
  • JUnit (ジュニット): JUnit - Javaプログラムのユニットテストを行うためのフレームワークです。

K

  • Keyword (キーワード): キーワード - Javaで特別な意味を持つ予約済みの単語で、変数名やクラス名として使用できません。例: class, public, static

L

  • Lambda Expression (ラムダ式): ラムダ式 - 簡潔な無名関数で、関数型インターフェースの実装を簡素化するために使用されます。
  • Local Variable (ローカル変数): ローカル変数 - メソッド内で宣言され、そのメソッドの実行中だけ存在する変数です。
  • Loop (ループ): ループ - 同じコードブロックを繰り返し実行する制御構造です。

M

  • Method (メソッド): メソッド - クラスやオブジェクトの動作を定義する一連のコードです。
  • Method Overloading (メソッドオーバーロード): メソッドオーバーロード - 同じメソッド名で異なるパラメータリストを持つ複数のメソッドを定義することです。
  • Method Overriding (メソッドオーバーライド): メソッドオーバーライド - スーパークラスのメソッドをサブクラスで再定義することです。
  • Multithreading (マルチスレッド): マルチスレッド - プログラム内で複数のスレッドを同時に実行し、並行処理を行う技術です。

N

  • Nested Class (ネストされたクラス): ネストされたクラス - クラス内に定義された別のクラスです。クラスの論理的なグループ化を行うために使用されます。
  • NullPointerException (ヌルポインタ例外): ヌルポインタ例外 - null オブジェクトを参照しようとしたときに発生する例外です。

O

  • Object (オブジェクト): オブジェクト - クラスのインスタンスであり、データとそれに関連するメソッドを持つ実体です。
  • Object-Oriented Programming (OOP) (オブジェクト指向プログラミング): オブジェクト指向プログラミング - データをオブジェクトとして扱い、カプセル化、継承、ポリモーフィズムを利用してプログラムを設計するパラダイムです。
  • Operator (演算子): 演算子 - 変数や値に対して操作を行うための記号やキーワードです。例: +, -, *, /
  • Overloading (オーバーロード): オーバーロード - メソッドや演算子に対して、同じ名前で異なる処理を定義することです。

P

  • Package (パッケージ): パッケージ - 関連するクラスをまとめて管理するための名前空間です。
  • Polymorphism (ポリモーフィズム): ポリモーフィズム - 異なるクラスのオブジェクトが、同じメソッド名を共有し、実行時に適切なメソッドが呼び出される能力です。
  • Primitive Type (プリミティブ型): プリミティブ型 - Javaの基本データ型で、オブジェクトではなく、直接値を持つ型です。例: int, char, boolean
  • Private (プライベート): プライベート - アクセス修飾子の一つで、クラス内からのみアクセス可能なメンバを定義します。
  • Protected (プロテクテッド): プロテクテッド - アクセス修飾子の一つで、同じパッケージ内やサブクラスからアクセス可能なメンバを定義します。
  • Public (パブリック): パブリック - アクセス修飾子の一つで、どこからでもアクセス可能なメンバを定義します。

Q

  • Queue (キュー): キュー - 先入れ先出し(FIFO)のデータ構造で、データが追加された順に取り出されます。

R

  • Recursion (再帰): 再帰 - メソッドが自分自身を呼び出すプログラム構造で、複雑な問題を簡潔に解決できます。
  • Return (リターン): リターン - メソッドの実行を終了し、呼び出し元に値を返すキーワードです。
  • Runtime Exception (実行時例外): 実行時例外 - プログラム実行中に発生する予期しないエラーで、通常、プログラムのバグに起因します。

S

  • Setter (セッター): セッター - クラスのフィールドの値を設定するためのメソッドです。
  • Short (ショート): ショート - 16ビットの整数を表すプリミティブデータ型です。
  • Stack (スタック): スタック - 後入れ先出し(LIFO)のデータ構造で、最後に追加された要素が最初に取り出されます。
  • Static (スタティック): スタティック - クラスに属するメンバを定義するキーワードで、インスタンス化せずにアクセス可能です。
  • String (文字列): 文字列 - 文字のシーケンスを表すデータ型で、Javaでは String クラスを使用します。
  • Super (スーパー): スーパー - スーパークラスのコンストラクタやメソッド、フィールドにアクセスするためのキーワードです。
  • Switch (スイッチ): スイッチ - 条件に基づいて複数のコードブロックのうち一つを実行する制御構造です。
  • Synchronized (同期化): 同期化 - 複数のスレッドが同時に同じリソースにアクセスするのを防ぐためのキーワードです。

T

  • This (ディス): ディス - 現在のオブジェクトを参照するキーワードです。主にコンストラクタやメソッドで使用されます。
  • Thread (スレッド): スレッド - プログラムの実行可能な最小単位で、マルチスレッドプログラミングに使用されます。
  • Throw (スロー): スロー - 例外を明示的に発生させるためのキーワードです。
  • Throws (スローズ): スローズ - メソッドが例外をスローする可能性があることを宣言するためのキーワードです。
  • Try-catch (トライキャッチ): トライキャッチ - 例外を処理するための構造で、try ブロック内で発生した例外を catch ブロックでキャッチして処理します。

U

  • Unboxing (アンボクシング): アンボクシング - ラッパークラスのオブジェクトを対応するプリミティブ型に自動的に変換する機能です。
  • Upcasting (アップキャスティング): アップキャスティング - サブクラスのオブジェクトをスーパークラスの型に変換することです。

V

  • Variable (変数): 変数 - データを格納するためのメモリ位置を指す名前付きの参照です。
  • Void (ボイド): ボイド - メソッドが値を返さないことを示すキーワードです。
  • Volatile (ボラタイル): ボラタイル - 変数が複数のスレッドによって同時に変更される可能性があることを示し、メモリの可視性を保証する修飾子です。

W

  • While Loop (Whileループ): Whileループ - 条件が true である限り、コードブロックを繰り返し実行するループ構造です。
  • Wrapper Class (ラッパークラス): ラッパークラス - プリミティブ型をオブジェクトとして扱うためのクラスです。例: Integer, Double

X

  • XML (エックスエムエル): Extensible Markup Language - データの構造を記述するためのマークアップ言語です。

Y

  • Yield (イールド): イールド - スレッドが実行を一時的に停止し、他のスレッドに制御を渡すためのメソッドです。

Z

  • Zero-based Index (ゼロベースインデックス): ゼロベースインデックス - 配列やリストのインデックスが0から始まることを示す用語です。

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