022-オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値なし-引数あり【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】
ユーチューブ動画
オブジェクト指向の基本-メソッドの作成-戻り値なし-引数ありについて解説します。
ソースコード
public class BasicClass { public static void main(String[] args) { Product product1 = new Product(); product1.setProductName("pencil"); } } class Product { private String productName; public void setProductName(String productName) { this.productName = productName; } }
解説
メソッドの作成-戻り値なし-引数ありについて解説します。
メソッドは、複数の処理を一つにまとめることができる文法です。
何度も同じ処理を記述するよりも、一カ所にまとめて記述したほうが効率がよいですし、メンテナンスもしやすくなります。
ここでは、戻り値なし-引数ありのパターンを解説します。
サンプルコードを確認しましょう。
メソッドを作成するときには、アクセス修飾子、戻り値の型、メソッドの名前、引数のリストを記述し、メソッドの処理を中括弧で囲みます。
戻り値がない場合はvoidとつけます。
引数はメソッドを呼び出すときの入力値の受け皿です。
カッコの中に変数を宣言します。
この変数が受け皿になります。
複数の引数がある場合は、カンマで区切ります。
今回のsetProductNameメソッドは、引数に入力された値をメンバ変数に格納します。
特に決まりになっているというわけではありませんが、メンバ変数の情報と引数が同じ情報であれば、メンバ変数と引数の名前を同じにしておきましょう。
ただし、区別が付かなくなってしまうので、メンバ変数にはthisをつけるという決まりになっています。
Mainメソッドを持つBasicClassを確認しましょう。Productクラスのインスタンスが作成されています。
setProductNameメソッドの引数にpencilが代入されています。
すると、メソッドの引数productNameにpencilが代入されることになります。
メソッドの内部で、引数からメンバ変数に代入されて、処理が終わります。
こんなメソッドを作成みようかと仮説を立ててみて、ぜひ新しいメソッドにもチャレンジしてください。
以上、メソッドの作成-戻り値なし-引数なしについて解説しました。
このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。