上座と下座のビジネスマナー 新人エンジニア向けに分かりやすく解説

こんにちは。ゆうせいです。

今回は「上座(かみざ)のマナーとその例外」についてお話しします。ビジネスマナーの一つに「上座と下座」という考え方がありますが、これをしっかり理解している人は意外と少ないものです。上座の意味やルール、そして例外的なシーンについて、わかりやすく解説していきますね!


上座と下座とは?

基本の意味

  • 上座:最も敬意を示すべき人(目上の人、ゲスト、上司)に座ってもらう席
  • 下座:目下の人、部下、案内役が座る席

一般的に上座は「入り口から最も遠い場所」「景色が良い場所」「座り心地の良い席」が選ばれることが多いです。

例えば、会議室や飲食店、タクシーでも、上座と下座は存在します。それでは具体的にどのようなシーンで適用されるのか見ていきましょう!


シーン別の上座の位置

1. 会議室での上座

会議室では、入り口から最も遠い席が上座になります。

  • 主催者がいる場合
    主賓や役職が高い人が上座に座り、主催者や進行役は入り口近くの下座に座ります。
  • 席順のポイント
    役職や立場に応じて、上座から順番に座ってもらいましょう。
位置説明
最も奥の席主賓(取引先、上司)
その隣役職の高い人(次席)
入り口近くの席主催者、案内役(下座)

2. 飲食店での上座

飲食店では、以下のような場所が上座になります。

  • 和室(座敷):床の間に一番近い席が上座
  • 洋室(テーブル席):入り口から遠い奥の席が上座
  • 飲食店の席の例
    1. 主賓(取引先や上司)を最奥の席に案内する
    2. 自分(案内役) は入り口側や下座に座る

3. タクシーや車内での上座

タクシーや自家用車でも、席の位置には上座と下座があります。

  • 上座:後部座席の「運転手の後ろ側」
    ここが最も安全で快適な席とされるため、上座になります。
  • 下座:助手席または後部座席の運転席側
席の位置意味
後部座席・運転手の後ろ上座:目上の人、ゲスト
助手席下座:案内役や部下

上座の例外:臨機応変な判断が必要な場面

上座のルールは基本的に守るべきですが、状況によっては例外もあります。例外的なシーンでは柔軟に対応することが大切です。

1. 体の不自由な人や高齢者への配慮

上座が物理的に遠い場所にある場合、移動が負担になることがあります。このような場合は、移動しやすい席を優先することが大切です。

  • :高齢の方がいる場合
    上座にこだわらず、入り口近くの座りやすい席に案内しましょう。

2. 景色や快適さを優先する場合

例えば、窓際の席や眺めの良い席がある場合、主賓が「ここが良い」と希望することもあります。その時は本人の希望を最優先にしましょう。

  • :取引先が景色の良い席を気に入った場合
    通常の上座にこだわらず、相手が希望する席を提供するのがマナーです。

3. 限られたスペースでの柔軟な対応

タクシーや小規模な会議室では、上座と下座の区別が難しいこともあります。そんなときは、「どうぞこちらへ」と声をかけて相手に決めてもらうのが無難です。

  • :タクシーで急いでいる場合
    あえて助手席に案内することもあります(乗り降りの利便性を考慮)。

まとめ:上座は形よりも心遣いが大切

上座と下座のマナーは、あくまで「相手を敬う気持ち」を形にしたものです。大切なのは、形式にこだわりすぎず、相手の立場や状況をしっかり考慮することです。

  1. 基本のルールを理解する
  2. 状況に応じて臨機応変に対応する
  3. 相手の快適さや気持ちを優先する

これらを意識して行動すれば、ビジネスマナーの達人として周囲から信頼されること間違いなしです!次回、席順を決めるシーンがあれば、ぜひ今日のポイントを実践してみてくださいね。

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投稿者プロフィール

山崎講師
山崎講師代表取締役
セイ・コンサルティング・グループ株式会社代表取締役。
岐阜県出身。
2000年創業、2004年会社設立。
IT企業向け人材育成研修歴業界歴20年以上。
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